陰キャな私は、二人の男子に迫られています

澤村製作所

9話 三人の行く末 1(脚本)

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〇シンプルなワンルーム
田中 渚「ペンギン、いろいろ動いて巣、作るから それ見る」
山本 奈子「見るだけなんだ・・・」
田中 渚「うん」
田中 渚「奈子もいれろよ。 勉強中とかさ、眺めると和むかもだろ?」
山本 奈子「うーん」
田中 渚「今、アドレス送った」
山本 奈子「わかった」
  結局、私は、渚のテストアプリを
  インストールして起動する
山本 奈子「へえ・・・ペンギン、動くね!」
田中 渚「うん」
山本 奈子「ふふ、ちょっとかわいい」
山本 奈子「これ、渚が作ったんでしょ」
田中 渚「ああ」
山本 奈子「すごいね!」
田中 渚「元になるソースはあるからな。 改良はしたけど」
山本 奈子「ペンギンも、かわいい。 渚が描いたんだよね?」
田中 渚「うん」
山本 奈子「これ、本当に何もしないでいいの?」
田中 渚「一応、設定はある。 その歯車、押して」
山本 奈子「これ?」
田中 渚「そ。 んで、上の」
  その時、渚の体と顔が
  すぐそばにあって
  心臓がすごくドキドキして
  体と顔が熱くなる
田中 渚「・・・奈子」
  かすれた声で、渚が名前を呼ぶ
  離れようと思っても
  体が動かない
  ・・・渚から、目を逸らせない
田中 渚「・・・・・・」
  渚の顔が近づく
  渚の手が伸びて、私を抱きしめる
山本 奈子(渚・・・あったかい・・・)
  私は渚の腕に、そっと触れる

〇黒
  どのくらい、そうしていたのだろう

〇シンプルなワンルーム
田中 渚「・・・ごめん」
  渚が、身を離す
田中 渚「まだ、選んでもらってないからな。 正美さんにも悪いし」
田中 渚「だから、ちゃんと、我慢するよ」
山本 奈子「う、うん・・・」
山本 奈子(我慢って、何を・・・?)
田中 渚「そうだ、奈子に数学 教えてもらいたかったんだよ」
山本 奈子「どこ?」
田中 渚「えーと、まって。 教科書出す」
田中 渚「ここなんだけどさ」
山本 奈子「・・・全部、わからない感じ?」
田中 渚「この問題まではわかる」
田中 渚「でもここから、よくわからない」
山本 奈子「そっか」
山本 奈子「あ、紙とペンと貸して?」
田中 渚「うん」
  渚が見つめる中、
  私は数学の問題を解いていく。

〇空
  集中しているうちに、ドキドキが薄れ、
  ほっとした・・・

〇学校の裏門
  正美先輩とは、前よりもよく
  顔を合わせるようになった。

〇学校の廊下
  休み時間の教室や廊下

〇生徒会室
  生徒会室

〇体育館の中
  体育館でちょっとだけ、
  先輩がバスケする姿を見て・・・

〇学校の昇降口
佐藤 正美「ごめんね、待たせちゃって」
山本 奈子「いえ、先輩と一緒に帰りたかったんで」
山本 奈子「それに図書室、勉強はかどるんです。 誰もいなくて」
佐藤 正美「そうなんだ・・・」
佐藤 正美「俺も自習に使ってみようかな」
佐藤 正美「今度、一緒にやろうか」
山本 奈子「はい!」

〇学校脇の道
佐藤 正美「・・・あのさ、奈子ちゃん」
山本 奈子「はい?」
佐藤 正美「手、つないでいい?」
山本 奈子「はい・・・」
山本 奈子(正美先輩の手、 あったかくて、大きくて好きだな・・・)
  そんな感じで、正美先輩との距離は
  少し、縮まったように思う。

〇教室
  渚とは、メッセすることが増えた
山本 奈子(あ、渚だ)
  今日の弁当
  わ、上手!
  おいしそう!

〇可愛らしい部屋
山本 奈子(あ、渚だ)
  今、通話いい?
山本 奈子(あー、この問題解いちゃいたいな)
  あと10分待って
  おけ
山本 奈子「お待たせ」

〇シンプルなワンルーム
田中 渚「勉強?」

〇可愛らしい部屋
山本 奈子「うん。 きりがいいとこまで終わったから」

〇シンプルなワンルーム
田中 渚「前、奈子が教えてくれたじゃん。数学」
田中 渚「オレ、テストすげーよかった!」

〇可愛らしい部屋
山本 奈子「ほんと?」

〇シンプルなワンルーム
田中 渚「ああ、クラスで一位!」
田中 渚「奈子のおかげだ。 ありがとな」

〇可愛らしい部屋
山本 奈子「いやいや・・・」
山本 奈子「あ、私もね、渚のペンギン。 勉強中見てるよ」
山本 奈子「ほら。だいぶ巣ができてきたでしょ」

〇シンプルなワンルーム
田中 渚「ほんとだ!」

次のエピソード:10話 三人の行く末 2

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