第一話(脚本)
〇男の子の一人部屋
みんな、趣味はあるかい??
俺には、ない。
よくプロフィールや質問で趣味とか特技とか聞いてくるけど、あれが1番困る。
俺には何もないから。
だから、死んだって別に構わないと思ってた。
いや、死んだらもう少しマシになるかも。って。
こんなド底辺のスペック男子高校生よりは良いに決まってるだろ。
A太郎「って言ってたらマジで死んだ」
A太郎「俺、A太郎」
〇魔法陣
『最強の女の弟に転生したら、
それはチートなのか教えてくれ』
〇幻想空間
A太郎「で、今、ココ。 あの世。」
閻魔「で、転生すんの??」
A太郎「まぁ、俺的にはどうしようかなって・・・」
閻魔「いや、さっきからずっとカッコつけてるけど」
閻魔「1人エ○チしてて死んだんだよね?」
A太郎「ちょちょちょっ!!」
閻魔「それ以外だと、みんな自動的に天国だから」
閻魔「そんな死に方、やり直したいでしょ?」
閻魔「まぁ、転生だから別の世界になるけどね」
A太郎「転生だとやっぱりチートありかな?」
閻魔「チート?」
閻魔「恋人と出かけるやつ??」
A太郎「それはデートだろ」
閻魔「芸術とかのやつ??」
A太郎「それはアート!」
閻魔「ジャスト??」
A太郎「ミート!!」
閻魔「8を英語で? 剣を英語で? 板を英語で?」
A太郎「エイト! ソード! ボード!」
A太郎「はぁはぁ」
閻魔「うーん、ちょっとわかんないや」
A太郎「なんだそれ!」
閻魔「まぁ、なんかいい感じのところにしとくよ」
A太郎「それで、たのむわ」
閻魔「今度は、1人エッ○で死なないでね」
A太郎「何度も言うなッ!」
閻魔「じゃ、いってら」
A太郎「終始軽かったな、閻魔大王って」
〇西洋の城
転生先といえば、ここだよな、ここ
と思ったけど違った
〇森の中
ここだった・・・
ゼータ「どこだよ!ここ!」
ゼータ「森からスタートかよッ!」
ザコっぽいやつ「シャーッ!!」
ゼータ「げっ、ザコっぽいやつが襲ってきた!」
ザコっぽいやつが襲ってきた
ゼータ「いや、名前まんまだなッ!」
ゼータの行動を選択してください
ゼータ「俺の名前がゼータになってる!」
ゼータは名前を叫んだ!
しかし、なにもおこらなかった。
ゼータ「いや、名前叫ぶの1ターンに認識しないで!」
ザコっぽいやつの攻撃!
ザコっぽいやつ「シャーッ!」
ゼータ「ザコっぽい攻撃だな! こんなの平気だろ!」
ゼータ「痛ッ!!」
ゼータ大ダメージ!
ゼータの残りライフは1に減った!
ゼータ「いや、弱すぎんだろ、俺!」
ゼータ「シャー攻撃で瀕死!? 防御力と体力どーなってんの!?」
ゼータの行動を選択してください
ゼータ「逃げる逃げる逃げる逃げるッ!」
ゼータは逃げ出した!
しかしザコっぽいやつに回り込まれた!
ゼータ「嫌いだわー、そのパターン嫌いだわー!!」
ザコっぽいやつが気にせず攻撃してきた。
ゼータ「ウソッ!転生して2ターンで終了!?」
ザコっぽいやつ「シャーッ!」
『姉弟の加護』が発動した!
ザコっぽいやつはダメージをあたえられない!
ゼータ「えっ!なんで!?ラッキー!?」
ブイ「私の可愛いゼータに傷をつけたのはどこのどいつだい??」
ゼータの姉、ブイがあらわれた。
ゼータ「俺の姉ちゃん!?」
ザコっぽいやつ「シャーッ!」
ザコっぽいやつ「シャーッ!」
ザコっぽいやつ「ダメだこれ、逃げよ」
ゼータ「しゃべれんのかよッ!」
ザコっぽいやつは逃げ出した!
