恋に気付いた次の日は

かしみあ

恋に気付いた次の日は(脚本)

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〇教室
甘井 修都「ほら、咲南のノート俺の鞄に入ってたよ」
花村 咲南「ありがとう修都」
友乃「本当仲良いよね咲南たち」
晴那「ね♪ 咲南、甘井くんと付き合わないの?」
花村 咲南「修都はそんなんじゃないよ!! ・・・ただの幼なじみだから!!」
友乃「へぇ~っ 幼なじみってそんなもんなんだ?」
友乃「お似合いだと思ったんだけどね~」
甘井 修都「・・・・・・」

〇大きな木のある校舎
  私と修都は仲良しの幼なじみ
  その心地良い関係はずっと変わらない
  そう思っていた・・・

〇教室
花村 咲南「修都一緒に帰ろう♪」
甘井 修都「おう!」

〇海岸線の道路
甘井 修都「咲南さ、俺が彼女出来たらどうする?」
花村 咲南「えっ!何それ? そんな事・・・無いでしょ?」
花村 咲南「だって修都、好きな人なんて・・・」
甘井 修都「実は、隣のクラスの子に告白されたんだよね」
花村 咲南「えっ!!」
花村 咲南「その、その子と 付き・・・合うの?修都?」
甘井 修都「分からない 考えてる」
花村 咲南「考えてるって・・・」
甘井 修都「好きな子がいたんだけどフラれちゃったし、新しい恋をするのも良いかなとか・・・」
  えーーーっ!修都に好きな人が居たの!?
花村 咲南「えっ!」
  色々パニック過ぎるーー!!

〇綺麗な一戸建て
  全然知らなかった・・・

〇可愛い部屋
  修都に好きだった子が居たなんて
  しかもフラれたとか、修都の事を好きな子がいたとか・・・
  幼なじみなのに私は何も知らなくて・・・
花村 咲南「・・・一緒に帰ったり出来なくなるのか」
  そう、修都に彼女が出来たら今みたいに朝一緒に行ったり一緒に帰ったり出来なくなるって事だよね・・・

〇綺麗な一戸建て
  なんか嫌だな・・・
  悲しくなってきた・・・

〇綺麗な一戸建て
甘井 修都「おはよう咲南」
花村 咲南「修都おはよう」
  昨日は色々考えて全然寝れなかった・・・
甘井 修都「何その荷物?」
花村 咲南「あ、これは友乃ちゃんに漫画貸す約束したから別で袋に入れて来たんだ♪」
甘井 修都「貸して 持つから」
花村 咲南「ありがとう・・・」
  こういう修都の優しさも全部、彼女が出来たら彼女のものになっちゃうんだよね・・・

〇大きな木のある校舎
  なんか胸が苦しいな・・・

〇教室
友乃「おはよう咲南 ・・・あのさ」
友乃「咲南!! どうしたの?顔色悪いよ?」
花村 咲南「友乃おはよう・・・ そうかな?」
晴那「本当だ 咲南大丈夫!?」
花村 咲南「晴那、大丈夫だよ ちょっと寝不足なだけ・・・」
秋乃さん「すみません〜甘井くん居ますか?」
甘井 修都「あぁ!秋乃さん!」
甘井 修都「ちょっと廊下の方に良いかな?」
秋乃さん「うん」
花村 咲南「・・・!!」
友乃「あ、咲南あのさ・・・」
花村 咲南「修都に告白した子かな?」
友乃「あ、知ってた!? 昨日、あの子目立つとこで修都くんに告白してたらしく聞こえてた友だちから聞いたんだよね」
友乃「今日咲南に言おうと思ってたんだけどさ・・・ ほら修都くんの事だし・・・」
花村 咲南「・・・」
  バタッ!!
晴那「咲南!?」
友乃「咲南ー!!」

〇保健室
  カタッ
花村 咲南「・・・!!」
甘井 修都「ごめん 起こした!?」
花村 咲南「修都!!」
甘井 修都「良かった 咲南、倒れたんだよ」
花村 咲南「あっ!!」
甘井 修都「具合は?」
花村 咲南「大丈夫 昨日全然寝てなかっただけだから」
甘井 修都「そうか 寝て調子良くなったなら良かったけど・・・ あのさ」
保健室の先生「花村さん大丈夫!?」
花村 咲南「はい ただの寝不足だったみたいで」
花村 咲南「もう大丈夫です。元気! 先生ありがとうございました」
保健室の先生「そう 元気なら良かったわ」

〇海岸線の道路
花村 咲南「修都、ありがとう」
花村 咲南「鞄も持ってもらって・・・ あと心配かけてごめんね」
甘井 修都「大丈夫 全然重くないし 咲南に何もなくて良かった」
花村 咲南「修都・・・」
甘井 修都「咲南、ちょっとあっちの海の方行かない?」
花村 咲南「? うんいいよ」

〇海辺
花村 咲南「キレイ〜」
甘井 修都「・・・」
甘井 修都「昨日、眠れなかったって言ってたけど家で何かあった?」
花村 咲南「・・・修都だよ」
甘井 修都「えっ?」
花村 咲南「修都に彼女が出来るかもって思ったら、悲しくなっちゃって」
花村 咲南「しかも好きな子もいたなんて・・・」
花村 咲南「私、ずっと一緒に居たのに修都の事何も知らなかったから・・・」
甘井 修都「ふふっ」
花村 咲南「え、修都なんで笑ってるの!?」
甘井 修都「ごめん。だって・・・」
花村 咲南「ねぇ、修都あの子と付き・・・合うの?」
甘井 修都「秋乃さんからの告白は断わったよ」
花村 咲南「えっ!?」
甘井 修都「男として見られてないかもしれないけど、やっぱり好きな子の事諦められないなって思って」
花村 咲南「!! 好きな子って・・・!?」
甘井 修都「咲南だよ」
花村 咲南「ええっ!?」
甘井 修都「ずっと好きだった・・・ ちょっとは気付けよ」
花村 咲南「修都っ」
甘井 修都「ねぇ、俺の事で寝られなかったって事は咲南も俺の事好きって思って良い?」
花村 咲南「・・・うん」
花村 咲南「好き」
花村 咲南「私修都が好き ・・・自分の気持ちにやっと気付いたの」
花村 咲南「どこにも行かないで!」
甘井 修都「了解!」
  修都に抱きしめられて波の音も聞こえないくらいドキドキしている
甘井 修都「これからは幼なじみじゃなくて恋人だから」
  明日からは幼なじみじゃない
  恋人の修都ですってみんなに紹介するんだ
  大好きだよ修都!

コメント

  • 久々に甘い青春恋愛ストーリーを読ませていただきました。ありがとうございます。幼馴染みが恋人に変わる瞬間がとてもキュンときました。

  • とても読んでいてキュンキュンする可愛らしいお話で楽しかったです。自分の想いに気づけて2人が結ばれてよかった。素敵な青春小説でした!

  • とっても甘いお話しでした。幼馴染って、いい関係ですよね、タイミングで恋愛に発展したりしなかったり、胸がきゅんとなりました。

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