夜の都会での事件(脚本)
〇シックなリビング
合唱祭当日の朝。
「おはよう!」
江川るり子「おはよう。今日は合唱祭ね。ふたりとも、いい結果を残せるよう頑張るのよ」
「うん!行ってきまーす!」
江川るり子「それと、もし打ち上げとかする時は、できるだけ遅くならないようにね! 連絡もするのよ!」
「はーい!」
〇駅の出入口
江川和樹「モノレールに乗ってしばらく行くと、乗換駅につくね」
江川和美「そうね。場所も時間もルートも運賃も確認したから、大丈夫ね」
江川和樹「何度も検討したもんね」
江川和美「そうね。急いで会場に向かいましょう」
〇シックなリビング
前日の夜。
江川勝「時間もしっかりと確認したね?」
江川るり子「その日は早めに起きないとね」
江川和樹「ちゃんと確認したよ!」
江川和美「持ち物、きちんと最終チェックしたわ!」
江川勝「いい結果を残せるようにベストを尽くしなさい」
〇改札口前
江川和美「そろそろモノレールが来るわね」
江川和樹「急いで乗り込もう!」
二人は、遅刻しないように時間に余裕を持たせて出かけたのだった。
〇綺麗なコンサートホール
乗り換えもきちんとこなし、和樹と和美は、何とか会場にたどり着いた。
山下紀夫「はい、おはようございます」
「おはようございまーす!」
山下紀夫「今日は合唱祭です。日頃の練習の成果を存分に発揮してくださいね」
〇大ホールの廊下
面々は、ステージへと入っていく。
金山修哉「お互い、頑張ろうな!」
「はい!!」
各学年ごとに指定された入場口から入っていく。
黒沢りょう「どきどきするなぁ」
江川和樹「黒沢君、大丈夫だよ。いつもの調子でいこう!」
黒沢りょう「そうだね」
江本美嘉「私、小さいころからピアノやってるけど、やっぱりこの会場、すごいわね」
江川和美「いつもの調子でやればうまくいくわよ」
江本美嘉「学年ごとのパフォーマンスも楽しみね!」
〇劇場の舞台
やがて、和樹たちの出番となった。
龍崎隆「全力を尽くすんだよ」
「はい!がんばります!」
メンバーは、精いっぱい練習した成果を発揮した。
会場は大盛り上がりだった!
いい結果を残せた、和樹たちだった。
やがて全ての学年とクラスが歌い終えた。
松木元也「優勝は、1年1組です!」
宇野武「やったな!」
「うん!」
歓喜する和樹たちだった!
〇綺麗なコンサートホール
合唱祭終了後。
山下紀夫「皆さん、お疲れさまでした。この後は、打ち上げをするだろうとは思いますが、できるだけ遅くならないように行動してくださいね」
照井愛「わかりました!」
宇野武「この近くの焼き肉屋にしようぜ!」
江川和樹「いいね、それ!」
江川和美「じゃあ、今から出発しましょう!」
和樹たちは焼き肉屋に向かった。
〇焼肉屋
一行がやって来たのは、大きな駅の近くの焼き肉屋だった。
江本美嘉「それでは、お疲れ様でしたー!」
「お疲れ様でしたー!」
食事に舌鼓を打つ一同。
黒沢りょう「これ美味しいや!」
江川和樹「この焼き肉、おいしいや!」
江川和美「本当ね!」
宇野武「俺も家族で焼肉屋さん行ったことあるけど、弟が結構食べてたよ!」
天谷ほのか「へぇ~、驚いたわ!」
会話も弾む和樹たち。
江川和美「他のクラスのパフォーマンスも圧倒的だったわね!」
天谷ほのか「先輩のクラスのパフォーマンスもすごかったわね!」
江川和樹「英語の歌で勝負してたしね!」
林潤一「確かにすごかったね!」
〇雨の歓楽街
夕食を楽しんだ面々は、時間となったので解散となった。
黒沢りょう「じゃあまた来週ね!!」
「うん!さようなら!」
照井愛「また来週学校でね!」
「また来週!」
メンバーは家路についた。
江川和樹「急いで家に帰ろう」
江川和美「事件が起きないことを祈りましょう」
その時だった。
江川和樹「何かな?」
江川和美「見てみるわ」
江川和樹「おい、この近くで事件だぞ!」
江川和美「近くに寄ってみるわ!!」
〇繁華な通り
事件現場は、駅の近くの通りで起きていた。
刑事「君はもう完全に逃げられない。大人しく投降したまえ!!」
しかし、相手は一筋縄では行かなかった!!
