トマトの憂鬱(脚本)
〇マンションの共用階段
キューカンバー大明神「・・・リコピンは、私を馬鹿にせず ただ「友達」としてそばに居てくれたんや」
キューカンバー大明神「・・・リコピン・・・」
〇応接室
リコピン「・・・」
リコピン「・・・・・・あ!」
リコピン「私・・・一体・・・」
リコピン「あーそうそう、ネタ披露の途中で倒れたんだ」
リコピン「・・・特有の病気のせいで」
リコピン「そう、私闘病してたんだ キューカンバー大明神には内緒にしてたけど」
リコピン「・・・どうやらその病気っつのは 私しか患ってないみたいで」
リコピン「苦労したんだ 治す方法が分からんから」
リコピン「その病気、緊張し過ぎると意識不明になるって症状があるっぽい」
リコピン「いつものステージは大掛かりじゃないから平気だったけどー」
リコピン「今日、初めてグランプリに出たから・・・緊張して・・・」
リコピン「最初、キューカンバー大明神と会話してる時にぼんやりした返事を返してたのは緊張を和らげる為だったの」
リコピン「キューカンバー大明神、私は元からぼんやりした性格だったけど・・・許してくれてるかな」
リコピン「もしかしたら、私のせいでキューカンバー大明神の夢が壊れちゃったかもしれない」
リコピン「大事な大会なのに・・・どうしよう」
・・・許してくれないだろうな