エピソード3(脚本)
〇魔物の巣窟
公爵老人「女! これが怖くないのか?」
チュウチュウ魔法使い「ただのオモチャじゃん! それに女とは何よ! しつれいしちゃう! れっきとした名前があるのよ!」
公爵老人「じゃ名前を教えろ!」
チュウチュウ魔法使い「教えないよ! 教えたら貴方の術にハマるわ!」
チュウチュウ魔法使い(それより 貴方お爺ちゃんでしょ! 何歳なの?)
公爵老人「500歳じゃが!」
チュウチュウ魔法使い(そう! たったの500歳! だったらこんな世界捨てちゃいなよ! 人の亡骸にすがって! 怖いんだろ?)
公爵老人「そのようなことはない!」
チュウチュウ魔法使い(いや顔にちゃんと書いてあるわ!)
公爵老人「おい! 俺をからかうなんて許せん! お前ら女を食べちゃいな!」
〇カラフルな宇宙空間
チュウチュウ魔法使い(火豪攻めか!)
チュウチュウ魔法使い(一瞬閃いた! 大叔母様 ちょうと拝借!)
チュウチュウ魔法使い「これでどう! まだ来る気! じゃトドメにいきますわ!」
公爵老人「女! 何者じゃ!」
公爵老人「お前ら! ここは一旦引き上げじゃ!」
チュウチュウ魔法使い(逃げの一手?)
〇研究機関の会議室
スイスイ科学大臣「やるわね!」
〇外国の田舎町
チュウチュウ魔法使い(どうしょう?)
チュウチュウ魔法使い(迷子になってしまったかな?)
チュウチュウ魔法使い(まぁ おばちゃまがいるから!)
ペラペラ🦋「オィ! 俺もいるって!」
チュウチュウ魔法使い「そうね! でも助けてくれないじゃん!」
ペラペラ🦋「ただ助けたくっても 怖いじゃん! 俺はもともと女性よ!」
チュウチュウ魔法使い(分かった! お上から言われて、ただ位を失うのが 怖かっただけでしょ?)
ペラペラ🦋(本当の事言わないでよ!)
チュウチュウ魔法使い(大丈夫! 叔母さんには内緒!)
チュウチュウ魔法使い(さぁ! どうするの? まだ冒険する? 何の手がかりも掴めていないよ! ペラペラ蝶様 シブシブ王からお仕置きが!)
ペラペラ🦋「脅すのはやめてくださいよ! 叔母さまの処に!」
チュウチュウ魔法使い(分かったわ! 行きましょ!)
〇きのこ料理の店
チュウチュウ魔法使い(ここに叔母ちゃまが?)
ペラペラ🦋(チュチュあのジジイ逃げたけど! 知り合い?)
チュウチュウ魔法使い(違うわよ! あんなクソジジイ知らない〜! また、出て来るんじゃない! 大丈夫よ!)
チュウチュウ魔法使い(灯り消えてるけど!どうしたのかな?)
ペラペラ🦋「君達と縁を切りたい! どうしたらいいか? わからない!」
ペラペラ🦋「この心境を誰に理解してもらえるの?」
チュウチュウ魔法使い「あら! 十分に理解しているわ! 大丈夫よ! 私について来て!」
ペラペラ🦋(そうですよね 私も魔法使いになれるかなぁ?)
チュウチュウ魔法使い「だから! なれるかとかの不確定要素の言葉は使わない! 分かった?」
ペラペラ🦋(でも・・・・・・・・・・・・)
チュウチュウ魔法使い(暗いけど明るいと思えばすぐに!)
〇きのこ料理の店
チュウチュウ魔法使い(ほらね!)
ペラペラ🦋「さすがですね!」
〇暖炉のある小屋
フリフリ魔女(どこに行っていたの? 待ちくたびれたわ!)
大叔母様(暗くなると魔界が動き出すから 気を付けて!)
女将「いらしゃいませ! ごゆっくりと!」
チュウチュウ魔法使い「お邪魔します」
チュウチュウ魔法使い「そうなの? さっき出た!──」
大叔母様「あぁぁぁ! 貴方がペラペラ蝶ね! お二人をよろしくね!」
チュウチュウ魔法使い(わかった? 私のお供可愛いでしょ!)
