プロローグ(脚本)
〇時計台の中
きっとこれが、『縺吶∋縺ヲ縺ョ縺ッ縺倥∪繧』だったのだろう。
あの時、目の前で起きたことが何一つ、理解出来なかった。
“僕”に背を向けて立つのは、さっきまで帰れると笑っていた“君”。
その手に握られているのは、しまったはずの“僕”の武器。
全て解決したはずなのに。
全てクリアしたはずなのに、何故“君”はまだ武器を手にしているんだろうか。
何故“僕”だけが半透明で、今にも消えそうなんだろうか。
男「なんで・・・。クリアしたじゃん・・・。早く帰ってみんなに話すんだって、約束したのに・・・!」
男「しょうがないよ、[あれ]を信じなかった俺たちが悪いんだから・・・」
男「あーあ、俺がいないとみんな泣いちゃうかなぁ・・・」
男「・・・弟を1人にできないよ・・・。僕も残る」
男「ダメ・・・だよ。絶対ダメ」
男「じゃあどうにかして一緒に帰ろうって・・・」
男「それも・・・無理なんじゃないかな・・・」
男「じゃあどうすればいいのさ?!」
男「__じゃあ、みんなで助けに来てよ」
男「俺はここで待ってるから」
男「合言葉決めたらわかりやすいかな...」
男「...置いてけないって...」
男「__決めた。合言葉 は______」
これと同時に、“僕”の意識も途切れてしまった。
男「──っ...」