まだ幸せな日々(脚本)
〇幻想空間
この世界には竜族という物が存在する。
太古の昔からある竜の力と姿を持つ恐ろしく強大な種族である
かつては竜族に世界は統合され、支配されていた。人間に負けるあの時までは。
王が倒されてからは竜族たちは衰退していった。
残された竜族は徹底的に潰されていった。
人間にみな敵対的だったからである。
基本的に友好的な竜族はいなかった。
しかし、何年か後人間に友好的な竜族が生まれた。それがこの物語で重要な竜族の「ロード族」
だが、人間の手によって迫害をうけ、ロード族のアイスロード家の本家はわずか3人に、さらにダークロード家は1人になってしまう
迫害を受けながらも懸命に生きてきた竜族の家主たちのお話。
彼女らはこれからどうなるかなんて知らない
〇豪華なリビングダイニング
グラス「はあ、もう朝か」
グラス・アイスロード
能力 氷を操る
アイスロード家の長。ロード家のリーダー
年齢は16
グラス「昨日は山菜取りに行ったら人間に追われて大変だったな。 レイリスのおかげで助かったから後でお礼言わないと」
グラス「今日はみんな起きる前に食べ物取りに行こうっと。 多分今なら人間もいないし」
グラス「というか確かに歴史を見れば竜族の自業自得なんだけど、それにしても酷い仕打ちだよね。普通にも生きれないなんて」
ライラス「あれ?グラス、もう起きてたんだー。 早いねー」
ライラス・ネイチャーロード
能力 植物を操る、毒を作る
明るい性格でのんびりしているネイチャーロード家の長
グラス「ライラス?どこ?訳の分からないところに居ないでよ」
ライラス「あれ?いることバレたー?」
グラス「その花でしょ?もう何度も見てるからわかるわ」
花瓶が少女の姿に変貌する
ライラス「せっかく得意の花瓶に化けてたのに。 バレちゃうのか〜。少し残念」
グラス「ふざけてないで、少し手伝って欲しいのだけれど」
ライラス「いいよ!何するの?」
グラス「狩りに行くの。鹿がこの時期は多いからね」
ライラス「任せてよ!対象が死んだ瞬間に毒素が消える毒とか作ってあるから☆」
グラス「そう?じゃあお願いね」
グラス「今日は近くの山に狩りに行くんだけど、人間がよく来るんだよね」
グラス「人間がきて、攻撃してきたら大人しく逃げること。戦ってはいけないわ」
ライラス「なんで?死にたくないから戦うつもりだったんだけど」
グラス「だめ!!これ以上信頼失ったらどうするの? とりあえず逃げるか毒で記憶破壊するかのどちらかにして」
ライラス「分かったよ!」
グラス「じゃあ着替えていこうか」
ライラス「はーい」
〇森の中
グラス「よし、行こうか」
ライラス「武器は沢山持ったよ!ざっと12個」
グラス「そんな要らないでしょ・・・魔法あるし」
ライラス「このくらいないと不安なの🥺」
グラス(そんなに使わないだろうに。しかも絶対重いし)
ライラス「じゃあレッツラゴーーー!」
グラス「・・・うん」
狩りに出掛けた
グラス「山道サンダルは間違えた・・・」
ライラス「逆になんでサンダル履いてきたのー?」
グラス「深い理由は無いけど・・・ なんか寝ぼけてたのかな・・・」
がさごそ
ライラス「ヴヴ・・・」
グラス「唸っちゃダメ。 竜族ってバレたら殺されるよ」
ライラス「ごめん! つい本能で」
グラス「てかこんな早朝から誰だろう?」
レイリス「あ、2人だ〜おはよぉ」
レイリス・ダークロード
能力 闇を操る
穏やかでのんびりした性格
マイペースで自由気まま
グラス「レイリス!! 驚かさないでよ」
ライラス「わ、レイだ! よかったー」
レイリス「そんな怒らなくても・・・ 僕はただ人間から逃げてきただけ・・・」
グラス「あー・・・昨日のいなかったのそのせい?」
レイリス「僕が1日森に隠れてれば人間は帰ってくでしょ?そっちの方がリスクは低いしいいかなって」
ライラス「でも、危ないから・・・やめてね」
レイリス「まぁ、死んだらその時はその時だよ」
グラス「いや、その時で済ませないで? 君が死んだらダークロード家滅ぶよ?」
レイリス「あはは、冗談だよ。 僕も死ぬつもりは無いよ」
グラス「全然レイリスが言うと冗談に聞こえない・・・」
ライラス「もう!次からはちゃんと気をつけてね!」
レイリス「わかったよ。それより狩猟?」
グラス「でも、ここら辺は危険なことがわかったし今日は少し鹿を狩ったら早めに帰ろう」
レイリス「それならさっきそこら辺うろついてた鹿捕まえて肉にしたけど・・・いる?」
グラス「それ・・・大丈夫??」
レイリス「なんで?」
グラス「いや、なんでもない。貰うね」
レイリス「???」
ライラス「早く捕まえに行こー」
グラス「わかったから走り出さないで」
レイリス「相変わらず仲がいいね」
グラス「ライラスは元気だから危険なの・・・」
レイリス「じゃあ僕は先に家に帰るね」
グラス「本当に神出鬼没・・・」
ライラス「うわぁっ!!」
グラス「ライラスどうしたの!?」
ライラス「大きい蛇!ー」
グラス「毒蛇だからあまり触らないでね」
ライラス「なんか美味しそう」
グラス「え、食べるの?」
ライラス「【毒花風来】」
ライラスが呪文を唱えた瞬間
毒蛇はトゲに串刺しになった
ライラス「お肉になっちゃった」
グラス「えぇ・・・(困惑)」
ライラス「これ、私のお昼ご飯!!」
グラス「みんなの分もご飯集めなきゃね。ストックだよ」
ライラス「まかせろり!」
グラス(人間いない場所でよかった・・・)
設定が一人一人詳細に書かれていて凄いです!!
このキャラクターたちが、どう活躍するのか見守りたいですね😃
竜族でありながら魔法も使えるので、斬新で新鮮なキャラだと感じました‼ この先がとても楽しみです🤩