中間試験後の事件(脚本)
〇教室
井口文「テスト終了です。用紙を回収します」
答案用紙を回収していく先生。
江川和美「やっと終わったわ!」
江川和樹「いっぱい勉強した気がするよ」
宇野武「今日は思いっきり遊ぶか!」
江本美嘉「家に帰ってゆっくり休もうっと!」
解放感に浸る一同。
〇学校の校門
定期試験を終えた和樹たちは、校門を出て行った。
林潤一「高校の中間試験、結構苦戦したけど、頑張った甲斐があったよ」
江川和美「そうね」
江川和樹「今回は山が外れなくてよかった気がする」
天谷ほのか「私も結構頑張ったわよ。留年は嫌だもの」
江川和美「明日はお休みだから、ゆっくり休んで来週に備えましょう」
江川和樹「そうだね!また来週!」
天谷ほのか「また来週ね!」
帰路につく一同。
〇シックなリビング
「ただいまー!!」
江川るり子「おかえりなさい。中間試験、お疲れさま」
江川和美「結構手ごたえはあったわ」
江川和樹「僕もそう思うよ」
江川るり子「4日間、大変だったでしょう?ご飯できてるから、着替えてきなさい」
「ありがとう!」
数分後。
江川和美「着替えてきたわ」
江川和樹「こっちも着替えたよ」
江川るり子「それじゃ、一緒に食事にしましょう」
「賛成!」
3人は食事を摂ることにした。
そして昼食後。
江川るり子「この後、どうする予定なの?」
江川和美「久しぶりにゆっくり休む予定なの」
江川和樹「ずっと勉強漬けばっかりだったしね」
江川るり子「たまには、ゆっくり休んだ方がいいわね。来週からまた学校なんだし、準備もおろそかにしないでね」
〇一人部屋
江川和樹「月曜に備えて、今のうちから準備しておかないとね」
江川和樹「LINEだ」
「なあ、テストも終わったことだし、打ち上げを兼ねて明日か明後日、俺らでどこか行かねぇか?」
江川和樹「宇野君からだ。「問題ないよ」っと」
「それなら、遊園地行かねぇか?」
江川和樹「いいね!和美も誘うよ」
「決まりだな!いつにするよ?」
江川和樹「「家族と相談して決めるよ。決まり次第連絡するね」っと」
「わかった!決まったら連絡してくれよな」
〇可愛い部屋
江川和美「中間試験も終わって、一段落したわ」
江川和美「照井さんからLINEだわ」
「和美、中間試験お疲れさま!」
江川和美「お疲れさま!」
「テスト終わったし、明日か明後日、どこか行かない?」
江川和美「問題ないわ」
「遊園地行かない?」
江川和美「いいわ!兄さんも誘うわ。家族とも相談するわ」
「スケジュール、決まったら連絡してね」
江川和美「オッケー!」
〇シックなリビング
15時になった。
江川るり子「ふたりとも、おやつ出来てるわよ」
「ありがとう」
江川和樹「そういえば、さっきLINEが来てたよ。友達が、今度の土日のどっかで遊園地行かないかだって」
江川和美「私のLINEにも来てるわよ」
江川るり子「遊園地への誘いね。お父さんとも相談してみるわね」
江川和樹「そうだね」
江川和美「日程も、向こうと相談してみるわね」
〇シックなリビング
その夜。
江川和美「そういえば、今日友達からLINEが来たの。「今度の週末のどっかで遊園地に行きたいから行かないか」って」
江川和樹「スケジュール調整とかで相談したいから今決めたいんだ。早めに連絡しなきゃいけないし」
江川るり子「そういえば、日曜日にあなたたちのおじさんたちが遊びに来るとか言ってたわよ」
江川勝「君たちの出産に駆け付けたの、覚えてる?今度遊びに来るんだよ、日曜日に」
江川和樹「そっか。土曜日にするね。今からLINE送るね」
江川和美「私もLINEを送るわ」
その後。
江川和美「「問題ないわ。朝9時半に遊園地の前で待ち合わせしましょう」だって」
江川和樹「今のうちに返信して、スケジュールとかの準備もしないとね」
江川るり子「そうね。できるだけ早めに寝なさい」
江川勝「でないと早起きできないからね」
