コンビニでの事件(脚本)
〇シックなリビング
6月になった。
江川るり子「おはよう」
「おはよう」
江川るり子「今日から衣替えだけど、雨も降ってるから気を付けてね。梅雨冷もあるそうだから、天気予報はちゃんとチェックよ」
江川和美「うん。ちゃんと天気予報見るわね」
江川和樹「それで判断するよ。じゃ、朝ご飯食べるね」
江川和美「私も食べるわ」
朝食を摂った二人は、いつものように出発した。
江川るり子「気を付けてね」
「うん。行ってきまーす!」
〇駅の出入口
江川和美「そういえば、テストの結果が張り出されるけど、悪い結果じゃないといいわね」
江川和樹「そうだね。女神様と約束してたしね」
二人は、モノレールに乗った。
〇学校の校門
「おはよう!!」
馬場恭平「おはよう。今日は中間試験の結果発表だね」
天谷ほのか「私は、自信ある方よ」
〇掲示板の前
江川和樹「ここが掲示板だね。いつも張り紙が張られてるからね」
江川和美「高校の合格発表の時、ドキドキしたの、今でも覚えてるわ」
〇合否発表の掲示板
回想。
江川和樹「番号、あるかな?」
江川和美「やっぱり不安ね。なかったらどうしましょう.....」
江川勝「なーに、お前たちはよく頑張ったんだから、自信持ちなよ」
江川るり子「そうよ。ほら、もうすぐよ」
二人は結果を見た。
江川和美「見て、私の番号があったわ!」
江川和樹「僕のもだ!」
江川るり子「二人ともすごいじゃない!」
江川勝「よくやったな!」
「うん!」
その後、二人は柔道着や体育着、制服などの採寸をしたのだった。
〇掲示板の前
二人は、試験の結果を見た。
江川和美「何とか赤点は大丈夫だったようね」
江川和樹「そうだね」
照井愛「おはよう!二人とも来てたのね!私は何とか赤点は免れたわ」
藤堂利一「僕も安全圏内だ」
金山修哉「俺もだぜ。ひやひやしたもんなぁ」
江川和樹「先輩、久しぶりですね!僕も妹も何とか赤点は免れました」
金山修哉「この調子で勉強、がんばれよ!引き続き、留年を回避していかなくっちゃな!」
江川和樹「はい、がんばります!」
若林瑠美「私も何とか大丈夫だったわ」
藤堂利一「若林先輩、よかったですね!こっちも大丈夫でした!」
幸い、再試験対象者はいなかった。
〇体育館の中
その日の午後、体育館で特別講義が行われた。
警察官「それではこれより、犯罪に巻き込まれないようにするためのノウハウを教えていきます」
黒沢りょう「しっかり聞いておかないとね」
林潤一「そうだね」
江本美嘉「私も気を付けるわ」
警察官「いいですか、「楽して稼げるバイトがある」という言葉に絶対つられちゃいけませんよ」
警察官「犯人グループは、責任を押し付けるために甘い言葉で誘い、犯罪に加担させます。 絶対にきっぱり断ってください」
講義を真剣に聞く和樹たち。
警察官「それから次は、薬物乱用についての話です」
警察官「絶対に薬物に手を出してはならないのです。 もし薬物乱用すると、あなたの人生が台無しになります」
警察による講義は進み、痴漢から身を守ったりする方法についても学習した。
警察官「以上を持ちまして、講義を終了します」
警察官「皆さんには、「犯罪を絶対にやらない」という強い気持ちを持って生活してください」
〇学校の校門
放課後。
照井愛「あ~あ、今日は雨でチアリーディング部は教室での練習だったの。着替えの場所とかに苦労したわ」
江川和美「元気出して!そのうち晴れの日が来るわよ」
江川和樹「そうだよ!」
照井愛「ありがとう。元気が出たわ!ねぇ、帰りにハンバーガー店行かない? 新しいスイーツが出たの!」
江川和美「いいわね!私も行きたかったの!」
江川和樹「丁度時間もあるし、行ってみるか!」
馬場恭平「じゃ、僕もお言葉に甘えるとするか」
〇ファストフード店の席
そのハンバーガー店は、モノレールの駅の近くにあった。
馬場恭平「このフルーリー、すごくおいしいや!」
照井愛「本当ね!」
江川和美「すっきりとした味わいね」
江川和樹「そうだね。心もすっきりとするね」
舌鼓を打つ、4人だった。
〇ファストフード店
江川和美「じゃあ、また明日!」
照井愛「また明日ね!」
馬場恭平「じゃあな!」
メンバーは解散した。
〇シックなリビング
その夜。
江川勝「ただいま!」
「お帰りなさーい!」
江川るり子「今日も大変だったでしょう?」
江川勝「うちの職場で今度社員旅行があるんだよ」
江川和樹「凄いね!」
江川勝「ま、お土産も買うかもしれないから、楽しみにしていてほしいな」
江川和美「それと、中間試験の結果、悪くなかったよ」
江川和樹「赤点はなかった」
