第2話 別れ(脚本)
〇古いアパート
森崎 麗(レイ)「もう大丈夫なんですか、送らなくてほんとにいいですか?」
眞白 亜裕(アユ)「ああ、迎えが来るからな。ありがとう。あの時助けてくれなかったら今頃・・・・・・なんて考えるとゾッとするよ」
森崎 麗(レイ)「またいつでも来てくださいね、、、」
眞白 亜裕(アユ)「ああ必ず来るよ」
眞白 亜裕(アユ)「あともうこうやって知らない人を家に入れるのはやめた方がいい。君は・・・・・・優しすぎるから何されるか分からないからな」
森崎 麗(レイ)「実は初めてなんですよ。家に入れるの。ずっと自分の殻の中にこもってたから・・・・・・」
森崎 麗(レイ)「また来ますよね?」
眞白 亜裕(アユ)「ああ、必ず来るとも」
森崎 麗(レイ)「そのときはまたあのパンみたいなパスタ作りますね!」
眞白 亜裕(アユ)「もうあれは食べたくないな笑」
森崎 麗(レイ)「ははは!!」
眞白 亜裕(アユ)(ああほんとすき!!!!!!)
眞白 亜裕(アユ)「そろそろ行かなくてはな、じゃまたな」
森崎 麗(レイ)「はい!また!」
〇車内
金井勇人(ユウト)「亜裕様、もうお体は大丈夫ですか」
眞白 亜裕(アユ)「ああ!すっかり元気になったよ!素晴らしく可愛い男の子だった」
金井勇人(ユウト)「あら、結婚相手が見つかりましたか」
眞白 亜裕(アユ)「ああかもな」
金井勇人(ユウト)「旦那様が喜ばれますね」
眞白 亜裕(アユ)「・・・・・・きっと父さんはやめろって言うんだよ」
金井勇人(ユウト)「金井は良いと思いますけどね」
金井勇人(ユウト)「奥様は喜ばれますよ」
眞白 亜裕(アユ)「母さんは、」
眞白 亜裕(アユ)「喜んだだろうな」
金井勇人(ユウト)「はい。もちろんですとも」
金井勇人(ユウト)「金井は嬉しいです」
眞白 亜裕(アユ)「ありがとう。金井」