とある少女と鬼神少女。

✝️八雲 瑠珈(ルカ)✝️

第1章~いつもの日常…?(脚本)

とある少女と鬼神少女。

✝️八雲 瑠珈(ルカ)✝️

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〇教室
八雲 瑠珈(ルカ)「最近、町で怪奇現象が起こっているらしいんだって」
雨宮 美鈴「怪奇現象!?それってポルターガイストってやつだよね?」
八雲 瑠珈(ルカ)「そうそう、だから今、Twitterで話題になってるの」
雨宮 美鈴「ルカってば、本当、そういうの好きだよね・・・私苦手だな」
八雲 瑠珈(ルカ)「え!?そういう美鈴だって、ホラーゲームは大の得意じゃんか」
雨宮 美鈴「ホラーゲームは、あくまでもゲームでしょ・・・?現実であんな事が起こったら、失神する自信があるよ」
八雲 瑠珈(ルカ)「失神・・・?嘘でしょ・・・美鈴が失神なんてしたら、僕運べないよ?」
雨宮 美鈴「だからって置いてくのはやめてよ!?」
八雲 瑠珈(ルカ)「うそうそ、そんなことしないって」
雨宮 美鈴「本当?良かった・・・」
八雲 瑠珈(ルカ)「ちなみに、置いていったら?」
雨宮 美鈴「・・・末代まで呪うから」
八雲 瑠珈(ルカ)「!?」
八雲 瑠珈(ルカ)「末代まで呪うなんて・・・冗談言わないでよ・・・」
雨宮 美鈴「それくらいしなきゃ、不公平だもん」
  彼女の事を怒らせたらどうなるのか・・・ルカは怖くなった
  ── 2組は、移動教室です。ジャージに着替えて5分前には席に着くようにしましょう。
八雲 瑠珈(ルカ)「・・・あー、マジか」
雨宮 美鈴「話してたらあっという間だったね・・・」
  ルカと美鈴は、教室を急いで出た

〇学校の廊下
  ──放課後
八雲 瑠珈(ルカ)「・・・美鈴、委員会があるって・・・急だよね」
八雲 瑠珈(ルカ)「結局、一人で帰る羽目になったし・・・」
八雲 瑠珈(ルカ)「・・・怪奇現象・・・か」
八雲 瑠珈(ルカ)「僕、一人で調べるのは・・・なんか寂しいな」
八雲 瑠珈(ルカ)「べ、別に怖い訳じゃないし!」
八雲 瑠珈(ルカ)「パパっと見てくればいいよね!」
雪村 智尋「ルカ・・・?どうしてここに?」
八雲 瑠珈(ルカ)「!?」
八雲 瑠珈(ルカ)「びっくりしたぁ・・・智尋こそ、委員会は?」
雪村 智尋「今日は・・・用事があってね」
雪村 智尋「今、用事を終わらせて帰るとこだったんだ」
八雲 瑠珈(ルカ)「お、奇遇だね!僕も、丁度帰るとこだったんだ!一緒に帰ろう!」
雪村 智尋「いや、迷惑かけちゃいそうだし・・・いいよ、それに美鈴がいるだろ?」
八雲 瑠珈(ルカ)「それが、美鈴は言ってがあるってさ」
八雲 瑠珈(ルカ)「これからちょっとしたいこともあるし、一緒に帰ろうよ」
雪村 智尋「・・・分かった」
  ── ルカがしたいこと、それは・・・
花園 恵梨香「じゃあ、お姉さんによろしくね」
八雲 伊織「はい!ありがとうございます!」
花園 恵梨香「じゃ、また明日」
八雲 伊織「はい!さようなら!花園先生!」
八雲 伊織「!!」
八雲 伊織「お姉ちゃんと、智尋先輩だ・・・もしかして2人ってそういう関係・・・?」
八雲 伊織「恋愛に無関係なお姉ちゃんに彼氏が!?」
八雲 伊織「気になるな・・・ストーk・・・いや、着いてってみよ」
  伊織は、ルカと智尋に着いていくことにした
如月 絢音「・・・見た?今の」
伊藤 美佳「えぇ、確かに見たわ」
如月 絢音「二人で帰ろうなんてそうはさせないわよ」
伊藤 美佳「智尋くんは絢音の物なんだから」
  ルカと智尋の姿を見つけて、絢音と美佳は2人の邪魔をしようと着いていった

〇開けた交差点
雪村 智尋「・・・怪奇現象・・・?」
八雲 瑠珈(ルカ)「そう!Twitterで今日話題になってたの!」
雪村 智尋「いや、もしかしてだけど・・・調べに行こうなんて言わないよな?」
八雲 瑠珈(ルカ)「!!」
八雲 瑠珈(ルカ)「どうして分かったの!?まだ何も言ってないよ?」
雪村 智尋「ルカの事だ・・・そう言うと思ってたよ・・・」
八雲 瑠珈(ルカ)「そっかー、ダメだよね」
八雲 瑠珈(ルカ)「やっぱり、幽霊なんて信じてないよね」
雪村 智尋「いや、行くよ」
八雲 瑠珈(ルカ)「え!?いいの?」
雪村 智尋「うん、それにルカが1人で行って迷ったら大変だろ?」
八雲 瑠珈(ルカ)「ま、迷ってないよ・・・道草食ってただけだし・・・」
雪村 智尋「それを迷ってるって言うんだけどな」
八雲 瑠珈(ルカ)「も、もうバカにしないでよ!早く行こ!」
雪村 智尋「分かった分かった、行こうか」
八雲 瑠珈(ルカ)「・・・Twitterだと・・・あのトンネルの向こうなんだけど」
雪村 智尋「トンネル?」
  ── ルカと智尋は正面を見た