江川るり子「この調子で頑張るのよ」
江川和美「あとで、答案を復習するね」
江川和樹「その後、予習するよ」
〇可愛い部屋
江川和美「予習と復習も終わったし、寝ようっと」
江川和美「何かしら?」
スマホをチェックする和美。すると、ドアが小さくノックされた。
江川和美「誰かしら?」
江川和樹「おい、事件発生だ!」
江川和美「場所はこの近くね!」
江川和樹「変身するぞ!」
江川和美「わかったわ!」
〇幻想空間
「行くよ!レッツ、ジャスティスチェンジ!」
江川和樹「イェイ!」
江川和美「ウフフッ♡」
江川和美「チュッ♡」
ジャスティスボーイ「ジャスティスボーイ、見参!」
ジャスティスガール「ジャスティスガール、見参!」
「ジャスティスツインズが今宵、悪を成敗する!」
ジャスティスボーイ「ワープ開始!」
ジャスティスガール「オッケー!」
ふたりは、事件現場へとワープした。
〇小さいコンビニ(軽トラあり)
事件は、コンビニで起きていた。
ATMへの現金補充時間を狙った犯行で、犯人は人質を取りコンビニ内に立てこもってるらしい。
警察官「一向に進みませんね!」
女性警察官「もう結構時間がたつわね!」
新米警察官「もう僕らも限界ですよ・・・」
その時だった。
「ジャスティスツインズ、ここに参上!」
刑事「あなた方は、噂の!」
女性警察官「知ってるのですか?」
刑事「ああ!あらゆる事件を片付けてしまう、最強の双子なんだ!」
刑事は、事情を説明した。
ジャスティスボーイ「お任せください!」
ジャスティスガール「すぐに解決して見せます!」
女性警察官「お願いします!」
〇倉庫の裏
コンビニの裏。
ジャスティスガール「ここなら安心なはず」
ジャスティスボーイ「作戦を練るぞ!」
ジャスティスガール「あれ見て。コンビニの従業員用の入り口よ」
ジャスティスボーイ「そこから入るぞ!」
二人は体当たりしてドアを開け、侵入した!
〇コンビニの店内
コンビニ強盗「お前ら!携帯もないから連絡できねぇ! 絶対騒ぐなよ!」
コンビニ強盗「もし逆らったらこれだ!」
コンビニ強盗「わかったか!静かにしてろ!」
「おいなんだ!」
「そうは問屋が卸さない!」
コンビニ強盗「お前ら!俺らが強盗だと知ってふざけてるのか?」
ジャスティスガール「私たちを見くびってもらっちゃ困るわよ!」
ジャスティスボーイ「ATMを狙った卑劣な犯行は言語道断だ!」
コンビニ強盗「うるせえ!」
ジャスティスボーイ「これでもくらえ!」
コンビニ強盗「うわ!」
強盗はバランスを崩し、転倒した。
コンビニ強盗「貴様!」
ジャスティスガール「それっ!」
コンビニ強盗「うわっ!」
強盗は思わずしりもちをついた。
コンビニ強盗「貴様ら!人質の命が惜しいか!」
ジャスティスボーイ「その前に自分の命が惜しいなら、速やかに攻撃をやめた方がいい!」
コンビニ強盗「うるせえ!」
男がピストルを二人に向けた、その時だった!
コンビニ強盗「しまった!いきなり寒気がしてきた!」
「こっちも寒気がしてきた!」
天使「この風は、野蛮な行為をしたあなたたちへの報いなのです。 今です。ジャスティスツインズ、とどめを刺しなさい!」
ジャスティスボーイ「わかりました!」
ジャスティスガール「私は人質を解放させます!」
ジャスティスボーイ「喰らえ!」
「うわーっ!!」
ジャスティスボーイは一気に3人を畳みかけた。ジャスティスガールは、その間に人質を解放させた。
ジャスティスボーイ「さらに痛い目に遭いたくなければ、携帯電話の隠し場所を言った方がいい!!」
コンビニ強盗「奥の部屋にある。カギはこれだ」
ジャスティスガール「これで犯人は縛り上げたわ!」
コンビニの店員「本当にありがとうございました」
ジャスティスボーイ「携帯は無事でした!皆さん、お受け取りください!」
解放された人質たちは、速やかに電話を取り戻した。
〇小さいコンビニ(軽トラあり)
「うぐぐぐぐ・・・・」
女性警察官「ご協力ありがとうございました!」
ジャスティスボーイ「いえいえ。僕らは当然のことをしたまでです」
刑事「勇敢な二人の前向きな姿勢、私たちも見習うよ」
ジャスティスガール「そういってもらえると嬉しいです」
二人は、その場を去った。
〇シックなリビング
次の日。
「おはよう!」
江川るり子「おはよう。今日未明のコンビニ強盗事件、あの二人が解決したらしいわよ」
江川和樹「その二人、僕らも会ってみたいよ」
江川和美「今度会えたら写真撮るわ」
江川るり子「ほら二人とも、朝ごはん食べちゃいなさい」
「はーい!!」
事件はめでたく解決。二人とも、油断は禁物だぞ!
次回へ続く!