〇明るいリビング
　　料理谷さんちのゴハンは凄い。

〇山並み
　　爺ちゃんは山へ狩りに

〇山中の川
　　婆ちゃんは川に釣りに

〇菜の花畑
　　父ちゃんは畑で収穫（本業：農家）

〇家庭科室
　　母ちゃんは家庭科の先生

〇明るいリビング
　　そして俺、飯太郎（中学２年生）は最強の料理人になる為に日々修行中なのである！
飯太郎(メシタロウ)「今日は何作ろうかな？」
飯太郎(メシタロウ)「母ちゃんが用意してくれた高校生のテキストを見ようかな〜俺は中学生だけど」
飯太郎(メシタロウ)「マカロニグラタンとフルーツサラダに決めた！」

〇綺麗なキッチン
飯太郎(メシタロウ)「まずはお湯を沸騰させ、マカロニを固めに茹でる」
飯太郎(メシタロウ)「玉ねぎとキノコは薄切り、鶏肉は１cm角に切る」
飯太郎(メシタロウ)「ざるにあけ、熱いうちに塩、こしょうする」
飯太郎(メシタロウ)「玉ねぎ、キノコ、鶏肉、マカロニの順にバターで炒める」
飯太郎(メシタロウ)「厚手の鍋にバターをとかし、小麦粉を入れて弱火で約５分炒め、ホワイトルーを作る（色づかないで流れる状態）」
飯太郎(メシタロウ)「さっきの鍋にあたためた牛乳とコンソメスープの素を溶いたものを少しずつ加え、塩こしょうをし、ホワイトソースを作る」
飯太郎(メシタロウ)「ボウルに炒めた具、ホワイトソースの２/３を加えてあえる」
飯太郎(メシタロウ)「バターを塗ったグラタン皿に入れて残りのホワイトソースをかけて、パン粉、粉チーズ、バターをのせる」
飯太郎(メシタロウ)「オーブン上段、210℃で７〜８分焼く」
飯太郎(メシタロウ)「次はフルーツサラダ！」

〇綺麗なキッチン
飯太郎(メシタロウ)「りんごを６つ割にしてしんを除き５mmに切って塩水につけ褐変を防ぐ」
飯太郎(メシタロウ)「みかんは皮をむいて」
飯太郎(メシタロウ)「バナナは厚さ５mmに切る」
飯太郎(メシタロウ)「パイナップルは一口大に切る」
飯太郎(メシタロウ)「ボールにフルーツを入れてヨーグルトであえて皿にレタスを敷き、盛り付ければ」
飯太郎(メシタロウ)「完成！」
飯太郎(メシタロウ)「グラタンも焼き上がったかな？」
飯太郎(メシタロウ)「いい感じ！」

〇明るいリビング
「ただいまー」
飯太郎(メシタロウ)「爺ちゃん、婆ちゃん、おかえり〜」
爺ちゃん「飯太郎、見てくれ！ おろしたての鹿肉だ!!」
飯太郎(メシタロウ)「爺ちゃんすげっ!!」
婆ちゃん「メッちゃん、ワシも魚たくさん釣ってきたよ」
飯太郎(メシタロウ)「わぁ、大漁だ!!」
「ただいま〜」
飯太郎(メシタロウ)「母ちゃん、父ちゃん、おかえり〜」
父ちゃん「今日収穫してきた玉ねぎ、美味しそうだろ！」
飯太郎(メシタロウ)「丸々っとしてて美味そう!!」
母ちゃん「飯太郎、今日の家庭科の授業で見本のエプロン作ったんだけど良かったら使ってみて」
飯太郎(メシタロウ)「ヤバっ、本当の料理人みたいじゃん！カッコいい!!」
父ちゃん「凄く似合ってるぞ、飯太郎！母ちゃんの作った割烹着最高だよな〜」
父ちゃん「そう言えば、今日のごはんは飯太郎が作る予定だったよな？何作ったんだ」
飯太郎(メシタロウ)「マカロニグラタンとフルーツサラダ」
婆ちゃん「美味しそうじゃな」
爺ちゃん「本当だな、婆さん」
飯太郎(メシタロウ)「じゃあ、みんな揃ったし夕飯にしますか！」
飯太郎(メシタロウ)「合掌、いただきます!!」
母ちゃん「美味しいわ、食材も綺麗に切れてるし凄いわね〜」
父ちゃん「味付けも美味しいよな、流石飯太郎！このキノコはお義父さんがとってきたものですよね？いい味だ！」
爺ちゃん「まぁな、飯太郎がキノコ使いたいって言ってたから知り合いからシイタケを一緒に取りに行ったんだ」
婆ちゃん「あなたって獣狩り以外にもキノコ狩りの才能もあったのね凄いのぅ」
爺ちゃん「よせやい」
婆ちゃん「メッチャン、次はワシの魚もお願いね」
飯太郎(メシタロウ)「次は煮魚の予定だから楽しみにしててね！」
　　料理谷さんちのゴハンは凄く美味しい、いい食材、いい料理も作る。そしてなにより、家族の仲が良いから更に美味しい