〇まっすぐの廊下
箕輪 公「お、今日は曇りか、天気予報外れたな」
田代 銀二「なんだわこう、予定でもあったのか？」
箕輪 公「いいや、」
箕輪 公「"空が曇ってるから、今日は部活、 休もうか"」
箕輪 公「って伝えようと思って」
田代 銀二「そ、そうか;」
田代 銀二「んな当たり前のこと言わんでいい」
田代 銀二「俺もサボる気マンマンだったし」
田代 銀二「暇潰しに視聴覚室貸し切って、」
田代 銀二「ドラマでも観ようぜ☆」
田代 銀二「もちけんも誘ってくる！」

〇ディベート会場
箕輪 公「観るドラマって・・・」
箕輪 公「全部俺が出てるドラマだね・・・」
剣持 はづき「テレビはオカルト系以外は 観たことがないので」
剣持 はづき「この機会に観てみようかと！」
剣持 はづき「特別にカメラも回してるんですよ♪」
箕輪 公「いや撮らなくても・・・ なんなら貸すよ？」
田代 銀二「けど、びっくりだよな～」
田代 銀二「まさか若手俳優と一緒の学校で 部活も一緒なんて──」
田代 銀二「売れてねえけど」
剣持 はづき「そうですよね～売れてない俳優さんと 同じ空気を吸っているなんて──」
剣持 はづき「なんとも思いませんけど」
箕輪 公「明らかにディスってない??」

〇ディベート会場
　　約１時間後──
田代 銀二「・・・もう終わりか？」
田代 銀二「わこう、居たか？」
剣持 はづき「わたしも見つけられませんでした・・・」
剣持 はづき「ほんとにこれに出演してます？」
箕輪 公「ちゃんと出てるから・・・;」
箕輪 公「答え、教えてあげようか？」
田代 銀二「なんか負けた気がするからいらんっ！」
田代 銀二「もう一回再生！」

〇ディベート会場
　　さらに 約１時間後──
田代 銀二「映ってねえじゃねえかよぉ～～」
田代 銀二「わこう どこだよ！」
剣持 はづき「これ楽しくなってきませんか？」
剣持 はづき「ウォー●ーを探せ みたいで」
箕輪 公「まぁ、２秒くらいしか映ってないからね;」
箕輪 公「そろそろお腹空かない？ 俺、コンビニ行ってくるよ」
箕輪 公「二人はここで、俺を探してて・・・？」

〇ディベート会場
　　15分後──
田代 銀二「ああっ!!!!わこう居たわ！ほらここ！」
剣持 はづき「こんなところに」
剣持 はづき「これは難易度高すぎですよ・・・」
剣持 はづき「人混みの中のひとりなんて──」
剣持 はづき「けど、見つけた瞬間の達成感が やばたんですっ！」
箕輪 公「お待たせー」
箕輪 公「買ってきたよ」
箕輪 公「それから、ごめん」
箕輪 公「先生にここ使ってること、バレちゃった」
田代 銀二「マジかよ！やべーじゃんっ！」
箕輪 公「元々 銀二が視聴覚室使うって 言い出したんだから」
箕輪 公「先生に許可無く、教室のカギを持ち出したのが悪いでしょ！」
剣持 はづき「箕輪パイセン・・・」
剣持 はづき「モスマンに言いつけて呪ってやります」
箕輪 公（ディスられた仕返し 大成功（ ￣ー￣））
箕輪 公「ごめんて」