ファンタスティック女子高校生

ウゴ鈴木

エピソード11 決着(脚本)

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ウゴ鈴木

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〇手術室
  前回までの
  ファンタスティック──
綾(あや)「食らえ! トリャ━━━ッ!!」
「ヒエエエエッ!」

〇研究施設の玄関前
受付係「ウオッ!? なんだこの激しい叫び声は?」
受付係「過去一番の悲鳴じゃないか、 素晴らしい!」
  輪廻転生されるピンチを回避した綾!
  後は復活を待つのみとなったが、
  その頃魔界では・・・

〇豪華な部屋
優子(ゆうこ)「わたしとゲームで勝負してください!」
優子(ゆうこ)「使用するのは・・・」
優子(ゆうこ)「このロウソクです」
  “ロウソクの燃焼時間当て”ゲームが、
  始まろうとしていた!
  ルールはシンプル 燃え尽きるまでにかかった時間を、より正確に当てた方が勝ち!
  優子が勝てば・・・
  綾を無条件で復活!
  だが負けた場合・・・
  優子の寿命は半分奪われその上、
  綾の復活は無し!
優子(ゆうこ)(でも大丈夫! マジックウォッチでこっそり時間を計ればわたしの勝利は確実よ!)
  そのはずだったが・・・
カルカン「この城、唯一の時計が壊された・・・ このままじゃゲームを始められない・・・」
カルカン「そうだ! オマエが付けてる、 マジックウォッチを使えば解決だ!」
  勝利の鍵を握るアイテムを手放すことに!
優子(ゆうこ)(・・・ごめん綾)

〇闇の要塞
  復活させてあげられないかも・・・
  ゲーム開始前からいきなりのピンチに!?
  果たして勝負の行方は──

〇豪華な部屋
立会人「準備はよろしいですか? それでは点火します・・・」
立会人「ゲームスタートです」
「・・・・・・」
カルカン(1、2、3・・・ 問題ない、脈拍は安定・・・)
カルカン(ゲーム終了まで、 落ち着いて数え上げていくだけ・・・)
カルカン(このゲーム・・・)

〇闇の要塞
  楽勝──

〇不気味
  3601、3602・・・ 1時間経過したが、
  このゲーム甘く見ていた・・・
  時間が進めば進むほど、
  カウントするのメッチャしんどい!
  ロウソクの長さから見ても、
  まだ折り返し地点・・・
  気を抜くと数を間違えそうだ・・・ 集中!
優子(ゆうこ)「あの、カルカンさん」

〇豪華な部屋
優子(ゆうこ)「わたし、ノドが渇いたんですけど・・・」
カルカン「ワシに話しかけるな! 他の者に頼め!」
優子(ゆうこ)「すみませ〜ん! 飲み物下さい」
下部(しもべ)「は〜い、冷たいお茶でよろしいですか?」
優子(ゆうこ)「お願いします」
カルカン「・・・・・・」

〇モヤモヤ
  違和感・・・!
  マジックウォッチという切り札を、
  アイツは失ったというのに、
  なぜ涼しい顔をしている・・・?
下部(しもべ)「お待たせしました〜」
優子(ゆうこ)「ありがとうございます」
優子(ゆうこ)「いい香り、おいしい・・・」
  そうやってワシを動揺させる作戦か?
  それとも・・・
  まだ他に奥の手が・・・
優子(ゆうこ)「・・・・・・」

〇闇の要塞

〇城の客室
珠美(たまみ)「トイレ行きたい・・・」

〇洋館の廊下
珠美(たまみ)「どこだろ・・・」
シーバ(ヒィィ、ポーション飲みすぎた 漏れる〜・・・)
珠美(たまみ)「あの、トイレどこ・・・?」
シーバ「ん? 人間・・・!? なんでこんなとこに人間が・・・」
珠美(たまみ)「ねぇ、トイレは・・・?」
シーバ「あぁ、トイレなら・・・」
シーバ「・・・・・・」

〇城の廊下
シーバ「コッチだよ! だが使うのはウチが先だ!」
シーバ(フッ、ウチの走る速さはチーター同等・・・)
シーバ(人間では追いつけな・・・)
シーバ(ぬ・・・抜かされた!?)
珠美(たまみ)「アンタ、とろいね・・・」
珠美(たまみ)「あと、廊下は走っちゃダメだよ・・・」
シーバ「テメーも走ってんじゃねーか!」
  行かせるかッ!!

〇暗い廊下
シーバ「こっちは“小”・・・なんだが、そっちは・・・」
珠美(たまみ)「・・・・・・」
珠美(たまみ)「“大”・・・」
珠美(たまみ)「大食いチャレンジした後の、 ギャ○曽根くらい出る予感・・・」
シーバ「具体的な説明はいらん! ってかそれはどれ位の量なんだ!?」
シーバ「こっちの方が短く済む 先に使うぜ・・・」

〇血しぶき
珠美(たまみ)「チッ、弾切れか・・・」
シーバ「テメー、何をする!」
珠美(たまみ)「悪魔しぶとい・・・」
「ぬぬぬ〜・・・」

〇闇の要塞
  用を足すのは、コッチが先だ!

