マジカルスパイス

はちのす

日常の登下校(脚本)

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〇可愛い部屋
都季「んぅ〜・・・おはよ・・・」
都季「学校・・・行かなきゃ・・・」
都季「って、もうこんな時間!?」
都季「早く支度しないと!」
「・・・」
ヒヨ「ふう、都季は学校に行ったようだね」
ヒヨ「魔法少女の精神が崩れてないか観察するためにこうやって部屋に潜むのも大変だな」
ヒヨ「まあ、都季の部屋はぬいぐるみが沢山あるから擬態できるから楽だ」
ヒヨ「学校へも観察にしに行かないとな」

〇通学路
都季「なんとかいつもの時間に家を出れた・・・」
奈希砂「あ、都季おはよう!」
都季「奈希砂ちゃんおはよ〜」
都季「そうだ!奈希砂ちゃんにこれあげる」
奈希砂「これ、キーホルダー!?しかも星の・・・」
都季「奈希砂ちゃん宇宙が好きって言ってたでしょ?だから星の形のキーホルダー喜ぶかなーって!」
奈希砂「ありがとう、一生大事にするよ」
奈希砂「宇宙にはロマンがある。果てが無くて誰も正体を知らない宇宙。 その中で光る星々・・・」
都季「ずっと友達でいようね!」
奈希砂「もちろん!」
咲也「2人とも、おはよう」
都季「またその格好・・・」
咲也「・・・大人の事情よ」
都季「?」
咲也「はあ、昨日は大変だったわね」
奈希砂「うん、本当にね・・・ 魔法少女ってもっとほんわかしたものだと思ってたけど」
奈希砂「思ってたより殺伐としてたね」
都季「でも、皆で力を合わせればどんなエゴでも討伐できるよ!」
咲也「そうね。頑張りましょう」

〇教室
先生「では、これから数学を始めます」
都季(数学苦手だな・・・憂鬱・・・)
先生「では、今から書く問題を解きなさい」
都季「・・・」
都季「わ、分かんないよ・・・どうしよう」
  2分後
先生「では、誰かに答えてもらおう」
都季「うぅ・・・当たりませんように当たりませんように・・・!!」
先生「・・・」
先生「では、中条奈希砂さん」
奈希砂「は、はい・・・」
都季(奈希砂ちゃんも数学苦手だけど・・・大丈夫かなぁ・・・)
奈希砂「えっと・・・」
奈希砂「答えは7分の4です」
先生「えぇと、違います 7分の4ではありません」
奈希砂「・・・」
都季「可哀想・・・ 何も笑うことないじゃん・・・」
都季「・・・なんで奈希砂ちゃんの扱いってああなんだろう?転入してきたから?」

〇通学路
都季「はあ、今日も疲れた」
都季「・・・数学の時大変だったね 皆に笑われて」
奈希砂「・・・別にいいよ、気にしてない」
都季「そう、なら良かった」
奈希砂「あ、思い出した」
奈希砂「登校の時キーホルダーくれたじゃん、だから休み時間にこれ作ってみたんだよね・・・」
都季「え、これ自分で作ったの?」
奈希砂「うん、裁縫だけは得意だから」
都季「ありがとう・・・絶対大事にする!絶対!」
奈希砂「良かった、喜んでくれて」
奈希砂「じゃ、ばいばーい!」
都季「ばいばいっ!」
都季「・・・」
都季「奈希砂ちゃん、私分かってるよ・・・ 数学の時笑われて・・・傷ついたってこと まだ気にしてるってこと」
都季「私だって少し傷ついたもん・・・奈希砂ちゃんの傷は深いはず・・・」

次のエピソード:休まない休日

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