「なんでこうなったんだ?」

ふたひい

シーン1(脚本)

「なんでこうなったんだ?」

ふたひい

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〇洞窟の深部
俺「なんでこうなったんだ? 確かあのときに・・・」
俺「うっ!?」
俺「思い出した!? 僕はあの時に死んだんだ!?」
俺「でもここはどこだ? 天国?地獄? ・・・・ いや、どう見てもただの洞窟だよなぁ」
???「おっ!起きたのか?」
俺「えっ!? これは誰の声だ?」
  声が聞こえる方を見ると、そこには人がいた。
  その人は俺の知っている人だった。
  いや、正確には前世の俺が知っていた人だ。
  そう、目の前にいるこの人は・・・。
俺「父さん・・・」
  そう、そこにいたのは前世の父だったのだ。
お父さん「ん? どうしたんだ? まだ寝ぼけているのか?」
  父さんがいる・・・。これは夢なのか?
お父さん「ほら、早く起きろよ。もう朝飯できてるぞ」
俺「朝飯だって!? ちょ、ちょっと待ってくれ! 今何年何月なんだ!?」
お父さん「はあ? お前大丈夫か? 今日から小学校だろ」
  小学校だと!! てことは・・・生まれ変わったってことなのか?
  俺は慌てて自分の体を確認する
  やっぱり子供になっているようだ
  それなら確認しなければいけないことがある。
俺「父さん、母さんはどこにいるの?」
お父さん「おいおい、本当に大丈夫か? 母さんは仕事に行ってるに決まってるだろ」
お父さん「とりあえず顔洗ってこい」
俺「わかった」
  俺は急いで顔を洗いに行く。そして鏡を見た瞬間に、思わず叫んでしまった。
俺「うわああああ!!!!!」
  俺の顔には大きな傷があったからだ。それもただの切り傷ではなく火傷の跡のような感じである。
お父さん「おい! どうしたんだよ! 何かあったのか?」
  俺の叫び声を聞いて心配になったのか、父さんが入ってきた。
俺「いや、なんでもないよ」
お父さん「そっか、ならいいんだけどさ。あんまりびっくりさせるなよ」
俺「わかってるよ」
  そう言って部屋を出ていく父さんの後ろ姿を見送った
  シーン2へ続く

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