犯人「うるさい!黙れ!」
「うわぁ!」
江川和樹「一大事だ!」
江川和美「隠れて変身しましょう!」
〇ビルの裏
江川和樹「ここなら安心だ」
江川和美「そうね!変身しましょう!!」
江川和樹「了解!」
〇幻想空間
「行くよ!レッツ、ジャスティスチェンジ!」
江川和樹「イェイ!」
江川和美「ウフフッ♡」
江川和美「チュッ♡」
ジャスティスボーイ「ジャスティスボーイ、見参!」
ジャスティスガール「ジャスティスガール、見参!」
「ジャスティスツインズが今宵、悪を成敗する!」
〇繁華な通り
刑事「苛立ってくる! 犯人は我々の説得に応じないな!」
「ご安心ください!」
刑事「あなたは?」
「ジャスティスツインズにお任せあれ!」
警察官「あの事件をすぐに解決する・・・」
警察官「最強の双子じゃないですか!」
刑事「助かった。では、事情を話す」
警察は、事情を説明した。
警察官「というわけです」
警察官「犯人は人質を取り、執事&メイド喫茶内に立てこもってるそうです」
ジャスティスボーイ「安心してください!」
ジャスティスガール「すぐに解決して見せます!」
犯人「おい、あの二人浮いてねぇか?」
犯人「構わねぇ。すぐにやっつけな」
犯人「ああ!」
ジャスティスガール「一筋縄では行かなそうね」
ジャスティスボーイ「あれで行こう!」
〇幻想空間
「コスチュームチェンジ!」
「アーミーモード!」
〇メイド喫茶
2人は果敢に乗り込んだ!
犯人「なんだ!あいつら武装しやがった!」
犯人「嘘だろ!?」
犯人「とにかくやるぞ! 中の連中がどうなってもいいのか!?」
ジャスティスガール「痛い目に遭うのはあなたたちよ!」
ジャスティスボーイ「投降した方がいいぞ!」
犯人「くそ!喰らえ!」
ジャスティスボーイ「それっ!」
ジャスティスボーイは、急いでスマホを使って盾を作り、身を守った。
ジャスティスガール「これでも喰らいなさい!」
ホルダーから銃を出し、果敢に応戦するジャスティスガール。
「嘘だろう!?」
ジャスティスボーイ「君たちが何でこんなことしたかは知らないけど、こんなことして、喜ぶ人は誰もいないぞ!」
ジャスティスガール「結局は自分の首を絞めることになるの!」
2人はそう言って、犯人をコテンパンにしていった。
犯人「うわっ!」
「しまった!」
気絶した3人。
メイド「助かりましたわ」
「もう大丈夫ですよ」
メイド「ありがとうございます」
執事「お礼にこれを」
2人がもらったのは、この執事&メイドカフェの特別チケットだった。
「ありがとうございます!」
〇繁華な通り
「うううう・・・」
刑事「泣き落としは通用しないわよ!署で全部話してもらうから!」
刑事「さっさと歩きたまえ!」
犯人「わかりました・・・」
「ご協力ありがとうございました!!」
ジャスティスボーイ「いえいえ。僕らは正義の味方として当然のことをしたまでです」
ジャスティスガール「そうですね」
2人は、急いで退散した。
〇駅の出入口
江川和樹「なんとか事件を解決できたね」
江川和美「そうね。急いで家に帰りましょう」
家路へと急ぐ2人。
〇シックなリビング
「ただいまー!」
「おかえりなさい!」
江川和樹「僕らのクラスが優勝したよ!」
江川和美「打ち上げは近くの焼肉屋さんでね、結構盛り上がったわ!」
江川勝「それは良かったな!」
江川るり子「2人とも、急いでお風呂に入っちゃいなさい。 明日と明後日はお休みだから、ゆっくり休むのよ」
江川和美「そうするわ!」
江川和樹「そうするよ!」
〇綺麗な一戸建て
寝る前。
江川和樹「そろそろ寝ようか」
江川和美「そうね」
「和樹さん、和美さん」
女神「またお会いしましたね」
「お久しぶりです、女神様」
女神「今日もお疲れ様でした」
江川和樹「そういえば、この前の事件の時、不思議なことがありました」
江川和美「謎のお爺さんが現れたんですよ」
女神「それ、本当ですか?」
天使「それ、本当ですよね?」
天使「まさか、夢でも見たのでは?」
天使「その人のこと、教えてください」
2人は事情を説明した。
「というわけです」
天使「怪しい人ですわね。しばらくは私たちも注視していくので、その老人に気をつけてください」
「わかりました」
天使「それから、あの約束も忘れずに」
「ちゃんと守ってます!」
女神「えらいですわ。ではまたお会いしましょう!」
「お休みなさい!」
事件は解決したが、あの謎の老人は天使たちも注視していくこととなった。
果たして、あの老人は何者だ?
次回へ続く!
女神様も天使達も、あの老人と面識が無いとは。
敵勢力の関係者か?はたまた第三勢力か?
続き待ってます。