我と名乗る者(脚本)
〇街中の道路
みかん「ハハハ、時間を無駄にしたな」
天の声「まったく、誰せいなんだろうね」
みかん「誰のせいなんだ?」
・・・・・・
みかん「我のせいか・・・・・・」
みかん「まぁ、気にするな!」
それをアナタが言います?
みかん「アハハ、まぁ怒っても見つからないだろう?」
それは、そうだけど・・・・・・
この調子で大丈夫かなぁ?
みかん「案ずるな、秘策がある」
天の声「な、なんだってぇ(棒)」
みかん「そんな、反応されるとやる気が、、、」
天の声「な、なんだってぇー!」
みかん「よし! では、秘策を実践しようじゃないか」
みかん「あの二人は、我のコピーだからな」
みかん「ある程度、考えや行動パターンが分かる」
なるほど、お役御免!
あとは、頑張っ、ぐぇ!
みかん「最後まで付き合え、な?」
天の声「ふぁい」
みかん「よし、では捜索再開だ!」
〇コンビニのレジ
みかん「さて、何を食べようか?」
天の声「ちょぉ~と、待ったぁ!」
みかん「何だ、金はあるぞ?」
天の声「お金の問題とかじゃ、、、」
いや、おかしくない?
・・・・・・
みかん「さっき拾ったんだ」
天の声「おかしいじゃん!」
みかん「おぉ、そうだな?」
みかん「今のは我が悪かったな」
天の声「そうだよ、早く警察に」
みかん「証拠は隠滅しないとな(囁き)」
・・・・・・
みかん「!?」
みかん「無言で手をだすとは、、、」
みかん「顔がヒリヒリするぞ?」
天の声「警察に行く OK?」
みかん「オーケーだ」
みかん(はぁ、お腹を空かせてるのは誰だ?)
〇街中の道路
みかん「ハハハ、時間を無駄にしたな」
天の声「まったく、誰のせいなんだろうね」
みかん「誰のせいなんだ?」
・・・・・・
みかん「我のせいか・・・・・・」
みかん「まぁ、気にするな!」
二回も、この会話いるの?
みかん「アハハ、まぁ楽しいからいいじゃないか?」
みかんが楽しいなら、いいのか?
というか、他の2人大丈夫かな?
みかん「案ずるな、我のコピーとて常識はある」
天の声「な、なんだってぇ(棒)」
みかん「そんな、反応されると悲しいぞ?」
天の声「な、なんだってぇー!」
天の声「はい、財布が落ちてたらどうしますか?」
みかん「勿論、拾うな!」
天の声「拾った後は?」
みかん「中を見る」
みかん「数万入っていると嬉しいな!」
なるほど、コイツヤバいなぁ
意外にもこの子が一番非常識かも知れない
みかん「非常識か」
天の声「アナタは常識のない人間です」
みかん「だが、財布を届ける人間は何人いる?」
落ちてる財布を使うヤツのが少ないよ!
みかん「おぉ、やっぱりそうなのか!」
天の声「褒めてないぞ!」
みかん「そうだな、怒ってるな」
みかん「だが、本当に使うと思うのか?」
・・・・・・
天の声「あれ、さっきの冗談?」
みかん「当たり前だろう?」
みかん「最低限の常識は心得ている」
そっかぁ、冗談だったかぁ
この女、後ろ手で財布から札を抜き出している
冗談なんだろうか?
みかん「不信感か?」
天の声「そう見えるなら、そうだと思うよ」
みかん「一般的に、それは珍しい感情か?」
天の声「そうだね、不信感を感じるなんて滅多にないよ」
みかん「ッ!」
みかん「そうか、特別な感情だな!」
天の声「ちょっと、恋する乙女みたいな顔するのは、おかしいから!」
みかん「・・・・・・」
みかん「我はやはり、おかしいのか?」
みかん「やはり、必要とされないのだろうか?」
天の声「必要とかの話じゃなくて、、、」
みかん「そうだな、不快な思いをさせた」
みかん「それだけの話」
みかん「君は我を嫌った。それだけの話だ」
天の声「いや、そこまでは」
みかん「この性格だからな」
みかん「次消えるのは我かも知れんな」
・・・・・・消える?
天の声「それはどういう意味?」
みかん「うっ!」
バタッ
みかん?
みかん!?
みかん「あぁ、何でもない」
この子の感情の起伏が分からない
あの二人を探せば理由も分かるだろうか?
みかん「・・・・・・時間がないな」
みかん「さぁ、此処からは別れよう」
みかん「我は財布を、君はコピーを探してくれ」
天の声「体調大丈夫?」
みかん「さっきのも、冗談だ!」
みかん「我の行動を一々考えると疲れるぞ?」
天の声「そうみたいだね」
天の声「でも、心配してるんだから」
天の声「悩みがあるなら話すこと」
天の声「オッケー?」
みかん「あぁ、問題があれば相談しよう」
みかん「ありがとうだ」
後々、面倒なことになりそうな気がしたが
私は後回しにした
面倒だから!