しかしブイに回り込まれた!
ゼータ「何このカッコいいパターン!?」
ブイ「燃えろ」
ザコっぽいやつ「ぎゃー」
ザコっぽいやつに
^<~>$!<|.>€€£=}]_[~|\%
のダメージをあたえた!
ゼータ「ダメージ文字化けしてる! どんだけ!」
〇森の中
ゼータ「ね、姉ちゃん??」
ブイ「・・・・・・姉ちゃん??」
ゼータ「やべっ、違った!?」
ブイ「姉ちゃんだってぇ? なに、可愛んだけどゼータ。どした?? いつもブイって呼んでるくせにー」
ゼータ「ひょ、豹変したッ!?」
ブイ「ちっちゃかった頃みたいに一緒にお風呂入る〜??」
ゼータ「なんか、この女ヤバそうだな」
ブイ「そろそろご飯にしよっか??」
ゼータ「あ、うん。 じゃ、あっち見てくるわ」
ゼータ「一緒にいたらヤバいな、あれは」
ザコっぽいやつ「シャーッ!」
ゼータ「出たーッ!」
ザコっぽいやつ「シャーッ!」
ゼータ「やべぇ! 囲まれた!」
ゼータの行動を選択してください。
ちなみに残りライフ1。
ゼータ「ライフ回復してなかったのね」
「シャーッ!」
ゼータ「シャー言ってくるわー。 ホントはしゃべれるクセにー」
ゼータのコマンド
・転ぶ
・名前を叫ぶ
・逃げる
ゼータ「俺のジョブなに!?」
ゼータ「もー、嫌だけど、」
ゼータ「名前を叫ぶ!」
ゼータは名前を叫んだ!
ゼータ「ブイーーーーッ!!!」
どこからともなく声が聞こえる
「1度ならず2度までも・・・許せん」
「お前らの種族は絶滅せよ──」
「堕ちろ」
空から轟音が響き渡る!!
ゼータ「えっ!?」
ゼータ「なになにッ!?」
流星群が雑魚っぽいやつの種族、すべてに降り注ぐ!!
ゼータ「おいおいおいおいおいおいおいおい!!」
「ギャーッ!!」
雑魚っぽいやつの種族は殲滅された!!
ゼータ「やりすぎやりすぎ!!」
ブイ「大丈夫だったー??」
ゼータ「俺は大丈夫だけど」
ゼータ「ていうか、種族滅ぼした方が大丈夫じゃないだろ!」
ブイ「ゼータの為なら、種族の1,000や10,000・・・」
ゼータ「桁、桁ッ!!」
ブイ「ゼータが気になるなら、今の種族を復活させてもいいけど」
ゼータ「復活出来んのかよッ!!」
ゼータ「こりゃ、とんでもない所に転生しちまったな・・・」
ブイ「復活させたら、また姉ちゃんって呼んでくれる??」
ゼータ「うーん・・・」
最強の女の弟に転生したら、
それはチートなのか・・・
・・・・・・
誰か、教えてくれッ!!
ブイ「ねぇ、ゼータぁ・・・」
この先、まだまだ続く・・・のか!?
つづく・・・かも
死に方もアレですし、それによって転生にも影響が……、もう楽しすぎて笑ってしまいました。シモとストーリーが高度に調和していて凄すぎます!
恥ずかしい死に方ってどんな死に方だろう?閻魔大王が軽すぎる。お姉ちゃんがやべー強すぎ。弟に甘すぎ。このストーリーの続きが見たいです。
かっこいいお姉さんですね!
弟にだけデレるところがすごくかわいいんですが、最強のお姉さんってところもまた!
種族滅ぼしちゃってびっくりしました!笑