〇豪華な部屋
「・・・・・・」
優子(ゆうこ)「そろそろ燃え尽きそうですね」
カルカン「ウルサイ! 話しかけるなと言っただろ!」
カルカン(クッ、やはりどう見てもおかしい・・・)
カルカン(なぜ・・・なぜアイツは──)
優子(ゆうこ)(「冷静でいられる?」 って思ってる顔ね・・・ 理由は二つある)
優子(ゆうこ)(一つは、カルカンのミスを誘うため・・・)
優子(ゆうこ)(ゲーム開始前にわたしの不安そうな顔を見せ油断させつつ、)
優子(ゆうこ)(その後に冷静な顔と、真逆な感情を見せる事でカルカンを動揺させた・・・)
優子(ゆうこ)(そして二つ目の理由 まぁ、これこそが冷静でいられる最大の要因なんだけど・・・)

〇ゴシック
  いかさまは“二重”に用意していた!
  仕掛けたのはロウソクを手にしたとき・・・
  側にあった写真立ての裏に・・・
  録画状態にしたスマホを、
  目立たないようセットしておいた
  ロウソクの様子は全て撮影中・・・
  あとは疑われないようスマホを回収して、動画を確認すれば燃焼時間が分かる・・・
優子(ゆうこ)(わたしの勝ちは揺るがな・・・)
  用を足すのは、コッチが先だ!

〇豪華な部屋
シーバ「ウ・・・グハッ・・・」
珠美(たまみ)「わたしの勝利・・・! これでゆっくりトイレできる・・・」
優子(ゆうこ)「何が起きたの・・・?」
カルカン「意味不明じゃ・・・」
立会人「カルカン様、優子様、ロウソクの火が・・・」
立会人「消えました・・・」
立会人「お二人に用紙をお渡ししますので、 予想した時間を記入して下さい」
カルカン「しまった〜! 消える直前、目を離してしまったぞ・・・」
カルカン「それに計算も面倒だ・・・ んと、60で割って・・・」
優子(ゆうこ)「魔法でカンニングでもされたら困るので、 わたしは離れた場所で書きますね」
カルカン「アホ! 誰がそんなことするか!」
優子(ゆうこ)(さて、スマホを回収・・・)
  ま・・・待って! あの女性が蹴飛ばされた先にはわたしのスマホが・・・
シーバ「ギャ━━━ッ!!」
珠美(たまみ)「ふ〜、スッキリ・・・」
シーバ「そ・・・そうだ! ウチもトイレ!」
シーバ「ウオォオォオイッ!! ガキンチョ、流し忘れてるぞ!」
珠美(たまみ)「ん・・・? なんで顔面蒼白なの・・・」
優子(ゆうこ)「ど・・・どうしようタマちゃん・・・」

〇モヤモヤ
珠美(たまみ)「・・・・・・なるほどね、 ロウソクの燃焼時間当てゲームか・・・」
珠美(たまみ)「負けると寿命を半分とられる上に、 綾の復活も無し・・・」
珠美(たまみ)「しかも契約書の効果でルールは絶対・・・ 余計な提案をしてくれたね・・・」
優子(ゆうこ)「勝てるはずだったんだよ・・・ でも頼みの綱のスマホが壊されて・・・」
優子(ゆうこ)「スマホ直せたりしないよね・・・」
珠美(たまみ)「物理的にバッキバキで、 電源も入らないならムリでしょ・・・」
優子(ゆうこ)「どうしたらいいの・・・ 勝てると思ってたから時間、数えてないよ・・・」
珠美(たまみ)「マジックウォッチ、わたしのスマホとはペアリングしてないから情報は得られないし、」
珠美(たまみ)「神様だけだろうね、答えが分かるのは・・・」
珠美(たまみ)「“神”か・・・」
珠美(たまみ)「これならもしかして・・・」
優子(ゆうこ)「どういうこと?」

〇豪華な部屋
立会人「結果を発表します」
立会人「まずはお二人の予測時間を公表します」
立会人「カルカン様 “2時間19分35秒” 優子様 “2時間19分42秒”」
カルカン(何!? 差はわずか7秒だと・・・ どちらが近い・・・)
立会人「そして・・・」
立会人「正解タイムはッ・・・!」
「・・・・・・」
  “2時間19分42秒”!
  誤差0秒ジャストで優子様の勝利です!
カルカン「ジャ・・・ジャストだと!?」
カルカン「一体どうやって・・・!?」
優子(ゆうこ)「・・・・・・」

次のエピソード:最終話 復活!

コメント

  • いやトイレ我慢しながらそんな激しくバトルしちゃダメやろ〜😂😂😂!タマちゃんの流し忘れといいやっぱりシモに纏わるネタが多めじゃないですか!?もう次回最終回どう纏まるんだ🤣敵当人間さんと同じくそのままイクゾ〜!!

  • な、なぜこんなにも正確に優子ちゃんは当てられたのでしょうか!?
    続きが気になるので、そのまま読ませていただきます!

  • 天国でも魔界でもJKの戦闘力が強い…🤣

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