第0話(脚本)
〇ラーメン屋
今日も来てしまった・・・。
しかしぼくは毎度、様々な理由でラーメンを食べられずにいる。
今日こそは食べるぞ、ラーメン!!!
〇ラーメン屋のカウンター
(ガラガラーッ)
店員1「っしゃせ~、麺の硬さはー?」
星(きたよ、毎回これだ・・・ここではすかさず麺の硬さを聞かれる。有無を言わさずラーメンを注文する前提なのだ)
星(そして返答を間違えると、その瞬間)
星(──死ぬ。 そう、これこそがこの地が ”修羅の国” と呼ばれる所以(ゆえん)でもある──)
星「だがしかし、ぼくはやる。 今日こそは・・・ ・・・食べるぞ・・・ ・・・ラーメン・・・ッ!!」
星「硬麺でお願いします!!」
店員1「ああん?きさんなんば言いよっとや!??」
パァン!パンパンパンパン パーン・・・
GAME OVER...
〇ラーメン屋
今回もダメだったか・・・
一体なんと答えればいいんだ・・・
これねえ、もう300回くらい繰り返してるんですよ。麺の硬さを答えるだけなのに、次へ進めない。
恐らくは来店時間やその時々のお客さんの有無、その人数や各々(おのおの)の注文内容、複数人いる店員さんの誰が何人いるか、
何よりその店員さんの腹の虫の居どころでベストな答えが変わるものと思われる。
いやほんと無理ゲーすぎると思いません?
それでもぼくは・・・行かねばならない。
そう、何度でも。ラーメンを食べるまでは
ラーメンの硬さで運命が決まるとは、なかなかハードなラーメン屋さんですね。笑
おすすめを聞いても射殺されそうなんで、答えが思い浮かびません!
よく大事な人が殺されて時間がループする!って物語はありますが、ラーメンの麺の硬さでループする話は初めてです笑
正解は…なんなのだろう…
せめて好きな硬さで食べさせて…笑
おすすめのラーメンの食べ方かと思いきや、そこまで行けない無理ゲーストーリー!どうやって、店員さんを攻略したらいいのか、とても気になります!(笑)