ばいんばいん(脚本)
〇テレビスタジオ
司会「はい、もうおしてるんで 二組目、いってみましょっ」
続いては
今年結成10年目
崖っぷち、ばいんばいんのお二人でーす
ジャッカル「やりづらいわ」
「どうもばいんばいんでーす」
キース「さっそくなんですけどね私 「ほにゃららやりたいんですけど」 で始まるやつやりたいんですけど」
ジャッカル「ああ、なろう系になろう系ね」
キース「は?なにそれ」
ジャッカル「だから、「ほにゃららの職業やってみたいー、転生したいー」ってやつがなろう系で」
ジャッカル「なろう系をやりたいーってなったらなろう系になろう系や」
キース「うん、じゃあそのなろう系になろう系やりたい」
ジャッカル「いや、おまえはなろう系でええねん」
キース「なんで?」
ジャッカル「お前はなろう系やりたいわけやから」
キース「ややこしいなー」
ジャッカル「で?何がやりたいの」
キース「だからそのなろう系」
ジャッカル「いやいやそうじゃなくて お前は何に転職したいんやってきいとんねん」
キース「馬鹿言うな わしは死ぬまで漫才師や」
ジャッカル「それじゃ話が進みませんがな なんかないの?」
キース「ない」
ジャッカル「しょうがないなー、じゃあわしが一緒に考えたる」
キース「そうして」
ジャッカル「じゃあまずキャラクリしよか」
キース「キャラクリ?」
ジャッカル「キャラクタークリエイトや お前のなりたいものを具体的に詰めてくんや」
キース「だからわしは生涯漫才師やって」
ジャッカル「それはもおええって」
ジャッカル「じゃあまずは性別から決めてこ 奇をてらって女にしとくか?」
キース「なんや!わしは性転換なんてせえへんで」
ジャッカル「いや、漫才の中の設定やて 実際に手術するわけあらへん」
キース「そうか!」
キース「じゃあ女性にしようかしらん」
キース「おっぱいはこれもんで おしりはきゅって」
ジャッカル「ずいぶん気が早いなー まあええわ それで職業はどうする?」
キース「そうねー、女性ならではの職業のほうがいいのかしら」
ジャッカル「いまはジェンダーレスやから性差の隔たりはないのかもしらんけど」
ジャッカル「まあ、スチュワーデスとか保母さんとかがええんのと違うか」
キース「あらー、あたしスッチーに一度なってみったかったのー」
ジャッカル「一生漫才師とちゃうんかい」
キース「それでーあたしどうなっちゃうのー うふふふふ」
ジャッカル「そやなー飛行機でトラブルいうたらハイジャックや」
ジャッカル「わしがハイジャック犯やるからお前がスッチーで なんや、すったもんだのトラブルってのでどうや」
キース「お前あほちゃうか!」
キース「今の時代の航空会社のセキュリティ知らんのか?」
キース「お前みたいな素人テロリストが入り込める余地なんて 航空テロリスト業界にはあらしまへん!」
ジャッカル「なんやその業界? やけにに設定にこだわるなー」
キース「お前が具体的に詰めていくゆうたから こうやってまじめにやっとるんやないか」
ジャッカル「せやったな、お前も漫才師の端くれ わしが悪かったわ」
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