ベガの10000憶リッツ

米子

ベガの10000憶リッツ(脚本)

ベガの10000憶リッツ

米子

今すぐ読む

ベガの10000憶リッツ
この作品をTapNovel形式で読もう!
この作品をTapNovel形式で読もう!

今すぐ読む

〇黒
  あっはっは!

〇闇カジノ
  田舎町 裏賭場
裏賭場 客「くそっ」
裏賭場 客「負けた」
ベガ(損失もあったけど)
ベガ(結果は40万リッツの利益)
ベガ(完っ璧!)
ベガ「おほほほ」

〇空

〇中東の街
「ベガ!」
ベガ「えっ」
ベガ「びっくりしたぁ」
トレヴァー「馬車を用意してます」
トレヴァー「早く乗って」
ベガ「そんなコソコソしなくても」
ベガ「この格好だし、ばれないわよ」

〇荷馬車の中
ベガ「揺れるわね」
ベガ「車で迎えにきてよ」
トレヴァー「だめです」
トレヴァー「田舎で車は目立ちます」
トレヴァー「それで」
トレヴァー「今日の出来は?」
ベガ「40万勝ち~」
トレヴァー「ほんとに運がいいですね」
ベガ「・・・分かってないわねー」
ベガ「ギャンブルは運だけじゃダメ」
ベガ「計算が大事なの」
ベガ「勝率と期待値、還元値を考えて」
ベガ「引き際と掛け金を見極め」
ベガ「より低リスクで利益を得る!」
トレヴァー「ベガ」
トレヴァー「あなた」
トレヴァー「一体どこ目指してるんですか!?」
トレヴァー「こんな違法ギャンブルばかりやって」
ベガ「まぁまぁ」
ベガ「全ては金の為」
トレヴァー「はぁ」
ベガ「とにかく」
ベガ「これで目標資金は貯まった」
ベガ「次から都市部の裏賭場に行くわ」
ベガ「富裕層向けだし」
ベガ「”キング”をやってるから」
トレヴァー「キング」
ベガ「ゲーム名よ」
ベガ「左右2枚のカードの どちらが強いかを予測する」
ベガ「シンプルなルール」
ベガ「ただし」
ベガ「参加時に決めた資金がゼロになるまで ゲームからは降りられない」
ベガ「勝者はたった1人」
ベガ「裏賭場らしいでしょ?」
トレヴァー「それ、大丈夫なんですか?」
ベガ「まずはじっくり視察して作戦を練るわ」
ベガ「負け戦をする気はないからね」

〇中世の街並み
  数日後

〇神殿の門
  都市部 裏賭場
裏賭場 ディーラー「開場致します」
ベガ(これは)
ベガ(金の匂いがする)
ベガ(燃えるわぁ)

〇カジノ
ベガ(え)
ベガ(何でここに子供が!?)
裏賭場 ディーラー「ルーレットの参加者は」
裏賭場 ディーラー「お集まりください」
ルーク「は、はい」
ベガ「嘘」
ベガ(あの子プレイヤー!?)
裏賭場 客「30万リッツ」
裏賭場 客「50万」
裏賭場 客「俺も」
ルーク「い、1万リッツ」
ベガ(1万!?)
ベガ(何ふざけた額賭けてんのよ)
裏賭場 ディーラー「ノーモアベット」
裏賭場 ディーラー「始めます」
ルーク「くそっ」
ルーク「次は2万リッツ」
ルーク「う、色が違う」
ルーク「今度は4万!!」
ベガ(負けて倍額掛けるってことは)
ベガ(マーチンゲール法で行く気?)

〇カジノ
ベガ(バカね)
ルーク「ここで、やめます」
ルーク「う」

〇空

〇神殿の門
「ねえ」
ベガ「そこのガキ」
ルーク「俺はルークだ」
ベガ「どうでもいいわよ」
ベガ「何で裏賭場なんか来たの?」
ルーク「それは」
「ベガ」
トレヴァー「もう終わったんですか」
トレヴァー「え」
トレヴァー「まさか」
トレヴァー「子供から金を!?」
ベガ「んなわけないでしょ!?」
  ぐぅぅ~
ルーク「あ」
ベガ「話の前に」
ベガ「食事ね」

