クズ野郎の奴隷ちゃん

Mio_Aikawa

第1話 出会い(脚本)

クズ野郎の奴隷ちゃん

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〇貴族の部屋
眞白 亜裕(アユ)「うーん・・・・・・しんどいな・・・・・・」
眞白 亜裕(アユ)「気分転換に外にでも行こうか」

〇城の廊下
金井勇人(ユウト)「どうなさいました!?」
眞白 亜裕(アユ)「少し風に当たってくる」
金井勇人(ユウト)「お供します」
眞白 亜裕(アユ)「いや、大丈夫だ。1人で行かせてくれ」
金井勇人(ユウト)「ですが・・・・・・」
眞白 亜裕(アユ)「大丈夫だから、1人にさせてくれ」
金井勇人(ユウト)「かしこまりました。お帰りは何時で」
眞白 亜裕(アユ)「五分くらいで帰ってくるよ」
金井勇人(ユウト)「かしこまりました。行ってらっしゃいませ」

〇渋谷のスクランブル交差点
眞白 亜裕(アユ)「ふー、少しスッキリするな」
眞白 亜裕(アユ)「うぅ・・・・・・やっぱり出るんじゃなかった・・・・・・」
眞白 亜裕(アユ)「しんどくなってきた」
  路上に座る・・・・・・通り過ぎるものは皆、酔っ払いだと思っているようだ
眞白 亜裕(アユ)「うぅ・・・・・・吐きそうだ」
  亜裕が吐きそうになった瞬間
「大丈夫ですかー!!」
眞白 亜裕(アユ)「?」
森崎 麗(レイ)「大丈夫ですか?立てますか?」
森崎 麗(レイ)「家帰れます??」
  何が何だか分からない亜裕。しんどさもあり何も言えずにいる
森崎 麗(レイ)「家来ます?」
眞白 亜裕(アユ)(え?なぜ見ず知らずのやつを家に呼べるのかだ?)
森崎 麗(レイ)「失礼しますね!」
  知らない男の肩に亜裕の腕を乗せる
眞白 亜裕(アユ)「!??!??!?!?!!!?!??!?!?!」
森崎 麗(レイ)「家すぐそこなんで!大丈夫ですよ!何もしません!」
森崎 麗(レイ)「んーネクタイが苦しい・・・・・・」
森崎 麗(レイ)「これでよしっと」
眞白 亜裕(アユ)(いや、良くないだろー!!!)
眞白 亜裕(アユ)「何が良いんだ??!?!!?」

〇古いアパート
眞白 亜裕(アユ)(こ、こんなとこに住んでるのか・・・・・・)
眞白 亜裕(アユ)(いやまさかな)
森崎 麗(レイ)「着きましたよー!」
眞白 亜裕(アユ)「うっ!うそだろ!?!」
森崎 麗(レイ)「え!?大丈夫ですか!?しんどくないですか!?」
眞白 亜裕(アユ)「いや、しんどいけれども・・・・・・」
森崎 麗(レイ)「じゃ、家入れますね!」

〇古いアパートの部屋
森崎 麗(レイ)「それじゃあ吹く脱がせますね」
眞白 亜裕(アユ)「だ、ダメだ」
森崎 麗(レイ)「え?なんでですか?しんどくないですか」
眞白 亜裕(アユ)「自分で出来る・・・・・・か、ら」
森崎 麗(レイ)「じゃあ僕向こう向いてますね」
眞白 亜裕(アユ)(あっぶない!俺の子供が起きてる・・・こんなの見られたら・・・いくら知らない人でも引かれる!)
眞白 亜裕(アユ)「こ、こうでいいか」
森崎 麗(レイ)「すいません、こんな服しかなくて」
眞白 亜裕(アユ)「いや、良いのだ。あ、電話を貸してくれないか、家に電話しなくては」
眞白 亜裕(アユ)「分かりました!どうぞ」
眞白 亜裕(アユ)(執事に電話しなくては・・・・・・心配して探されても困る)
「ぷるるる」
眞白 亜裕(アユ)(えー!なんで着替えてんの!?)
森崎 麗(レイ)「あれー?服どこだっけー?」
眞白 亜裕(アユ)(うぅ・・・・・・エロいえろすぎる!!パンツ姿燃える!)
「何者だ!!」
眞白 亜裕(アユ)「あ、眞白亜裕だ」
「本当に言っておるのか」
眞白 亜裕(アユ)「すまない金井。道端で倒れてしまってそこを助けて貰っていたんだ」
森崎 麗(レイ)「あ!あった」
眞白 亜裕(アユ)「明日、10時頃に帰るよ」
「失礼いたしました。かしこまりました」
眞白 亜裕(アユ)「おやすみ」
「おやすみなさいませ」
「ツーツーツー」
眞白 亜裕(アユ)「すまない、助かった」
森崎 麗(レイ)「いえいえ!10時までゆっくりしてください!」

〇古いアパートの部屋
「ちゅんちゅん!バサバサ あ!田中さん!!アタシアタシ・・・・・・」
森崎 麗(レイ)「スースー」
眞白 亜裕(アユ)(うっるさすぎる)
眞白 亜裕(アユ)(ここの壁は音が筒抜けじゃないか)
眞白 亜裕(アユ)(こんなとこで住んでるのか・・・・・・見た感じまだ高校生・・・・・・親はどこなんだ)
森崎 麗(レイ)「んー!」
森崎 麗(レイ)「あ!もう起きてたんですね!体調は大丈夫そうですか?」
眞白 亜裕(アユ)「ああ、助かった。ありがとう」
森崎 麗(レイ)「いえいえ!顔洗ったらご飯作りますねー!」
眞白 亜裕(アユ)(まあいつでも聞けるからな焦らなくても良い)

次のエピソード:第2話 別れ

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