インシュリンの女

下假 貴子

第五話ハーレークインなマゾヒスト達〜終結〜(脚本)

インシュリンの女

下假 貴子

今すぐ読む

インシュリンの女
この作品をTapNovel形式で読もう!
この作品をTapNovel形式で読もう!

今すぐ読む

〇中庭
山中 夏海「疲れる〜」
男性生徒「おい薫来いよ」
  何でウチを椅子に縛り付けるの。助けて
  ──
山中 夏海「やめなよ、こんな事──」
女子中学生「──」

〇理科室
女子中学生「変えして私のだよ──」
女子中学生「うそつきにはあげない」
女子中学生「私は女だよ」
女子中学生「みてて、今に凄い事するから── チラッ」
山中 夏海「・・・ん?! じ──」
  ──

〇大学の広場
中島 愛加「高校の時はどうも」
山中 夏海「・・・!?」
中島 愛加「今から愛和軍団が貴方にヤキ入れるから」
  ズラッ
  ──

〇大きい病院の廊下
久川 楓「何で小さい時から目をつけられてるんですか?同じクラスにもなってないのに」
山中 夏美「それが──ビックリしますよ」
山中 夏美「どうしてここまでって思います」

〇広い公園
山中 夏海「ふふ。 ・・・ん? じ──」
山中 夏海「プイ」
インシュリンの女子供時代「うち、号令かける・・・」
インシュリンの女子供時代「みておけ」

〇黒背景
魔女「はあ、手はずは整ってるか?」
音無 春「マジでやるのか!?」
魔女「私は輝いてる女が嫌いでね」
音無 春「ほんと物好きだね。 輝く原石を消すか・・・」
魔女「出ておいで・・・」
エセ女子高生3「──」
女子高生「さすがインシュリンの女・・・」
  ──

〇大きい病院の廊下
久川 楓「あの事件の・・・ 大変でしたね」
山中 夏美「でも、まだ終わってなくて」
山中 夏美「私の周りの人も輝いてる人多くて嫌がらせ受けてます」
久川 楓「それはどういう?」
  ・・・
久川 楓「なるほど──。 それは不潔からくるものですね。 元凶の人が分かってきましたね」
久川 楓「・・・原作が理由ですよ。 その人達、その人達はメニエール病じゃありませんよ」
久川 楓「問題はテレビ──政治にあったんです。 ライオンキングですね」
山中 夏美「ライオンキング・・・」

〇大きい病院の廊下
赤井 士気「何潜り込んでるんだよ──」
紺野 近「良かった。寂しいでしょう、だって」
赤井 士気「ドキッ 何だ今の」
紺野 近「引っ掛かった。 かわいい。私のものになるのも時間の問題」
赤井 士気「なんで、こんなに入院長引くんだ。全然治らねえじゃねえか──くそっ」

〇手
華川 多喜「着るものないからこれでいっか・・・ ぷ〜ん」
華川 多喜「これで──不潔で皆死んでいくなら嬉しいな。死に様まで見えるなんてな。ラッキーだよ」

〇開けた交差点
一般人「駄目だわ──明日は仕事なのにヤル気出ない。何かだるいな。何かお風呂にもはいりたくないし」

〇テレビスタジオ
中浜アナウンサー「と、呪いかと思えるような事件が多数おおく集中して寄せられております」
ニュースキャスター「これは大変ですね。巷ではテレビ局も関係しているんじゃないかとも噂されております」

〇たこ焼き屋の店内
山中 夏美「なかなか捕まらないね。犯人・・・。 (彼氏の前だから綺麗になった夏美)」
西園寺 優「君のクラスメイトなんだろ、被害者」
山中 夏美「・・・うん」
ハル「呪いに不潔、なんかありますかね」
  がらっ
久川 楓「ふふっ。 こんなところにべっぴんさんが・・・」
山中 夏美「・・・」

〇たこ焼き屋の店内
久川 楓「いやあ──警察官でしたか・・・」
ハル「はい」
久川 楓「いま、大変でしょう・・・」
  ぷるぷる・・・
ハル「はい──分かりました・・・ ガチャ」
久川 楓「事件ですか?」
ハル「はい── じゃあ」
山中 夏美「頑張ってね」
ハル「うん」

〇大きい病院の廊下
赤井 士気「はいそうです。お腹くだしたり──」
警察官「なるほど──」
赤井 士気「触られるとすごい痛いです」

〇テレビスタジオ
中浜アナウンサー「これらは全て不潔からくる事件で相手を病気にしていき脳に障害をも引き起こす事をしているようでした」
中浜アナウンサー「尚、動機は将来有望な人を陥れるとどうなるかをしてみたかったよう。もう一つの事件は人が綺麗になっていく姿がみれなくなるのが」
中浜アナウンサー「嬉しくて、引き起こした事件だった様でした」

〇警察署の入口
紺野 近「まだ仲間はいるからな覚えてろよ」
華川 多喜「どうせ、すぐ釈放だろ」

〇公園のベンチ
山中 夏美「これでようやく事件片付いたね・・・」
西園寺 優「良かった・・・」
  これからも事件は起こる──。
  貴方の身にも何かが・・・
  ──
  fin

成分キーワード

ページTOPへ