配管倶楽部(脚本)
〇テレビスタジオ
続いては一回戦ラスト 配管倶楽部のお二人です
どうもー
とをる「わし、まんじゅうが怖いねん」
たっきー「はい」
とをる「・・・」
とをる「はい、ってなんやねん」
たっきー「まんじゅうやがな」
たっきー「あれやろ、落語のまんじゅうこわい、ちゅうて まんじゅうもらう」
とをる「ちがうがな」
とをる「わしな、人間ドッグいったんやけど 血糖値が高めに出てな 医者に甘いもの控えろ言われてんねん」
たっきー「あー、控えろ言われとんのに つい、つまみたくなってしまうんやな」
とをる「せやからまんじゅうがこわいねん」
たっきー「はい」
とをる「はい、あるかいな!」
とをる「医者に控えろ言われとんねん わしを殺す気か!」
たっきー「落語の世界ではのんきにまんじゅう食うとりますけど」
たっきー「今のご時世 「いやや、いやや」言うとんのに強要すんのは 犯罪的なのかも知れへんな」
とをる「せやで、今の季節やと忘年会 春になれば新入社員歓迎会やら」
たっきー「新歓コンパで新入生が一気飲みして 急性アルコール中毒で命を落とす なんてニュースもたまに目にしますな」
とをる「せやねん」
とをる「『肝臓の数値が悪いんで今日のところは堪忍してください・・・』」
とをる「『まま、そういわずにもう一杯』」
とをる「なんて強要されて命を落としてしまうねん」
たっきー「そんな、どぶ川の片隅で居眠りこいてるような フレッシャーズがおるかい」
とをる「そうでもないねん」
とをる「受験生って周りからの期待やら プレッシャーがえげつないやろ?」
とをる「ほんで夜中の2時ごろまで受験勉強で 朝の7時には起床して学校・・・」
とをる「こんな生活やったら 酒でもかっくらって 泥のように眠らなやってられへんやんか」
たっきー「なんやくたびれた中年みたいな受験生やな そんなやつおるんかいな 未成年やぞ」
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