ペラペラ🦋「はぁぁ!」
ペラペラ🦋「さっきの怪物カブト虫みたいのとへんちくりんな変態! あなた達よくこんなの世界にいるわね! 持命が縮まない!」
ペラペラ🦋「命がいくつあっても足りないじゃないの!」
チュウチュウ魔法使い「わぁ! それ! 持命が伸び縮みするの?」
チュウチュウ魔法使い「大叔母様お願い教えて!」
大叔母様(まぁ! 好奇心が強いこと! 一つだけヒント! 『死者の書』を読めば分かると思うわ!)
チュウチュウ魔法使い(ワーィ! ヒントみつけ! 大叔母様ありがとう!)
大叔母様(そんなことより ツキヨタケのキノコの毒について 論議していたところ! ペラペラ蝶様 試してみる?)
チュウチュウ魔法使い(大変ね! 毒に当たったら死ぬの?)
大叔母様(大丈夫よ 下痢と腹痛でのたうち回るけどね!)
ペラペラ🦋「魔女だ! 日記に書いておこう!」
チュウチュウ魔法使い(分かった! シダのところが暗闇で少し光るキノコね!)
〇ホストクラブ
フリフリ魔女「コックさんを手伝ってきのこ料理を作ったの、これくらいの食べないと美しくはなれないわよね? 皆んなを呼んでこよう!」
〇暖炉のある小屋
フリフリ魔女「皆んなおいでよ! 楽しくきのこ料理を食べよう! こっち!」
〇ホストクラブ
フリフリ魔女「ねえ! ここなら美味しくいただけるでしょ!」
チュウチュウ魔法使い「わあぁー! 部屋も綺麗だけど料理も素敵! 早く食べよう!」
大叔母様(あぁ!忘れてた! 毒キノコは? 捨てたでしょね? 分別してなかったと思うわ!)
フリフリ魔女「大丈夫よ! ちゃんと分けて、毒だけを抽出して瓶に詰めましたわ!」
フリフリ魔女「それから「死の天使」 ドクツルタケの毒も瓶に入れて 保管している」
大叔母様(だったらいいわ! 料理をいただきましょう!)
チュウチュウ魔法使い(美味しいわ! さすがオバチャマ!)
チュウチュウ魔法使い(オバちゃま後1年でいなくなるんでしょう早く生命の延命の秘宝を見つけないといけないね)
大叔母様(そのことで相談があるの チュウチュウ老ぼれ侯爵に会ったでしょ 魔界の中で生き延びている きっと秘密のヒントが!)
チュウチュウ魔法使い「そうかなぁ そんな風には見えなかったよ」
フリフリ魔女(そうね物は試しね そこに行ってみるわ!)
チュウチュウ魔法使い「それは楽しみ! 行ってらしやい!」
大叔母様(ダメよ! あなたも行って!)
大叔母様(大丈夫ね!)
ペラペラ🦋「私はどうするの? まったく!」
大叔母様(あらまだいたの! 私が送りますよ!)
〇魔界
〇魔界
〇魔界
〇魔界
フリフリ魔女(あら! 付いて来たの!)
チュウチュウ魔法使い(大叔母さんが!)
ペラペラ🦋「お前も付いて行けと 無理やり追ん出された!」
フリフリ魔女「そう! よかったね! こちらにこなかったら、朽ち果てていたわ! 大叔母さんは怖い人よ!」
フリフリ魔女「生きてここに来られたことは少し望みはあるかなぁ!」
チュウチュウ魔法使い「わぁー! よかった!」
ペラペラ🦋「儂は一つも・・・・・・?」
フリフリ魔女(さぁ! 行きましょ!)
〇研究機関の会議室
スイスイ科学大臣「ペラペラ蝶 石にかじりついても同伴しなさい! 未来は貴方にかかっているからね!」
スイスイ科学大臣「「死者の書」ゲットせよ!」
〇魔界
ペラペラ🦋(そんなぁ? 儂にぁ! 無理!)
