〇魔王城の部屋
ティアー「惨敗です。申し訳ございません・・・」
クライ「失望ばっかさせやがって！」
ドクター・フィアー「私に名案がございます」
クライ「何だ？」
ドクター・フィアー「「細工は流々仕上げを御覧じろ」です。私にお任せあれ」
クライ「期待してるぞ」

〇リサイクルショップの中
デライト「いよいよ明日だね、運動会」
ハートフル「私たちもなんとか見に行けたら行く予定よ」
グレートフル「天気予報でも明日は晴れだって言ってたしね」
ジョイフル「悔いのないようにしろよ」
冬元茜音「来てくれると嬉しいわね」
秋月萌黄「そういえばこの前はお姉さまも運動会があったのよ」
夏木藍衣「そういえば兄さんも姉さんも平日に体育祭やったって言ってたわ」
秋月萌黄「来月には文化祭もあるのよ」
春野桃子「来月に学芸会があるのも楽しみね」
城之内珠璃「今月末にはハロウィンイベントもあるから楽しみにしててね」
城之内花江「商店街でも盛り上げるってこの前の会合で言ってたわ」

〇学校の校舎
　　運動会の日になった。
春野雫「いい天気でよかったわ」
春野桃子「運動会日和ね」
春野正幹「ジョイの世話は任せてあるんだろう？」
春野桃子「そうよ」
春野雫「パパ、バッテリーは大丈夫？」
春野正幹「もちろんさ」
大久保樹「ウサギはお袋に任せてよかったな」
大久保昭雄「ビデオ撮影、ちゃんと頑張るよ」
春野桃子「おはよう、樹くん!!」
大久保樹「おはよう、桃子。今日はいい結果残そうな!!」
夏木さくら「快晴でよかったわ」
夏木智也「藍衣の頑張りはちゃんと記録するからな」
夏木藍衣「ありがとう」
秋月雄二「快晴でよかったな。この前合唱祭あったし大いに盛り上がったぜ」
秋月響「ウサギの世話、お父様とお母様に任せてよかったわね」
秋月雄二「カメラの使い方はちゃんと説明受けたから大丈夫だ。ちゃんと復習するよ」
秋月萌黄「期待してるわ」
冬元莉子「二人とも頑張ってね。ウサギはお父さんに任せたから」
冬元あこ「嬉しいわ！」
冬元茜音「ちゃんと頑張るわ!!」