〇山奥のトンネル(閉鎖中)
  ── 哀塔トンネル
  昔からそこは、立ち入り禁止になっている
  どういう理由で立ち入り禁止になったのかは不明だが、今でもそれは分からないままだという。
  Twitter で話題になったのは、最近ではない
  僕らが生まれる前から、町の人は知っていた。
  また、どういう経緯で知られたのかも、不明だという
八雲 瑠珈(ルカ)「結構古くなってる・・・」
雪村 智尋「そう・・・だな、さっきとここだけ雰囲気が違う気がする・・・」
八雲 瑠珈(ルカ)「入れないのは残念だな・・・」
雪村 智尋「・・・なぁ、ここから入れそうじゃ無いか?」
  智尋は、壊れかけているフェンスを指差した
八雲 瑠珈(ルカ)「本当だ!ここから入れるみたいだね」
八雲 伊織「ちょっと待ったぁ!」
八雲 伊織「やっと、お姉ちゃんに彼氏が出来たんだって思って、気になって着いてきたら!」
八雲 瑠珈(ルカ)「え、伊織?どうしてここに・・・」
八雲 伊織「ストーk・・・いや、心配で来たの!」
  伊織は、言い直した
雪村 智尋「ま、まぁ・・・伊織が来たんなら、丁度3人だな」
八雲 瑠珈(ルカ)「そ、そうだね」
八雲 伊織「え?どゆこと?」
八雲 瑠珈(ルカ)「だから、これからこのトンネルに入ろうって」
八雲 伊織「はぁぁぁ!?!?」
  伊織は驚いて叫んだ
八雲 伊織「お姉ちゃん・・・ついに・・・可笑しくなったんだ・・・」
八雲 瑠珈(ルカ)「ば、バカな事言わないでよ」
雪村 智尋「俺も最初は、驚いたけど・・・仕方なく・・・」
八雲 瑠珈(ルカ)「いやいや、思いっきり行くって言ってたじゃん」
八雲 伊織「やっぱり・・・お姉ちゃんがごめんなさい・・・」
雪村 智尋「い、いや・・・気にしないでよ」
八雲 瑠珈(ルカ)「待って!僕は何も言ってないよ!無理やり連れてきてないし!智尋!余計な事言わないでよ!」
雪村 智尋「ごめんって、冗談だよ」
八雲 伊織「お姉ちゃん・・・でも・・・ここには入っちゃダメだって・・・お母さんに言われてたじゃん」
八雲 瑠珈(ルカ)「そ、そうだけど・・・どうしても気になっちゃうんだよ」
八雲 瑠珈(ルカ)「Twitterで話題になってるんだよ?実際に行った人なんていないし、僕が行ったら大発見かもしれないじゃん!」
八雲 伊織「それで呪われても私は知らないからね?」
八雲 瑠珈(ルカ)「大丈夫だって!こう見えて強いから!」
八雲 伊織「・・・まぁ、そこまで言うなら・・・」
  流石の伊織も、ルカには呆れたようだ

〇暗いトンネル
  ── フェンスを越えて、トンネル内にはいると明かりが付いていた
八雲 伊織「え?明かりが付いてる・・・?」
八雲 伊織「おかしい・・・遠くから見たときは明かりなんて、付いてなかったのに」
八雲 瑠珈(ルカ)「え?そうなの?僕達が来たときは付いてたけど」
雪村 智尋「・・・幽霊の仕業・・・だったりしてな」
八雲 伊織「え、そうだったらどうしよ・・・」
八雲 瑠珈(ルカ)「だから、出てきたらぶっ飛ばすから」
八雲 伊織「運動神経ダメダメのお姉ちゃんには無理だと思う」
八雲 瑠珈(ルカ)「なっ!?これでもバドミントンは出来るぞ、コラ」
八雲 伊織「美鈴先輩とは大違いだね」
八雲 瑠珈(ルカ)「美鈴とは明らかに差があるでしょうが、比べないでよ」
雪村 智尋「ま、一応引き返すって事も可能だけどさ」
八雲 伊織「そ、そうだよね・・・引き返そうよ」
八雲 瑠珈(ルカ)「まだ、調べてないでしょ」
雪村 智尋「!?」
  後ろを振り向いた智尋が驚いた
八雲 瑠珈(ルカ)「・・・どうしたの?智尋」
雪村 智尋「出口が無くなってる」
八雲 瑠珈(ルカ)「え?・・・無くなってるって・・・出口が?」
八雲 伊織「お姉ちゃん・・・何だか生臭い匂いがする・・・」
八雲 瑠珈(ルカ)「・・・え?」
  言われてみれば、確かに・・・血のような匂いがする
八雲 伊織「・・・そうだ!携帯で電話すれば・・・」
  伊織は慌ててスマホを取り出そうと、ポケットを漁った
八雲 伊織「無い!?」

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コメント

  • トンネルの向こうにはどんな世界が広がっているのでしょうか...😰
    ホラー系は苦手なのに、ついつい怖いモノ見たさで気になってしまうので、今作も覗いてみたくなりました🌟

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