エピソード1(脚本)
〇汚い一人部屋
天廻 真「描けねぇ・・・」
天廻 真「これがスランプってやつなのか? くそっ先月のノルマ繰り越してるからたくさん描けないとだめだってのに・・・」
天廻 真「はぁ・・・シコってねよ・・・」
天廻 真「やっぱこのAVのシチュエーションたまんねぇなぁ・・・」
天廻 真「ん・・・////ふっ・・・はあっ・・・////」
「明日は描けるようになってるといいな・・・」
〇汚い一人部屋
天廻 真「ん・・・もう朝か・・・」
「ピロン♪」
天廻 真「ん?何だこれ」
天廻 真「俺こんなソフト入れたっけ?」
天廻 真「KING HUNTか・・・ 面白そうだな 後でやってみよ」
「ピロン♪」
天廻 真「あれ?スマホにもはいってるじゃん ルールだけ見とこ」
天廻 真「えーっと KINGHUNTとは文字通り王様を狩ることがメインのゲームです? ってことは違うこともできそうだな」
天廻 真「王様の軍団に入って王様を守るのもよし 一人で王になって隠れて生き延びてもよし か・・・」
天廻 真「クエストをこなすともらえる報酬で様々なアイテムと交換するなんてこともできるのか」
「KINGHUNTとはいいつつも、1V1のバトルもできます 注意エンカウントしたプレイヤーとは必ず戦っていただきます」
天廻 真「へー 単純そうなのに面白そうだな」
「──────────」
天廻 真「そろそろ着替えて出かけるか」
〇渋谷駅前
天廻 真「久しぶりに渋谷に来たな〜」
天廻 真「しっかし 見ねぇ間に変わったもんだなぁ でけぇビルがたくさん建ってるな」
天廻 真「通ってたゲーセンは・・・」
天廻 真「あっちだな」
〇ビルの裏通り
天廻 真「あれ!? 通ってたゲーセンがなくなってる!?」
天廻 真「嘘だろ・・・」
「ピロン♪」
天廻 真「ん?エンカウントのお知らせ?」
???「あんたか? エンカウントしたのは」
天廻 真「え? まぁそうだが・・・」
???「じゃあ」
???「死ねぇ!!」
天廻 真「危ねぇ!? なにしやがんだテメェ!!」
???「(・д・)チッ 避けられたか・・・」
???「まあいいや どのみち次は外す気はねぇ」
天廻 真「ぐっ・・・!」
天廻 真(くそっ! 何がなんだか分からねぇ!)
???「待てや! 逃げんな!」
「これは・・・!さっきこれを俺に投げたのか・・・?」
「何かにつかえるかもしれない・・・」
「・・・!」
「どこかいい場所は・・!」
「あそこの廃墟だ!」
???「クソが!」
〇廃墟の倉庫
???「おい!」
???「いるのは分かってんだ! 隠れてないで出てこいよ!」
???「かくれんぼなんか やったのガキの頃以来だぜ」
???「ここか?」
???「それともこの部屋か?」
???「・・・っ!」
???「危ねぇなぁ」
天廻 真「ぐぁっ」
???「これで終わりd・・・」
???「何してるんですか!?」
???「・・・なんだテメェ? いつからそこにいた?」
???「さあ? いつからいたと思います?」
???「質問に質問で返すな! 学校で習わなかったか?」
???「私は学校いったことないのでわかりませーん」
???「それより貴方 その怪我大丈夫ですか?」
???「くびつっこむな 部外者は引っ込んでろ」
???「それに、ここは俺等の縄張りだ」
???「? 何言ってるんですか?」
???「はぁ? テメェこそなにいってやがr・・・」
???「ぐぁぁぁぁぁ」
???「あらあら 手首はどこにやったんですか?」
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いつも行くゲーセンが消滅していたから、時空も別の次元になってしまったみたいですね。こういう非日常のサバイバルゲームにいきなり巻き込まれるタイプの展開はかなり好みなので、続きが不定期なのは残念だなあ。
最近よく耳にする迷惑SMS、つい応対したりするととんでもないことになるとききますが。でも人間恐いものみたさってあるから、避けて通れないこともありますね。どうか主人公の彼が助かりますように。
何気ない日常からふと入り込んだ非日常のデスゲーム。こういう設定って楽しいですよね。これからどう物語が展開していくのか楽しみです。