〇グラウンドの水飲み場
　　校庭にて。
秋月響「カメラ撮影は私がやるわ」
秋月雄二「そろそろだぜ」
　　やがて開会式が始まった。
江口充「ただいまより、中央小学校大運動会を始めたいと思います」
飯塚歩夢「それでは生徒の入場です」
　　生徒たちが入場した。
春野桃子「同じ白組ね」
大久保樹「ああ。頑張ろうな、桃子」
　　やがて、全員が校庭に集合した。
春野桃子「司会進行、頑張ってね」
江口充「まずは校長先生による開会の挨拶です」
代々木宏「ただいまご紹介に預かりました、代々木校長です。これより運動会を行いたいと思います」
和久井絵里（頑張ってくださいね）
代々木宏「皆さんにはやる気、元気、勇気の３つの気を大切にして真剣な態度で臨んでください。 では健闘を祈ります」
江口充「続きまして、生徒代表による、選手宣誓です」
春野桃子「隣のクラスの八代ちゃんね」
平井博也「宣誓!!僕達、」
八代亜美「私達は、」
平井博也「スポーツマンシップに」
八代亜美「乗っ取り、」
平井博也「正々、」
八代亜美「堂々と」
平井博也「戦うことを、」
八代亜美「誓います！」
和久井絵里「それでは、競技を始めますが、その前に準備体操をしましょう。選手全員、体操の体系に開いてください!!」
　　準備体操終了後、競技がスタートした。
和久井絵里「まずは、全校生徒による、徒競走です」
森月正彦「位置について、よーい、どん！」
　　号砲が鳴り、スタート。
冬元あこ「やったぁ！お姉ちゃん、お母さん！」
冬元茜音「あこ、やったわ！」
　　やがて桃子たちの出番となった。
夏木藍衣「僅差で勝ったわ!!」
春野桃子「すごいわ、藍衣ちゃん」
大久保樹「やったぜ一位だ!!」
秋月萌黄「負けちゃうなんてショック！」
冬元茜音「ドンマイよ」
　　障害物競争も始まった。
春野桃子「今度は一位ね」
平井博也「ビリなんてしょんぼりだ・・・」
大久保樹「元気出せよ」
　　ムカデ競争でも大いに盛り上がり、今度は桃子たちの学年によるダンスとなった。
　　やがて拍手喝采となった。
和久井絵里「それではこれより午後の休憩となります」
春野雫「障害物競走でもらったパンはおやつに食べていいわよ」
春野正幹「お弁当はパパとママで頑張って作ったんだよ」
春野桃子「うん！すごくおいしいわ！」
大久保樹「この後も楽しみだな!!」
「お～い！」
夏木藍衣「ジョイフルさんたちよ！」
グレートフル「お疲れさま！陣中見舞だよ！」
ジョイフル「店はハートフルたちに任せてあるからな。 俺らで作った特製弁当だ！」
　　ジョイフルとグレートフルは陣中見舞いを桃子たちにふるまった。
秋月萌黄「ありがとう！」
冬元茜音「来てくれたのね！」
グレートフル「ああ。店はハートフルたちでうまくやってるよ。 午後の競技もこの調子で頑張ってね！」
ジョイフル「午前中もなかなかの出来栄えだったぜ！」
冬元茜音「徒競走はかなり白熱したわ！」
グレートフル「すごいじゃないか！」
ジョイフル「しっかり食べて午後も頑張りなよ！」
　　その時だった！
ドクター・フィアー「楽しいイベントは、今宵恐怖のイベントへと変わるでしょう！」
春野桃子「あなたには関係ないわ！」
ドクター・フィアー「黙りなさい！出でよ、スーパーディザスター！」
ディザスター「ディザスター!!!!」
ドクター・フィアー「今回のターゲットはコレですぞ！」
春野桃子「何あれ！？聞いてないわよ！」
ドクター・フィアー「これぞわがダークランドが生み出したスーパーディザスターですぞ！ 豪快に暴れてやりなさい！」
スーパーディザスター「スーパーディザスター!!!!」
春野桃子「せっかくの運動会をめちゃめちゃにして！みんな、変身するわよ！」
「オッケー！」

〇カラフル
春野桃子「ミラクルマジカルチェーンジ！」
「ミラクルマジカルチェーンジ！」
チアフルスマイル「チアフルスマイル、可愛く登場！」
チアフルシック「チアフルシック、可憐に登場！」
チアフルポップ「チアフルポップ、元気に登場！」
チアフルエレガント「チアフルエレガント、美しく登場！」
「私たち、ミラクルマジカルガール！」
チアフルスマイル「みんなの笑顔と幸せ、守ってみせる！」

〇グラウンドの水飲み場
ドクター・フィアー「やっとお出ましですか。やっちゃいなさい！」
スーパーディザスター「スーパーディザスター!!!!」
チアフルスマイル「みんな、行くよ！」
「うん!!」
チアフルスマイル「ハァーッ!!! チアフルスマイルハート！」
　　しかし、スーパーディザスターはその攻撃を吸収してしまった！
チアフルスマイル「嘘!?」
チアフルシック「チアフルシックハート！」
　　ところが、またしても攻撃を跳ね返されたのだ！
チアフルシック「信じられないわ！」
チアフルポップ「チアフルポップハート!!」
　　しかし攻撃は通用しなかった！
チアフルポップ「信じられないわ！」
チアフルエレガント「こうなったら・・・!! チアフルエレガントハート!!」
　　しかしスーパーディザスターはすべての攻撃を跳ね返していく！
チアフルエレガント「あり得ないわ！」
ドクター・フィアー「そうなのです。いくらあなた方でもこんな強いタイプには勝ち目はないでしょうよ！ ハハハハハハ!!」
チアフルスマイル（このままじゃ負けちゃうわ！）
　　すごい強さを誇るスーパーディザスター。ミラクルマジカルガールたちはドクター・フィアーに勝てるのか？