episode 10 属性(脚本)
〇西洋の街並み
2年前
ルナーナ(・・・)
ルナーナ(・・・私のお母さんは幼かった時に既に他界していた)
ルナーナ(そのため、私は父と二人で暮らしていた)
ルナーナ(・・・)
〇アジトの一室
「ただいまー」
ルナーナ「・・・」
ルナーナ「おかえりなさい、父さん」
ジャッツ「すまないな。仕事が長引いてしまって」
ルナーナ「仕方ないよ、隊長になったばかりで仕事忙しいんでしょ」
ジャッツ「おいおい、隊長は2年前からとっくになってるぞ」
ルナーナ「はいはい」
ルナーナ「ご飯できてるから、冷めないうちに食べよ」
ジャッツ「悪いな、家のことまで」
ルナーナ「はいはい、ほら、早く食べるよ」
ジャッツ「・・・わかったよ」
ジャッツ「あ、そういえばユミ王女が、また例の場所でだ集まろうだとさ」
ルナーナ「ホント?!楽しみだな〜」
ジャッツ「森の方には近づくなよ」
ルナーナ「分かってるって〜」
ルナーナ「・・・」
ルナーナ(私の父はこの国の魔兵士の隊長をやっている)
ルナーナ(魔兵士とは、魔術を扱い国を守る兵士だ)
ルナーナ(この世界にはありとあらゆる魔法があると言われている。もっとも、10の種類しかないそうだ)
〇テクスチャ
ルナーナ「10の種類の属性」
ルナーナ「ありとあらゆるものを凍らす氷属性」
ルナーナ「高い破壊力を持つ爆属性」
ルナーナ「素早い攻撃に特化した風属性」
ルナーナ「設置や地雷等に有効な影属性」
ルナーナ「苦手な相性が少ない雷属性」
ルナーナ「主にカウンターに使われる光属性」
ルナーナ「自然の力で唯一の雷の弱点である地属性」
ルナーナ「1番扱いにくいと言われる水属性」
ルナーナ「癒しの力がある花属性」
ルナーナ「そして・・・」
ルナーナ「この国の1番人気の属性である、炎属性」
ルナーナ「・・・」
〇美しい草原
ルナーナ「・・・とまぁ、そんな感じだね」
ユミ・カヌリーメ「へぇ〜」
ユミ・カヌリーメ「ルナーナはすごいね!魔術の勉強をしっかりしてて」
ルナーナ「そ、そんなことないよ」
ルナーナ「お、お父さんが隊長だから、魔術に関する本が多いだけだよ・・・」
ユミ・カヌリーメ「それでも凄いよ!」
ユミ・カヌリーメ「私達も魔法が使えるように練習しないとね!」
ルナーナ「そうだね」
ルナーナ「今日も頑張ろう!」
〇謁見の間
ジャッツ「・・・」
ジャッツ「国王!私です!!ジャッツです!」
キロル・カヌリーメ「おぉ〜ジャッツか」
キロル・カヌリーメ「今日も様子を見に来たのか?」
ジャッツ「えぇ。申し訳ありません」
キロル・カヌリーメ「なぁにお前とワシの仲じゃろ」
キロル・カヌリーメ「案内しよう。着いてきたまえ」
ジャッツ「・・・助かります」
〇黒
「・・・」
「・・・ナリア・・・」