Judgement(Ⅲ)(脚本)
〇レトロ喫茶
塚越「あ」
塚越「ソースこぼしちゃった」
塚越「君達さ、本当にジュースだけでいいの?」
塚越「協力してくれたんだから何でも奢ってあげるのに」
塚越「最近の若者は倹約慣れしてるっていうけど本当だね~」
塚越「こんな世の中にしてしまった大人の責任だよね。反省してるよ。申し訳ない」
塚越「だから今日くらいジャンジャン食べてよ」
美咲「い、いえ・・・」
愛「大丈夫です」
塚越「お、来た来た」
マリア「・・・!」
塚越「何だよその恰好」
塚越「いつ誰に見られても恥ずかしくないようにしとけって言ってるだろ」
手下「おっと」
マリア「・・・」
塚越「じゃあ、もう帰っていいよ」
塚越「それとも一緒に来る?面白いもの、見せてあげるよ」
美咲「い、いえ。これで・・・」
愛「ゴメンね。マリア」
マリア「マリだよ・・・私は」
塚越「さて。ツカゴシ支配人の」
塚越「ダメ出しターイム」
塚越「昨日のステージ。何、アレ?」
塚越「おナミダ頂戴なんて古いよ」
塚越「俺がお前に見せて欲しいものはさ、あんな安いもんじゃない」
塚越「あ・ん・な・う・す・っ・ぺ・ら・い」
塚越「ものじゃねえ」
マリア「・・・」
塚越「お前の魅力を引き出せるのは、武藤君じゃなかったみたいだね」
塚越「やっぱり若くてイケメンがいいか~」
マリア「え?」
塚越「はい。連れといで」
奏太「・・・」
マリア「奏太君!」
塚越「奏太君さ、こいつと町を出るんだって?」
塚越「じゃあはなむけにうちのナンバーワンの、本気のショーを見ていくといいよ」
塚越「最高のショーをね・・・ククククク」
〇原宿の通り(看板無し)
ジャンヌ「あ」
武藤「あ」
武藤「お疲れ様です。同伴ですか?」
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