フリフリ魔女「道はローマに↪︎続く?」
フリフリ魔女「どこまでも一本路!」
チュウチュウ魔法使い(そうだね!)
〇ピラミッド
フリフリ魔女「ほら! 見えて来た!」
〇研究機関の会議室
スイスイ科学大臣(分かったわ! おほほ・・・! 「死者の書」ゲットした!)
デレデレ第二皇子「大丈夫か! 財政破綻が危ぶまれる中、シブシブ王の怒りが収まればいいが!」
〇ピラミッド
フリフリ魔女「あぁぁぁ!」
チュウチュウ魔法使い「ここかぁ!」
ペラペラ🦋「なに?」
フリフリ魔女「分かった! 図書館あった本!」
チュウチュウ魔法使い「そうね! 生け贄の本場?」
〇ホストクラブ
大叔母様(でもまだまだ! 真実は一つではないのよ!)
〇ピラミッド
フリフリ魔女「さぁ帰るよ!」
チュウチュウ魔法使い(そうだよね まだ夕食食べ終わっていないね 早く帰ろう!)
ペラペラ🦋「ハンカチ!ハンカチ! 胸の中にあったはず!」
ペラペラ🦋「そんな! 何がなんだかわからん! 泣きたい!」
〇ホストクラブ
フリフリ魔女「ただいま!」
大叔母様「お帰り」
チュウチュウ魔法使い「疲れちゃった!」
大叔母様(どうだった!)
チュウチュウ魔法使い「老ぼれじいちゃんいなかった!」
大叔母様「おやおや どうしたの? 泣いたりして!」
ペラペラ🦋「何がなんだか さっぱりわからん! どうしてこうなるの!」
大叔母様(大丈夫よ お供がいて助かっているわ!)
ペラペラ🦋「教えて!」
大叔母様(『死者の書』は発見されてもう本として編集されているの!)
ペラペラ🦋「なんだ早く言うてくれなきゃ! 不親切な!」
チュウチュウ魔法使い「早く食べようよ!」
大叔母様(頂きましょう!)
〇ホストクラブ
フリフリ魔女「お会計お願いします」
女将「どうも有難うございました こちらになります と明細書を手渡した」
フリフリ魔女「ペラペラ蝶樣 お会計よ!」
ペラペラ🦋「私が? なんでこうなるの! あれ! 財布がない! 本当に、あぁぁ! さっきの飛んで行ったところに落としたかな?」
フリフリ魔女「まぁ! どうしましょ? さてはお金出したくなくて!」
ペラペラ🦋「そんなことはありませんよ! 確かに懐に入れていて あぁぁ!」
ペラペラ🦋「思い出した! ハンカチを取り出したときかな? また泣き出した!」
フリフリ魔女「じゃぁここは、私が立替払いしとくね! あとで精算だからね! 女将さんよろしく!」
女将「どうも有難うございました」
〇きのこ料理の店
フリフリ魔女「美味しかったね でもどうしましょ! ペラペラ蝶 シブシブ王に報告する? それとも探しに行く?」
チュウチュウ魔法使い(それは当然探しに行くわよね)
フリフリ魔女(そうね! 大叔母さんにお願いしたら!)
ペラペラ🦋「なんでこうなるの! 大叔母さんお願いします」
大叔母様(そうね 送ってあげるわ!)
フリフリ魔女「やれやれ!」
大叔母様(あらやーね! 帰りの言葉を聞かないで! どうやって帰るのかしら?)
チュウチュウ魔法使い(魔法のことなら私聞いてと大ボラ吹いていたから帰ってくるわよ アサギマダラと言う蝶は羽がボロボロになっても故郷に帰るって!)
大叔母様(そうね! 言い伝えで海を渡り2,500キロメートルの旅をして故郷に帰る蝶ね! でもお供のペラペラ蝶は根性あるかしら?)
〇ピラミッド
ペラペラ🦋「あぁぁぁぁ どうやって帰るの????? ・・・・・・・・・もうん涙も出ない!」