〇怪しげな酒場
トレヴァー「どうぞ」
トレヴァー「遠慮なく」
ベガ(支払いは私じゃない)
ルーク「うっ」
ルーク「うまーい!」
ベガ(まぁ)
ベガ(いっか)

〇怪しげな酒場
ルーク「実は」
ルーク「将来、画家になりたくて」
トレヴァー「素敵な夢ですね」
ルーク「でも俺」
ルーク「灰地の人間なんだ」
ベガ「灰地って、あの?」
ルーク「そう」

〇荒野
ルーク「荒れ果てた灰の土地」
ルーク「灰地の人間が」
ルーク「どれだけ貧しくて」
ルーク「どんな扱い受けてるかは」
ルーク「知ってるだろ?」

〇怪しげな酒場
ルーク「夢なんか持つのは無理って」
ルーク「皆に言われた」
ルーク「でも」
ルーク「生まれた環境だけで」
ルーク「運命が決まるなんて」
ルーク「絶対おかしい」
ルーク「だから、俺は」
ルーク「キングで大金を稼いで」
ルーク「夢を叶えて」
ルーク「灰地も救う!」
ベガ「立派な夢だけど」
ベガ「資金はどれくらいあるの?」
ルーク「皆の力を借りて」
ルーク「27万リッツ」
ベガ「無謀ね」
ベガ「正直、厳しいと思う」
ルーク「そんなの分かってる」
ルーク「でも」
ルーク「こんな方法しかないだろ」

〇中世の街並み
ルーク「今日は」
ルーク「ご馳走様」
トレヴァー「ええ」
トレヴァー「気を付けて」
ルーク「うん」
トレヴァー「・・・大丈夫でしょうか?」
ベガ「さぁ」
ベガ「心配した所で何もできないし」
トレヴァー「この国は」
トレヴァー「貧富の差が大きすぎますね」
ベガ「まったく」
ベガ「国王は何考えてんだか」
トレヴァー「ベガ・・・」

〇神殿の門
  数日後
ベガ「はぁっ」
ベガ「完全に遅刻」
ベガ「なんでキングの日に会食なんかあるのよ!?」
トレヴァー「仕方ないでしょう」
ベガ「最悪」
ベガ「ん?」
ベガ「何であんたもいるの?」
トレヴァー「その」
トレヴァー「ルークが心配で」
ベガ「もう」
ベガ「ま、いいわ」
ベガ「じゃあこれ持ってて」
トレヴァー「何です、これ」
ベガ「もしもの時の武器」
トレヴァー「え?」

〇カジノ
トレヴァー「ベガ、あれ!」
裏賭場 ディーラー「敗者はお下がりください」
ベガ「あのバカ」
「君、灰地だろ?」
ルーク「え?」
裏賭場 客「身なりで分かるよ」
ルーク「う」
裏賭場 客「身の丈に合わない夢を」
裏賭場 客「追うのはやめな」
裏賭場 客「運命は決まってる」
裏賭場 客「お前たちは」
裏賭場 客「敗者なんだよ」
裏賭場 客「一生な」
ルーク「うっ」
ルーク「くそっ」
裏賭場 客「ははは」
ベガ「・・・・・・」
裏賭場 ディーラー「ゲームを再開します」

〇黒背景

〇城門沿い
ベガの母「ごめんね」
ベガの母「こういう運命なの」
ベガの母「さよなら」

〇城の会議室

〇城の廊下
使用人「ベガはいらない子」

〇貴族の部屋
  これが
  運命?
  そんなの
ベガ「絶対嫌」
ベガ「変えてやる・・・」
ベガ「大金を集めて」
ベガ「城を出て、仲間を作って」
ベガ「この国ごと変えてやる」
ベガ「泣いたら負けだ」
ベガ「まずは」
ベガ「10000億リッツ」

〇カジノ
裏賭場 ディーラー「勝負は決しました」
裏賭場 ディーラー「──今回の勝者は」
裏賭場 客「ふっ」
「待った!!」
ベガ「”ジョーカー”」
裏賭場 ディーラー「え」
裏賭場 客「おいおい」
裏賭場 客「ルール理解してる?」
「もちろん」
ベガ「キングは1ゲームにつき1回だけ」
ベガ「途中参加が認められる」
ベガ「それがジョーカー」
ベガ「ただし」
ベガ「そのゲームの最終賞金と同額資金の ベットが条件」
ベガ「だから」
ベガ「私がベットするのは」
ベガ「1500万リッツ」
裏賭場 客「無謀な事するね」
ベガ「おっさんは黙ってて」
裏賭場 客「なっ」
ベガ「人の運命を決めつけて」
ベガ「バカにして」
ベガ「そういう奴」
ベガ「大っ嫌い」
ベガ「私が勝ったら」
ベガ「あの子に謝って」
ルーク「ベガ」
裏賭場 客「ガキだな」
裏賭場 客「感情で勝負すると負けるぜ」
ベガ「どうかしら」

