深夜の花占い(脚本)
〇墓石
花占いの少女「お花さん、お花さん あの人の心を教えてちょうだい」
花占いの少女「あの人はあたしのことを好き、嫌い、 好き、嫌い、好き・・・」
花占いの少女「えー?」
花占いの少女「フンだ! 次!」
花占いの少女「あの人はあたしのところに帰って来る、 来ない、来る、来ない、来る・・・」
花占いの少女「ウソよ、こんなの!」
花占いの少女「次よ次! 次の花!」
花占いの少女「あの人は今も生きている、 生きていない、 生きている、生きていない・・・」
花占いの少女「生きている・・・!」
花占いの少女「ウフ・・・ウフフフフ・・・」
花占いの少女「あたしは生きている、生きていない、 生きている、生きていない、 生きている・・・」
花占いの少女「ああ・・・」
花占いの少女「・・・そう・・・そうなのね・・・ ・・・だからだったのね・・・」
花占いの少女「いけない・・・ お花、全部、散っちゃった・・・」
花占いの少女「どこかに使えるお花は・・・」
〇霊園の駐車場
花占いの少女「あった!」
花占いの少女「ほとんど散っちゃってるけど 花びらが一枚だけ残ってる!」
花占いの少女「あたしが迎えに行ったら あの人は喜んでくれる?」
占いにならない。
花びらは一枚だけしかないのだから。
花占いの少女「ウフフフフ・・・ウフフフフ・・・」
花占いの少女「アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!」
花占いの少女「今スグ行クワ! 待ッテテネ!」
狂気的なキャラクターをフルボイスで演じることが出来るのは、本当に凄いと思います!
花占いの少女が何者か分からなくて怖いですね……彼女は一体……。
少女は一体何者なのか、そして思い人とはどんな関係だったのか、そういった要素を切り落としているからこそ伝わる恐怖感ですね。少女が生者でも幽者でも、このシーンは恐ろしいです、、
新しい怪談ですね。
口裂け女的な怖さを感じます。