悪夢の予感(脚本)
〇ホテルのエントランス
5番「で、何の結果も得られなかったと」
7番(風月)「この館があまり使われてないってことくらいしかわかりませんでしたね」
2番「いくつか鍵のかかった部屋がありましたが、鍵の場所はわかりませんし、壊すのはさすがに怖いです」
5番「・・・ああ、その通りだ」
13番「・・・とりあえず、休憩にしましょうか」
7番(風月)「そうですね」
5番「もう十二時か・・・」
3番「なら、休憩後にご飯作りますよ」
5番「いいんですか?」
9番「助かります!」
3番「頑張りますね」
8番「手伝いますよ」
3番「うん、お願い」
〇ダブルベッドの部屋
3番「・・・」
???「入っていい?」
3番「どうぞ」
8番「ねえ」
8番「教祖、どれ?」
3番「そんなことを聞くために休憩時間に邪魔しないでくれない?」
3番「それより12番を探さなくていいの?」
8番「どうせ友達なら把握してるし」
3番「そう」
8番「教えてよ」
3番「教えない」
8番「・・・そう」
〇ダブルベッドの部屋
4番「(・・・えへへ)」
4番「(みんな、小説読んでくれてるんだ)」
4番「(頑張ってる価値、あるな)」
4番「(それに・・・ 会えなかった藤宮にも会えた)」
4番「(また、友人として・・・過ごせれば、それでいいな)」
???「失礼するよ」
4番「・・・っ」
???「入るよ」
4番「(入らせたくない・・・けど)」
???「あれ、言ってもいいのか?」
4番「(・・・やっぱり)」
4番「どうぞ」
7番(風月)「久しぶりだな、紬」
紬「・・・お久しぶりです、風月さん」
7番(風月)「そんな堅くなくていいじゃないか 従兄弟なんだから」
紬「・・・とても久しぶりなので」
7番(風月)「ふうん、5年も不登校だったわりに高校は順調だったから大学以降も順調だと思っていたが」
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