エピソード2 闘技大会(脚本)
〇西洋の城
3日後
俺はオーガ指令に呼び出された
〇上官の部屋
オーガ「急に呼び出して すまない テオ」
『いえ』
オーガ「何点か 聞きたいことがある」
『どうぞ』
オーガ「君のステータス画面の 戦力数値についてだが・・・」
『はあ・・・』
オーガ「私から見ても かなり高い数値だと思う」
オーガ「現在は2万を 超えているようだ」
『俺はFクラスの剣士ですよ』
オーガ「この戦力だと、Fクラスとかは関係ない」
オーガ「Cクラス剣士でも、この戦力にはならない」
『なるほど』
オーガ「この戦力であれば どこのギルドでも 官僚クラスで採用されたはず」
オーガ「どうして 城兵として、我が王国軍へ 入隊を希望したのか?」
オーガ「差し支えない範囲でいい 教えてくれ」
『特に理由はないです』
オーガ「なるほど」
オーガ「それと もう一つ・・・」
?
オーガ「次回の闘技大会に 出場すると聞いたが・・・」
オーガ「参加理由を 聞かせてもらえないか?」
・・・
オーガ「無理に答えろ とは言わない」
・・・
オーガ「すまなかった 質問は以上だ」
『参加理由は・・・』
オーガ「!」
『シルヴィ女王と
対戦資格が
与えられるからです』
オーガ「え!?」
『そこで、女王に勝ち、俺がベルナンド国王になります』
『女王の政策は
軍の兵力削減という
みんなの意に叶わぬ愚策』
『それを阻止し
逆に更なる兵力増強を
進めていきます』
『オーガ司令
あなたも軍の増強を
望んでいるはず・・・』
オーガ「・・・」
『それでは
持ち場に戻ります』
オーガ「ちょっと待て、テオ」
?
オーガ「取り乱して すまなかった」
オーガ「確かに 私もシルヴィ女王のやり方には 反対の立場だ」
オーガ「もし 私に何かできることがあったら 言ってくれ」
オーガ「君の戦力なら シルヴィ女王に 勝てるかもしれない」
『ご理解いただき
感謝します』
〇闘技場
闘技大会当日
俺は準決勝まで順当に勝ち上がり
決勝まで駒を進めた
ロジャ「それにしても 凄いなテオ」
ロジャ「ここまで危なげなく 勝ってきた」
リック「レベル10のラスボス 倒せたくらいだから これくらい普通だろ」
ロジャ「おい!!」
リック「ん?」
ロジャ「決勝戦の相手 戦力25000だって」
リック「うちの王国じゃないな」
ロジャ「Cクラスの戦士だってよ」
リック「テオだったら Bクラスとやっても 勝てるはずだ」
ロジャ「鋼鉄の爪を持つ格闘家 セクメト」
リック「あの鋭い爪で 相手の剣や鎧を 切り裂いて来た」
『ふう、ようやく、決勝まできた』
『次の対戦相手は・・・』
『格闘家、セクメト』
セクメト
戦力25000
セクメト「お若いのに強いですな」
『テオです
よろしく』
セクメト「見たところ 戦力以上に強いかと」
『そ、そうですか?』
いきなりセクメトがとびかかってきた!
テオに89のダメージ
『ぐっ!!!』
テオの反撃!
しかし、セクメトにかわされてしまった
『あ!』
セクメト「遅い!」
セクメトの攻撃
テオに91のダメージ
『うああ!』
セクメトの攻撃
テオに97のダメージ
セクメトの攻撃
テオに169のダメージ
『ぐああああ!!!』
『う・・・』
『はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・』
セクメト「ほお」
セクメト「まだ 立っていられるとは さすがですね」
セクメト「しかし、この戦力差は」
セクメト「今すぐ、どうにかできるものでは ありませんよ」
『く!』
(正直、ここまでの
レベルの相手とやりあうことに
なるとは思ってなかった)
(仕方ない、使うか・・・)
(本当は、人間相手に使いたくないけど・・・)
セクメト「?」
『ジェネレートプレディクション』
『アストファステルク』
テオはスキルを発動
セクメトに921のダメージ
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