ダンジョン

あつしあつし

エピソード3(脚本)

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〇岩の洞窟
あつし「よし。レベルアップ」
すず「疲れたよ〜。もうレベル10だよ」
あつし「この調子でいこう。お〜〜〜」
すず「はぁ〜〜〜。お〜〜〜」
  危なげなく魔物をたおしていく
  
  ヤル気満々の僕に
  
  僕に合わせてくれるすず。
  
  順調に順調にレベルは上がっていく。
すず「あれ? この先、何だか暗くない? 何だか・・・・・・雰囲気が悪いような・・・・・・」
あつし「そう言われると・・・・・・変な感じがするな。 何かあるのか?」
すず「あっ。これかも」
  すずは兵士さんに借りたダンジョン入門書を見ながら言った。
あつし「何か載ってた?」
すず「魔力溜まりかも? え〜っと・・・・・・魔物が沢山集まっているかも?」
あつし「魔物が? 沢山? なら、大幅レベルアップチャンスってことか」
すず「も〜。危険だってことでしょ」
あつし「爆炎を僕とすずで連発すれば、魔物なんて一掃出来るんじゃないかな? 出来れば大量の経験値を得ることが出来るよね」
すず「え〜〜〜。自ら危険な場所に飛び込むなんて。普通は迂回ルートを探すんじゃないの」
あつし「大丈夫大丈夫。僕が前を歩くから、すずは僕の合図で爆炎を放ってくれ。行くよ」
すず「も〜〜〜。行くって言ってないでしょ。あっ。ちょっと待ってよ〜〜〜」
あつし「ん? 一匹だけ? ならば、剣技、十字斬り」
あつし「すず。魔物が隠れてるぞ。不意打ちに注意しろ」
あつし「ちっ。このオークは強いぞ。剣技、連続斬り〜」
すず「あつし。こっちにもいたよ。剣技、疾風斬り〜。えぃ」
あつし「纏まって出てくれれば爆炎で一発なのにな。剣技、連続斬り〜」
すず「も〜。切がないよ〜。ここで戦い続けるの? 疾風斬り〜」
あつし「そうだな。よし。走り抜けよう。追ってきた魔物達を魔法で一網打尽にすれば」
すず「最初から迂回ルートを探せばよかったのに〜。服が魔物の血でべたべただよ〜」
あつし「文句は後だ。走り抜けるぞ。剣技、連続斬り〜〜〜〜」
すず「剣技、疾風斬り〜〜〜」
  僕とすずは走った。
  
  行く手を阻む魔物だけを倒しながら。
すず「ねぇ〜。あつし、後ろ。魔物がいっぱいだよ」
あつし「おっ。ホントだな。作戦通りってことか」
すず「何が作戦よ。多過ぎるでしょ〜。ぱっと見た感じだけでも30匹以上は追って来てるわよ」
あつし「だから、作戦通りなんだろ。あの先の壁を背にして、爆炎魔法を連発するからな」
すず「え〜。立ち止まるの。怖いよ〜」

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