学校の〇不思議

くるねこ

読み切り(脚本)

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〇生徒会室
アカリ「今月のリクエストはっと・・・・・・」

〇生徒会室
アカリ「学校の七不思議を調べてほしい!かぁ。まあ、夏らしい特集だけどねぇ・・・・・・」

〇黒
  ただ・・・・・・うちの学校の七不思議って、どれも夜なんだよねぇ~

〇生徒会室
アカリ「夜の学校なんて、先生に見つかったらヤバいよね・・・・・・しゃーない! 新聞部の部長として、あたし一人で行くか!」

〇大きな木のある校舎
アカリ「うわ~、夜の学校に雨まで降って・・・・・・ムードありすぎでしょ」

〇学校の下駄箱
アカリ「さてと、まずは二階の音楽室に行こうかな」
「君、何してるの?」
アカリ「ひっ! だ、だれっ? こんな夜中に学校で何してるのっ?」
ミタライ「僕はミタライ。美術部で、今まで絵をかいてたんだよ。気が付いたら、こんな時間になっていて・・・・・・」
ミタライ「君こそこんな時間にどうしたの? 君は確か・・・・・・新聞部の部長だよね?」
アカリ「そう! あたしはアカリ。新聞部の部長してるんだ。 ちょ~っと今月の特集の取材の為にね・・・・・・」
ミタライ「一人で? 何かあったら危ないよ。その取材ってすぐに終わるのかい?」
アカリ「ちょちょいって終わる予定。 学校の七不思議ってあるでしょ? あれの検証だけだからさ」
アカリ「部屋ン中のぞいたり、三回ノックしたりするだけだからさ。 大丈夫大丈夫~」
ミタライ「・・・・・・付き合うよ。その検証に。 だって、すぐに終わるんだろう?」
アカリ「ええ? まあ、すぐに終わる予定だけど。 あ、ありがと・・・・・・じゃあ、行こうか」

〇黒
  成り行きで、ミタライくんと一緒に七不思議検証を始めたけど、やっぱり何も起きることがなかった

〇黒
  成り行きで、ミタライくんと一緒に七不思議検証を始めたけど、やっぱり何も起きることがなかった

〇美術室
アカリ「音楽室、放送室、理科室、三階踊り場の鏡・・・・・・そして、この美術室の絵画。 動く感じしないねぇ」
ミタライ「そうだね。僕も美術部で、今日みたいに遅くまで絵を描いていることがあるけど、絵が動くところなんて、見たことないよ」
ミタライ「後は、体育館のトイレと・・・・・・なんだっけ?」
アカリ「トイレは離れてるから、帰りがけに行くつもりよ。 小学校からの定番のトイレの花子さん。いまいち検証するのも面倒くさいけどね」
アカリ「最後の七不思議が困ってて・・・・・・ 七つ目は六つの不思議を巡れば、現れるっていうんだけど、何が現れるか知ってる?」
ミタライ「さあ? 興味ないからね」
アカリ「興味ないかぁ~ そうだ、ミタライくんの絵ってどれ?」
アカリ「どれかなぁ? 風景画かな? ねえ?」

〇黒
  ・・・・・・僕の絵はないよ

〇美術室
ミタライ「僕の絵は無いよ まだ思い出さないかぁ?」
アカリ「・・・・・・え? どういうこと?」
ミタライ「君、二回目なんだよ。 七不思議の検証はさ」

〇黒
  僕とこうして会話をするのも二回目なんだよ
  ほら、君と初めて会ったのは体育館のさ・・・・・・

〇学校のトイレ
  トイレ
  ああ、女子トイレじゃないよ
  君が女子トイレに行ってしまうから、僕はわざわざ呼んだんだよ
  こうやって

〇黒
  こんこんこんこんこんこん!

〇美術室
ミタライ「君が女子トイレで三回ノックするから、僕は男子トイレからたくさんノックしたんだ そしたら、君がのこのこやってきてくれてさ」
ミタライ「すごく嬉しかったよ びくびく怯えながら、それでも僕のところにやってきてくれてさ それなのに、忘れてしまうなんて悲しいな」
アカリ「あ・・・・・・あ・・・・・・あ・・・・・・」

〇黒
  あたしは思い出した
  そうだ、あの夜もこんな雨が降ってて・・・・・・あたし、七不思議の検証にきたんだ
  それで・・・・・・

〇黒
  こんこんこんこんこん
  噂の女子トイレじゃなくて、隣の男子トイレから、ノックする音が聞こえて・・・・・・

〇学校のトイレ
  ミタライくんがいた・・・・・・
  それで? それでどうなったの?
  あたし・・・・・・
  そうだ、ミタライくんがやっと来たとかなんとか言って、あたしに近づいてきて・・・・・・あたし体が動かなくなって・・・・・・

〇美術室
アカリ「あ、あたし・・・・・・どうなったの?」
ミタライ「君は七不思議の六つ目まで実行しただろ? 六つ目は女子トイレじゃなくて、男子トイレが正しかったんだけどね」
ミタライ「でも、君は僕の呼びかけに答えて来てくれたから、六つ目の不思議も実行されたことになったんだろうね」
ミタライ「君が一度忘れてしまったのは、悲しかったけど、こうやって思い出してくれたから、僕は許すよ」
アカリ「あたしっ あたし、どうなったのか訊いてるの!」
ミタライ「まだちゃんと理解してくてないんだね 君は・・・・・・」

〇黒
「君は・・・・・・七つ目の不思議になったんだよ」

〇美術室
アカリ「えっ・・・・・・あたしが・・・・・・七不思議?」
ミタライ「そうだよ ああ、安心して。君は体育館のトイレにいないといけない。とかないから 七つ目は彷徨う神隠しの女子高生かな」
ミタライ「不思議なことに、僕もトイレにいなくても大丈夫みたいだ ・・・・・・君と一緒にいたいって思いが、自由にさせてくれたのかな」
アカリ「あたし・・・・・・あたし・・・・・・いや・・・・・・そんな」

〇黒
ミタライ「これからはずっと一緒にいよう」

コメント

  • 後半の畳み掛けるような展開がすごかった。二人のうちどちらかがそうなのかと思っていたら、まさかのミイラ取りがミイラに…。昔、うちの学校の七不思議を数えたら30個くらいあったのが一番怖かったのを思い出しました。

  • 昔からの定番の学校の七不思議ですが、この展開には驚きですね。事態を理解し消化することができないアカリさんは今後どう生きていくのか、色々と想像したくなります。

  • ミタライ君ももしかして七不思議にされてしまった生徒だったのでしょうか…?

    そうだとしたら……更なる犠牲者が生まれる可能性も😱

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