第4話 開花する。自由自在の剣(脚本)
〇一軒家
恵里「えーと。里奈が連れていかれた場所は・・・」
・・・。
恵里「洞窟?!」
恵里「ここから離れてるけど,さっきみたいに飛べるかな?」
恵里「って言ってる場合じゃない。なんとしてでも助けないと!」
そして恵里はさっきみたいに高く飛んだ。
〇空
恵里「よし,飛べた」
恵里「このまま洞窟に向かおう」
〇黒
そして恵里は,里奈を助けるため・・・。洞窟に向かった。
・・・。
〇一軒家の庭
ゴブリン「・・・」
ゴブリン「うーん・・・」
恵里が行った後,倒したはずのゴブリンが意識を取り戻した
〇黒
ガサゴソ・・・ガサゴソ・・・
・・・
〇一軒家の庭
???「ふぅー」
手下ゴブリンから謎の男性が出てきた。
???「あいつの力,目覚めたな」
???「それにしてもあの一撃は辛かったな」
???「バレないように俺の能力で何とか防げたけど,死ぬかと思った」
???「まぁ戻ってるって証拠だろ」
???「・・・」
???「俺のことは・・・。覚えてないか」
???「まぁ。無理もないか」
???「でも,たとえ覚えてなくても,俺はお前の味方だからな」
???「恵里」
〇洞窟の入口(看板無し)
そして,恵里は洞窟に着いた。
恵里「ふぅー。何とか着いた」
恵里「30分ぐらい飛んでいたから,浮遊感がまだある・・・」
恵里「まぁそのうち慣れてくるわ」
恵里「さてと,洞窟に入り・・・」
恵里「ん?あれは」
洞窟の前にゴブリン達がいる。
恐らく見張りだと思う。
恵里「ゴブリンが見張ってる?!」
恵里「面倒くさいなぁ~。もしバレたら捕まりそうだし」
恵里「取り敢えず一体一体倒すか」
〇洞窟の入口(看板無し)
そして恵里は二体のゴブリンに背後から攻撃をした。
シャキーン
ゴブリン「グハッ・・・」
〇洞窟の入口(看板無し)
ゴブリン「おい!大丈夫か?」
ゴブリン「くそ、誰だ!」
シャキーン
ゴブリン「ぐっ・・・」
ドサッ。
〇洞窟の入口(看板無し)
恵里「ふぅー。何とか倒せた」
恵里「早速入ろう」
〇岩の洞窟
恵里は洞窟の中を歩き続けた。
恵里「こんな薄暗い場所に里奈が連れていかれたのかな?」
しばらく歩き続けると何かにぶつかった。
恵里「痛っ」
恵里「なっ何これ?」
恵里「これって扉?」
恵里「洞窟の中に何か施設があるのかな?」
恵里は扉を開けて中に入った。
〇研究施設の廊下(T字路)
恵里「ず,随分くらいなぁ」
恵里(でもこんなに暗くて静かなのは不自然だな。何か罠でも仕掛けられてるのかな?)
〇研究施設の廊下(T字路)
その時施設の明かりが付いた。
付いたと同時に警報音が鳴った。
ピーー ピーー
緊急事態発生!緊急事態発生!
侵入者がいます!侵入者がいます!
直ちにゴブリンたちは侵入者の元に行ってください。
恵里「えー!ばっばれた?!」
恵里「て言うかさっきゴブリン聞こえたけど,あいつらのアジトってここだったの?!」
ズザザザザザザザザ
大量のゴブリン達がやってきて恵里を囲った。
恵里「うわっ!いっぱい来た」
恵里「ど,どうしよう・・・」
その時,男性の声がした。
お前たち道を開けろ
恵里「え?」
男性と同時にゴブリンたちは道を開けた。
現れたのは白衣を着た男性。
〇研究施設の廊下(T字路)
その男性は恵里の前に立ち止まった。
恵里「貴方誰?」
エラール「初めましてだな。俺はエラール」
エラール「ここの施設のものだ」
恵里「貴方が?!」
恵里「じゃあここにいるゴブリンたちは・・・」
エラール「あぁ。俺が作った」
恵里「もしかして里奈を連れてきたのは貴方なの?」
エラール「それは答えられないな」
恵里「何でよ!!」
エラール「だってお前はここで死ぬんだ」
恵里「は?」
エラール「お前たちこいつを殺れ」
そう言ってエラールは去った。
恵里「あっ!待て私の質問に答えて!」
恵里「くっ・・・」
エラールを追いかけようとしたが,ゴブリンが通さないとばかり恵里の前に現れた。
恵里(やるしかないの?)
そう思って恵里は剣を出した。
恵里「はっ!」
「うぐっ・・・」
次々とゴブリンは倒れていった。
〇研究施設の廊下(T字路)
恵里(あと何体いるのよ全く歯が立たない。)
その時・・・。
恵里「うっ・・・」
隙をつかれ,体に衝撃が走った
〇研究施設の廊下(T字路)
その後も隙をつかれれたまま攻撃された。
恵里(くっ・・・。このまま攻撃されたら本当にやられる)
ゴブリン「終わりだ」
ゴブリンは恵里にトドメをさそうとした
恵里「来ないで!」
恵里は自棄になって剣を投げた。
それと同時にゴブリンは恵里に掴みかかろうとした
恵里「いや!」
腕を振り払ったその時・・・。
恵里が振ったと同時に剣が勝手に動いた。
ゴブリン「うぐっ・・・」
恵里「えっ!」
恵里も驚いた。
恵里(今の何?私が腕を振ったと同時に剣が勝手に動いただけど)
恵里(もう一回やってみよう)
ゴブリンたちは次々へとたおれていった
恵里(すっ,凄い。私が腕を振ってるだけなのに剣が勝手に動いて切ってくれる)
恵里(これも私の能力のひとつなのかな?)
〇研究施設の廊下(T字路)
あっという間にゴブリンたちを全員倒した。
恵里「やったー!全員倒した」
恵里「でも,攻撃受けたからそこは痛手かな?」
恵里「とにかく進もう」
〇空きフロア
そしてとある部屋にたどり着いた。
恵里「ここ何処だろう」
恵里「開いてた部屋があるから入ってみたけど・・・」
恵里「なにもな・・・」
恵里「ん?」
そこには謎の本があった、
恵里「何これ?」
恵里は本を開いた。
恵里「こっこれは!?」