きっとまだやれる(脚本)
〇応接室
リコピン「・・・」
キューカンバー大明神「はぁっ、はぁっ・・・」
キューカンバー大明神「リ、リコピン!起きとるか!?」
リコピン「・・・」
キューカンバー大明神「あかんわ ほんま・・・ せっかく走って来たけど」
リコピン「おっ キューカンバー大明神」
キューカンバー大明神「なんや 起きとるんか!」
リコピン「・・・ねぇ、ごめん」
リコピン「色々・・・話さなきゃいけないこと黙ってたし」
キューカンバー大明神「ん? ええってええって!どんな事でも受け入れたるで」
リコピン「・・・ありがとう」
キューカンバー大明神「んで・・・こっちこそごめんな リコピンん事考えずに突っ走っとったわ」
キューカンバー大明神「私達にはでっかい夢があるのに・・・」
リコピン「・・・許すよ、もちろん」
キューカンバー大明神「う・・・ほんま・・・か・・・?」
リコピン「何泣いてんのさ いつものキューカンバー大明神ならこんな事で泣かん」
キューカンバー大明神「・・・私達、まだ挫けずに歩けるよね」
リコピン「挫けるどころか痛くも痒くも無いみたいな感じあるなー」
キューカンバー大明神「おっしゃ!私達の夢はまだ歩き出したばっかりってことだぁな!」
あれから、リコピンは表情豊かになって
言葉も豊富になった気がする
いや、リコピンは元から表情豊かな子なんや
やっぱりこの関係は
運命から出来ていると私は未だに思う
〇女性の部屋
──後日
キューカンバー大明神「うーん このネタ難しいな 失敗かもしれん」
キューカンバー大明神「地上波デビューはまだまだ遠いか・・・」
・・・パサリ
リコピン「ん、なんか落ちてきたな」
キューカンバー大明神「ふぅん なになに・・・」
キューカンバー大明神「・・・お笑いコンテストのお知らせ」
リコピン「おっ」
キューカンバー大明神「これに優勝すれば賞金60万GET!さらに地上波デビューも狙えるかも?これを機に素晴らしい芸能人生を送ろう」
キューカンバー大明神「・・・だってさ」
リコピン「・・・チャンス到来だな」
キューカンバー大明神「・・・出るしかないなこりゃ」
リコピン「・・・頑張ろう 私も頑張るわ」
私達はこうしてまた
ステージの上に立つこととなった
私はリコピンが失敗しても許そうと思う
・・・大親友やからな!