〇カジノ
裏賭場 ディーラー「では始めます」

〇黒背景
ベガ「右に150万」
裏賭場 客「左、100万」
裏賭場 ディーラー「ノーモアベット」
裏賭場 ディーラー「左」
裏賭場 客「はっ」
裏賭場 ディーラー「2ターン目」
ベガ「左90万」
裏賭場 客「同じく左、130万」
裏賭場 ディーラー「左」
裏賭場 客「こんなもんか?」
ベガ「まだまだ」

〇カジノ
裏賭場 客「すごい勝負」
トレヴァー(ベガ)
裏賭場 ディーラー「右」
裏賭場 客「残念でしたぁ」
ベガ(くっ)
ベガ(進め方は悪くはないはず)
ベガ(なのに、巻き返せない)
ベガ(この男、なんでこんなに)
裏賭場 客「ふっ」
裏賭場 客「なんつー顔してんだ」
裏賭場 客「何でこんな強いのかって?」
裏賭場 客「俺はなぁ」
裏賭場 客「運命の女神に愛されてんだよ」
裏賭場 客「右に250万」
ベガ「左に100万」
裏賭場 客「はっはっは」
裏賭場 客「後がなくなってきたな」
ルーク「ベガ」
ルーク「ごめん」
ルーク「俺が」
ルーク「夢なんか見たから」
ベガ「下を向くな!」
ベガ「運命の女神は」
ベガ「弱気な奴には振り向かない」
ベガ「運命なんて」
ベガ「いつだって変わる」
ベガ「変えられる」
ルーク「・・・うん」
ルーク「ありがと」
ルーク「負けんなベガ」
ベガ(よし)
裏賭場 客「左に200万」
ベガ「左右タイに全額」
裏賭場 客「タイ?」
ベガ(確率は極めて低い)
ベガ(でも配当は、倍)
ベガ「勝負」

〇黒背景

〇空

〇荒野
ルークの母「まさか」
ルークの母「こんな大金稼いでくるとは」
ルーク「違うよ母さん」
ルーク「借りたの」
ルーク「俺が画家になった後の」
ルーク「出世払いでね」
ルークの母「はぁ」
ルークの母「一体誰によ?」
ルーク「うーん」
ルーク「この絵の人」
ルークの母「んー?」
ルークの母「なんっか見覚えが」

〇城の廊下
トレヴァー「夜遊びしてるからですよ」
ベガ「うるさい」
トレヴァー「ところで」
トレヴァー「昨日はなぜタイに?」
トレヴァー「どんな作戦だったんです?」
ベガ「・・・勘」
トレヴァー「はぁ!?」
トレヴァー「もう少しで大惨事にっ」
ベガ「声が大きい!」
ベガ「ほら、もう部屋入るから」
ベガ「さっさと会食終わらせて」
ベガ「城抜けだして裏賭場行くわよ」

〇王妃謁見の間
ベガ「お待たせ致しました」
ベガ「私」
ベガ「第三王女のベガと申します」

コメント

  • 読んでて、キャラたちがみんな生きている感じがあって、凄く楽しかったです!
    爽快な終わり方で、読んでいて気持ちよかったです!
    そして、弱気なものには運命の女神は微笑まないという言葉にも、感動しました!!(o^^o)

  • 骨太のギャンブル描写にシビれました!!最近過去の作品読み漁っててるんですが、紛れもない名作読んだ読了感が広がってます…すげぇっす…
    コンテストの入選おめでとうございます!🙇
    ボイス入った作品でもう一度楽しめるんだと思うとドキドキしてます😂

  • 金を稼ぐ為にギャンブルする王女って設定はいいですねぇ!
    是非10年後くらいに、画家になった少年と再会してほしい。

コメントをもっと見る(10件)

成分キーワード

ページTOPへ