“クラフトバトラー” 魔界化防止生活編

HlNAK0

エピソード6 隠者(脚本)

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〇まっすぐの廊下
  あれから数十分後・・・・・・
カズマ「だいぶ歩いて来たな・・・ 階段はまだか?」
ヒナコッコ「確かに構造が複雑だから迷いやすいしな」
カズマ「というか・・・嫌な予感がするのは 俺だけか?」
ヒナコッコ「さぁな? 俺は感じられないが・・・」

〇魔法陣2
カズマ「な、何だこれ!?」
  気づいたら俺達は
  あの結界に囲まれていた
ヒナコッコ「ちっ・・・ またこれか! 今度は何が来るんだ?」
  そうして辺りを見渡すと
  2つの人影があった
ヒナコッコ「誰だお前!?」
  俺は問いかけるが彼女らは
  返答する気配を見せない
カズマ「・・・・・・どうして黙ってる?」
謎の女「喋る事によるメリットが 見つからないからだ」
ヒナコッコ「随分機械的な変人さんなんだな?」
カズマ「いや・・・それお前には 言われたくないと思うぞ」
カズマ「それで?貴方も被害者ってこと?」
謎の女「・・・被害者ではない。 貴様らをここで待っていた」
ヒナコッコ「待ってた? それは冥界からのお迎えってか?」
  俺がそう冗談を言うと
  彼女はふと背中にある薙刀を取り出した
  そして男の方を見ると男も武器を取り出していた
謎の女「・・・そういうことだ」
ヒナコッコ「あ〜らま・・・カズマ。 男の方は任せた」
カズマ「わかった! 任せろ!」
  そうして俺達は2VS2を
  することになった。
謎の女「手加減はしてやる・・・」
ヒナコッコ「そりゃありがたいwww まだ右も左もわかんないからなwww」
  俺はそう言いながら腕を前に伸ばす。
ヒナコッコ「カモン!『鋼の剣』!」
  そして俺らは互いに武器を握り締め
  睨み続けた。
  そして、先に仕掛けたのは──
謎の女「はぁっ!」
  彼女の方からだった。
  俺はそれを避け挑発する。
ヒナコッコ「おいおいどーした? 当たってねぇぞ? お陰様でこちとら退屈だ」
  すると彼女は歯を食いしばりながら
  何かをブツブツと呟く。
謎の女「上からの命令さえ 無ければこんなヤツ・・・!!」
ヒナコッコ「お?なんか言ったか? わりぃ、俺耳が少し悪いからさ〜。 もう少し大きな声で話してくんねーかな?」
  俺はその呟きを聞き取れず
  とりあえず更に挑発をした。
  すると彼女はついにキレたのか──
謎の女「うるさい!」
ヒナコッコ「ハグアアッ!!!!!」
  その長い薙刀をブン回し
  大量の斬撃を放ってきた!!
  俺は殆どは避けたが
  最後の一つは食らってしまった・・・
ヒナコッコ「くっそ・・・イッテー・・・ ゼッテーやり返してやる・・・!」
  しかし、俺は全く折れることなく
  剣を片手に立ち上がった。
  そして俺はその剣の先端をヤツに向ける
ヒナコッコ「へっ・・・命懸けとはいっても・・・ 楽しんでもバチはあたんないよな?」
謎の女「・・・・・・・・・勝手にしろ」
ヒナコッコ「それなら好きにやらせてもらうぜ!」
  そして俺は剣を振りかぶり
  思いっきり振り下ろした。
ヒナコッコ「あーらま、ふせがれちった。 ざーんねん」
  彼女は手慣れた身のこなしで
  攻撃をガードした上で
  カウンターしてこようとしていた。
  それを俺は咄嗟に──
ヒナコッコ「ハァァァッ!」
  剣でガードした。
  しかしこれでは拉致があかない。
  一体どーすればいいのか考えていた。
ヒナコッコ「さて、どーするか・・・ コイツの上の実力になれるくらいの 魔法なんてねぇかな・・・・・・ あ!そうだ!」
  ヘル婆の言う事が正しければ『創造力』
  とは『考えたモノを産み出す』力であり
  物質とは限られては居ないはず。
  それならば『事象』や『概念』
  更には『感情』すらも創り出せる
  可能性がある。
ヒナコッコ「この闘い、俺が貰った!」
  そうヤツに宣言した俺は手を前に伸ばし
  一つの『事象』を創造する。
ヒナコッコ「魔法発動!『マジックボール』!」
  すると手のひらに魔法陣が現れて
  そこから──
謎の女「うわぁぁぁぁぁ!?」
  かつてのバッタみたいなんが出した
  黒いボールを撃ち出し大ダメージを与えた
  ・・・・・・多分。
ヒナコッコ「どーだ!これが俺のスキルだ!」
謎の女「クソ・・・創造力か・・・」
ヒナコッコ「そんなに言うくらいなら使えばいいだろ?www」
謎の女「使えるもんなら使っていたさ!」
謎の女「・・・ここは撤退だ」
ヒナコッコ「眩しっ!?」
  そう言うと彼女は煙幕を張り
  閃光弾を投げて逃げて行った
ヒナコッコ「ハァ・・・何だったんだ・・・」
  その瞬間俺の後ろで銃声が聞こえた。
ヒナコッコ「ヤベッ! カズマの方援護に行かなきゃ!」

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