マジカルスパイス

はちのす

休まない休日(脚本)

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〇一人部屋
咲也「ただいま」
咲也「課題、課題・・・」
咲也「あぁ、このプリントも終わらせないと・・・ 期限が迫ってるわ」
咲也「どうも落ち着かないわ・・・ いつもの部屋なのに」
ヒヨ「咲也は勉強か? 人間は大変だな、どうでもいい事をわざわざ施設に行って学んでくるなんて」
ヒヨ「この部屋は整ってるから隠れる場所が少ないな・・・気づかれたらどうなる事か」
咲也「あぁっもう!今回のは難しすぎる!」
咲也「やっぱり何か居るし・・・」
咲也「集中出来ないわ!」

〇通学路
  翌朝
都季「あははは!それでさぁ〜」
奈希砂「うんうん分かる!」
咲也「・・・ねぇ」
都季「ん?」
咲也「・・・何か着いて来てるよ」
奈希砂「え?何それ、急にどうしたの?」
咲也「・・・何でもないわ」
都季「えぇ?何でもあると思うけど」
咲也「いいから、気にしないで」
都季「あー、うん」
咲也「・・・」
咲也「居るんでしょ、そこに」

〇通学路
都季「ねぇ、登校の時の何か着いて来てるって何?気になるんだけど・・・」
咲也「まだ気にしてるの?」
都季「え?うん、そりゃあね」
咲也「昨日の夕方、部屋にヒヨが居たの」
都季「え!?どういう事?」
咲也「どういう目的かは分からないけど・・・」
咲也「恐らく今も着いて来てるわ」
都季「ま、またまたぁ・・・見間違いかなんかでしょ?」
咲也「そうだと良いんだけどね」
ヒヨ「気づかれているか、咲也は察知能力が強いな」
ヒヨ「早く済ませないと我々が危険だな・・・」

〇シックなカフェ
  土曜日の朝
都季「ここのパフェ美味しいんだよねー」
奈希砂「シックでいい雰囲気だね、こういうとこ好きだな」
都季「さて、何頼む?私はこのいちごパフェにするよ」
咲也「うーん。パンケーキにするわ」
奈希砂「じゃあティラミスにしよ!」
都季「おっけー!頼んじゃうね! すいませーん、これとこれとこれで!」
ヒヨ「ねえねえ、新しいエリアを発見したよ!」
奈希砂「本当!?何処にあるの?」
ヒヨ「渋谷ってとこかな?多分」
咲也「渋谷って、ここだけど」
都季「じゃ、じゃあ今から向かう?」
奈希砂「そうしようか・・・」
店員「いちごパフェ、ティラミス、パンケーキです」
都季「美味しそー!」
奈希砂「エゴ討伐、やっぱ明日にしよう!」
都季「今はリラックス、リラックス」

〇可愛い部屋
都季「・・・すやすや」

〇ゆめかわ
都季「待って奈希砂ちゃん!エゴが・・・」
奈希砂「・・・っ!?」
奈希砂「ぐっ・・・」
都季「奈希砂ちゃん!!」
都季「・・・っう・・・く・・・ぁ・・・」

〇可愛い部屋
都季「うぅ〜・・・なぎさ・・・ちゃ・・・」
都季「はっ!!」
都季「ゆ、夢か・・・」
都季「奈希砂ちゃんが死んだら・・・ 私どうすればいいんだろう・・・」

次のエピソード:ひとつへの恨み

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