江川和樹「わかった。ちゃんと早く寝るね」
江川和美「向こうも大丈夫だって返事が来てたわ」
和樹と和美は、土曜日の遊園地と日曜日の親戚との遊びを楽しみにしていた。
〇一人部屋
寝る時間になった。
江川和樹「さてと、早めに寝ないと!」
江川和樹「スマホが光ってるぞ!」
〇可愛い部屋
江川和美「週末が楽しみね!」
江川和美「何かしら?」
「和美、今いいかい?」
江川和美「いいわよ、兄さん!」
江川和樹「事件が起きたらしい!現場へ急行するぞ!」
江川和美「わかったわ!変身しましょう!」
〇幻想空間
「いくよ!レッツ、ジャスティスチェンジ!」
江川和樹「イェイ!」
江川和美「ウフフッ♡」
江川和美「チュッ♡」
ジャスティスボーイ「ジャスティスボーイ、見参!」
ジャスティスガール「ジャスティスガール、見参!」
「ジャスティスツインズが今宵、悪を成敗する!」
〇可愛い部屋
ジャスティスボーイ「それじゃあ、出発だ!」
ジャスティスガール「ワープホール、作るわね!」
「出発!」
彼らは、事件現場へと出発した。
〇ゆるやかな坂道
事件現場は、江川家の近くだった。近所同士でのトラブルらしい。
住民「そもそもアンタの飼ってる犬がうるさくてこっちは集中できないの!」
住民「何よ!こっちはアンタの家の木の枝が邪魔で困ってるんだけど?」
住民「そろそろこの辺にしないと・・・」
住民「あんたはだまってて!」
住民「そろそろこの位にしないと・・・」
住民「お黙り!」
現場は騒然としていた。そんな中、警察官たちが到着した。
ベテラン警察官「どうなさったんです、こんな夜中に!」
住民「隣家の犬がうるさくて集中できないとクレームを付けたら、こっちの家の枝が邪魔というクレームを言われたんです!」
住民「こっちにだって言い分はあるわ!」
新米警察官「ここはとにかくゆっくり話し合いをした方がいいんじゃないかと・・・」
「そういう問題じゃないでしょう!」
新米警察官「参ったな・・・ どうします?」
ベテラン警察官「わしもこんなのは初めてだしなぁ・・・」
「ご安心ください!」
「あれは!?」
「ジャスティスツインズがいるから、もう大丈夫!」
新米警察官「そうですか。じゃあ、事情を説明しますね」
事情を聴いたジャスティスツインズは、さっそく行動に移した。
ジャスティスボーイ「いくら苦情があったからって、そこまでけんかすることはないと思うんですよ!」
ジャスティスガール「冷静に話し合うのも大切ですよ!近所とはいえ、周りのことも配慮しないと!」
住民「あなたたちに何がわかるというの!?」
〇幻想空間
「コスチュームチェンジ!」
「弁護士モード!」
〇ゆるやかな坂道
ジャスティスボーイ「とにかく、落ち着いて話し合いをしましょう」
ジャスティスガール「喧嘩はもってのほかです!!」
そして2人は、スマホを向け、こう叫んだ。
「ジャスティスヒーリングアターック!!」
住民「そうですよね。幾ら何でも口論せず、ゆっくり話し合ったほうがいいですね」
住民「間違ってました。言う通りにします」
その後、警察署で厳重注意を受け、お互いに干渉しないように調整するようになったと言う。
ジャスティスボーイ「これで一安心だね」
ジャスティスガール「そろそろ帰りましょう」
〇部屋の前
彼らが戻ってきた時は、朝だった。
江川和樹「何とか間に合ったようだね」
江川和美「そうね」
「おーい!朝ご飯できてるよ!!」
「はーい!」
〇シックなリビング
江川勝「おや、2人揃ってくるとはね」
江川るり子「今日は友達と遊園地に行くって言ってたからよ」
江川和樹「定期試験、頑張ったからね」
江川和美「思いっきり遊ぶわ」
江川勝「だけど、明日は親戚が来るからね」
江川るり子「ほどほどにね」
江川和樹「わかった。そうする」
江川和美「私もそうするわ」
こうして何とか近所トラブルを解決した2人。
しかし、気は抜けない。
次回へ続く。