伝説の聖剣をコンビニの駐車場で拾った件について

IGANTF

1.コンビニの駐車場で拾ったのは、伝説の聖剣でした(脚本)

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〇コンビニ
  どっかのコンビニの駐車場
女の子「おまたせ」
男の子「ん、あったの?」
女の子「あったよ 魔法少女みらくる☆きらりんの食玩」
男の子「好きだよなぁ いくつになっても」
女の子「好きだよ ずっと」
男の子「照れる」
女の子「お前じゃない」
男の子「あ、はい それより・・・」
男の子「みて」
女の子「なにそれ」
男の子「伝説の剣」
女の子「は?」
男の子「ここの駐車場に落ちてた」
女の子「なんでそんな変なもの拾うの」
男の子「カッコいいからさ! ちゃんと柄のとこに『でんせつ』って書いてあるし」
女の子「そんな伝説の剣があってたまるか」
男の子「たしかに」
女の子「落とし物は交番とかに届ければ?」
男の子「交番・・・?」
女の子「うん」
男の子(・・・)


〇交番の中
男の子「あの・・・ すみません」
おまわりさん「はい? どうしました?」
おまわりさん「おい!?  君・・・」
男の子「すみません・・・ すみません・・・」
おまわりさん「刃物を捨てろ!! そんなモノを交番に持ち込んで、どうするつもりだ!?」
男の子「すみません・・・! 許して下さい・・・ッ!」
おまわりさん「捨てろ!! 撃つぞ!!!!」
男の子「でも僕には、こうするしか!!!!」
おまわりさん「よせ!!」
男の子「うわぁぁぁぁぁぁ・・・ いてぇ・・・いてぇよぉ・・・!」


〇コンビニ
男の子(・・・!!)
女の子「・・・」
男の子「こんな鋭利な刃物持って交番行ったら、おまわりさん誤解しちゃうでしょ・・・!?」
女の子「いや、口下手すぎるだろ」
男の子「とにかく、交番はダメっぽい」
女の子「じゃあ、コンビニの店員さんに届ければ?」
男の子「コンビニ・・・?」
女の子「うん 交番行くより近いし」
男の子(・・・)


〇コンビニの店内
男の子「・・・」
店員さん「いらっしゃいませ~」
男の子「あ・・・」
店員さん「?」
男の子「あの・・・」
店員さん「はい! いかがなさいましたか?」
男の子「こ、これ・・・ 見て・・・?」
店員さん「いやぁぁぁぁ!!!? ご、強盗・・・ッ!!」
男の子「あっ、あっ・・・ 騒がないで・・・」
店員さん「誰かぁぁぁぁ!! 死にたくないぃぃ!!」
男の子「お、落ち着いて下さい! 僕はただ、お願いがあって・・・」
男の子「!?」
店員さん「非常ボタンを押しました もう逃げられませんよ」
男の子「そ、そんな・・・!」
おまわりさん「警察だ!!」
おまわりさん「死ねっ!!」
男の子「うわぁぁぁぁぁぁ・・・ いてぇ・・・いてぇよぉ・・・!」


〇コンビニ
男の子(・・・!!)
女の子「・・・」
男の子「こんな鋭利な刃物持ってコンビニ入ったら、店員さん通報しちゃうでしょ・・・!?」
女の子「全員サイコパスじゃん」
男の子「コンビニもダメっぽい」
女の子「めんどくさいなぁ・・・ じゃあ、元の場所に戻してきなよ」
男の子「それを捨てるだなんてとんでもないっ・・・!」
女の子「いや、うるさいんだわ」
男の子「では、ほんとうに捨てますか・・・?」
男の子「はい いいえ」
女の子「それどうせ無限ループだろ あたし、予備校あるから帰るよ?」
男の子「待って!」
男の子「こんな鋭利な刃物、ひとりで持ち歩くのこわい!」
女の子「いや、捨てろよ・・・」
男の子「ひとりにしないで?」
女の子「キモい その剣捨てないなら、ついてこないで」
  クックック・・・!
  ついに・・・
  ついに見つけたぞ・・・!
魔族「ゆうしゃ!!」
男の子「えっ?」
女の子「知り合い?」
魔族「その忌々しい聖剣・・・ 間違い無い・・・」
魔族「ついに・・・ ついに、貴様をこの手で葬り去ることができるのだな・・・!?」
魔族「ゆうしゃァッ!!」
女の子「だってさ」
男の子「ひっ、ひとちがいです・・・」
  ⬅To Be Continued

次のエピソード:2.コンビニの駐車場で絡んできたのは、おそろしいまぞくでした

コメント

  • 男の子の妄想が逞しすぎて笑ってしまいました。そもそも何でコンビニの駐車場に伝説の聖剣が!? ツッコミどころ満載で楽しいです!

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