〇通学路
リン「罠に決まってるじゃない、そんなの！」
ナイト「いや、わかってるけどさ・・・」
リン「いいえ、わかってないわ！」
リン「いくらナイトくんとハナちゃんが 強くなっていても！」
リン「悪魔は神様をも物量で押してきたらしいのよ」
リン「そんなところに２人で行こうなんて！」
ハナ「リンちゃんの言う通りだとは思う」
ハナ「けれどこのままだと 悪魔たちが攻めてくるのを防ぐしかない」
ナイト「それだとジリ貧、だろ？」
リン「そうだけど・・・」
？？？「大丈夫ですよ」
ナイト「ミキト？」
ミキト「お二人だけでは行かせません」
ナイト「行かせません、って・・・」
ミキト「これを」
ハナ「これは・・・」
ナイト「いつかの金谷製アームドシックス！」
ナイト「キングとの戦いで爆破したはずじゃあ・・・」
ミキト「悪魔が侵攻を始めてから、 こっそり修復しておきました」
ミキト「しかもこれは・・・」
ミキト「ボクが超能力で動かせる最新型です」
リン「ちょっと！ ミキトくんだけずるいわね！」
ミキト「ずるいと言われましても・・・」
ハナ「リンちゃん」
リン「なに？」
ハナ「リンちゃんには、 わたしたちにもしもの時があった時を お願いしたいの」
リン「もしもの・・・時」
ハナ「リンちゃんの言うとおり 無事で済むとは思ってない。だから・・・」
リン「・・・わかったわ」
リン「それでも、 可能な限り無事で帰ってくるのよ。 いい？」
ハナ「うん！」
？？？「・・・」
ミキト「!」
リン「ミキトくん、どうかした？」
ミキト「いえ、なにか気配を感じたんですが・・・」
ミキト「気のせい・・・ですかね」
ミキト「それよりも、来たようですよ。 ナイトくん、ハナさん」
「!」
ハナ「あれが・・・」
ナイト「悪魔の基地への入口か・・・」
ミキト「覚悟はいいですか？」
「もちろん！」
ハナ「行きましょう！」
ナイト（変身）「ああ！」

〇魔界
ナイト（変身）「ここが・・・」
ハナ「悪魔の基地・・・」
ミキト「変ですね・・・。 何もいる気配がない」
ナイト（変身）「ここ以外に部屋はない・・・か？」
ハナ「探してみましょう」
ミキト「お二人とも油断しないよう」
　　３人は部屋内を探索し始める。
ナイト（変身）「なんだ!?」
ハナ「ナイトくん！」
ミキト「壁が・・・！」
？？？「おや、お二人ではないのですね」
ハナ「この前の・・・！」
悪魔幹部「分断すれば容易い、とまでは言いませんが 楽になると思っていたのですが」
悪魔幹部「おまけがいますね？」
ミキト「ハナさん、下がって。 ボクが様子見を・・・」
悪魔幹部「余分な者には早々に消えてもらいましょうか」
ミキト「ぐっ・・・」
悪魔幹部「おや、思いの外頑丈なようだ。 では・・・」
悪魔幹部「予定どおりに始めましょう！」
悪魔「ククク・・・」
悪魔幹部「さあ！ 決戦の時！」

〇魔界
ナイト（変身）「ハナ！ ミキト！」
ナイト（変身）「くっ・・・」
弓悪魔「壁を見ている暇があるかな？」
ナイト（変身）「ぐあっ！」
怪力悪魔「アームドシックス、貴様の強さは認める」
弓悪魔「だが小娘と離れひとりで、 我々全てを相手にできるかな？」
ナイト（変身）「なめるな！」
ナイト（変身）「うおおっ！」
弓悪魔「ぐぎゃあっ！」
怪力悪魔「ムン！」
ナイト（変身）「くっ！」
悪魔鮫「フフフ・・・」
ナイト（変身）「ちいっ！」
悪魔鮫「グオオッ!?」