魔法使いのオバちゃんと私

伽羅谷 邪蒟

エピソード1(脚本)

魔法使いのオバちゃんと私

伽羅谷 邪蒟

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〇水族館・トンネル型水槽(魚なし)
フリフリ魔女(困った!困った! どうしたら?)
チュウチュウ魔法使い(フルフリおばさんどうしたの?)
フリフリ魔女(私は999歳なのよ! あと1年で消えてしまうわ!)
チュウチュウ魔法使い(おばさん魔法使いでしょ! 簡単でしょうよ! あと999歳命を延せば!)
チュウチュウ魔法使い「この王国では、困った民衆のため直訴できる制度があった 各大臣がこれは王様の応えるべきと判断したものは、皇子に相談出来た」
チュウチュウ魔法使い「王様に関係しているなら、皇子に訴状をしたため相談できた」
フリフリ魔女「そうよ! それがいいわ! 訴状書いて! 私字が下手だから! お願い!」
チュウチュウ魔法使い「そんなこと簡単じゃない! 見本がたくさんネットで調べれば あるよ!」
フリフリ魔女「それもそうよね 便利な機械ができて ダメじゃ! 私999歳頭もボケてきたし直ぐに忘れるから やっぱチュウチュウが書いて!」

〇洋館の玄関ホール
コキコキ皇子「ようこそ 今日は何か?」
チュウチュウ魔法使い「突然申し訳ありません フリフリ魔女様がシブシブ王様に ご相談があると申しまして!」
フリフリ魔女(ごめんなさいね 王様にしか詳しことは申しかねますが 私のためにご援助をいただきたく来訪しました)
チュウチュウ魔法使い(厚かましいお願いですが、 取次をお願いします)
コキコキ皇子「それはそれは フリフリ魔女様のこと少々お待ちください」

〇貴族の応接間
コキコキ皇子「ここでお待ちください」
フリフリ魔女(分かりました)
チュウチュウ魔法使い(いつ来ても豪華なこと!)
らんらん皇女「あら! 珍しいわね お二人揃って 何かありましたの?」
フリフリ魔女(シブシブ王様にご相談を!)
らんらん皇女「お父様に? 気をつけてね 最近怒っていることばかりですわ」

〇謁見の間
コキコキ皇子「王様 こちらのフリフリ様が御相談があり 謁見したいとお越しですが!」
シブシブ王様「おぉ! そなたは、以前魔女裁判の時の! 魔女のフリして魔女の演技をして 人々を困らせたとは遺憾! 少しは自重しとるか?」
フリフリ魔女「あらいやだ! 覚えていらしゃるの! 魔女のフリフリはしてませんわ! 本当の魔女ですから!」
シブシブ王様「そうかまだ魔女のフリフリは 治らんらしいの! まぁよか! で今回は?」
コキコキ皇子「これが訴状でございます」
シブシブ王様「切実な問題じゃのう! 実は朕んも悩んでおったのじゃ!」
フリフリ魔女「そうでしょ! 解決策策早く見つけないと!」
シブシブ王様「じゃが コレは複雑な事情がありなかなかどうして 進まんのじゃ!」
コキコキ皇子「ですが、ようやく地図が発見されて おりますので、チームを立ち上げて 進めることができると思いますが!」
シブシブ王様「そうだと良いが!」
フリフリ魔女「王様 この私をチームに入れてください 絶対に成功させます」
チュウチュウ魔法使い「私も入れてください」
シブシブ王様「おぉ! チュウチュウも来ておったか! 赤ちゃんの時、はよくチュウチュウおしゃぶりを! こんなに大きくなって!」
フリフリ魔女「この子はようやく魔法界の仲間入りをしてますわ」
シブシブ王様「そうかそうか! これ皇子関係大臣と相談して進めてくれ! しぶしぶ採決がなされた」
フリフリ魔女「ありがとうございます 成果をご報告いたします フリフリ魔女は丁寧にお辞儀をした」
コキコキ皇子「分かりました とコキコキ皇子以下全員退室なされた」

〇研究機関の会議室
コキコキ皇子「フリフリ魔女よ! 昔とは違って近代的な機械があるので ご承知願いたい!」
フリフリ魔女「分かっているわ! 大丈夫よ! チュウチュウ魔女からいろいろ教えてもらっていますから!」
チュウチュウ魔法使い「まぁ! 昔の古い魔法もママから教えてもらって いるわ!」
コキコキ皇子「では、スイスイ科学大臣お願いします」
スイスイ科学大臣「今日の会議は極秘でまた会議終了後も内密にお願いします この問題は、古代からの歴史ある事 いままでの過程を踏まえて議論」
デレデレ第二皇子「私は大蔵大臣を兼ねています 財政危機なんで簡単に終わらせて でも結果が出なきゃ即停止させていただきます」
スイスイ科学大臣「大丈夫ですわ! フリフリ魔女がおりますわ! すぐに終わるわよ!」
コキコキ皇子「議論・実施にあたっては必要な大臣を 招集する事とする」
コキコキ皇子「では、フリフリ魔女とチュウチュウ魔法使いを参加させ始めます」
スイスイ科学大臣「これは何度となく研究の対象になりましたが議論が進まず今日に至ります」
スイスイ科学大臣「この特別委員会の人選に関し審査をして適正を図ります これから問題があるフリフリ魔女様 以前の裁判の経過から審査します」
コキコキ皇子「フリフリ魔女様お願いします」
フリフリ魔女「また? その問題を持ち返されても困るわ!?」
スイスイ科学大臣「世界を揺るがす程の重要な案件を 進めるのよ! 勝手に進めることはできない この場で釈明できなければ・・・」
フリフリ魔女「分かりました まず、ポトポト王国の皇子と許婚がおりましたが、私と恋争いにいなり、亡くなりまました」
フリフリ魔女「私が殺害したのではないかと疑いがかかりましたが、持病で亡くなったとの医師の診断でした」

〇西洋の城
スイスイ科学大臣(次に夫皇子に愛人ができた時、 恋人が、自殺をして亡くなった時、 自殺ゆえフリフリ魔女との関係は 追求さることはなかったと)
スイスイ科学大臣(さらに、ポトポト王国の妃について 悪態な態度で接して、権力争いから死に追いやったと訴えに対し、証拠不十分で 解放された)
スイスイ科学大臣(間違いありませんね)
フリフリ魔女「その通りでございますわ」
チュウチュウ魔法使い「それは過去のことで、皆私のおばさんに 罪をなすりつけようと計ったとのこと」
スイスイ科学大臣「しかしこのような、事件を起こしたことには間違いない 疑惑をなしとして今回のチームに参加することを認めることはできない」
フリフリ魔女「この話は私の過去に終止符を打つことにもなると信じます」
スイスイ科学大臣「しかし過去の魔女裁判で犠牲を被った 酷い最後を遂げた女性たちの魂を 救うことの是非は? どう考える?」
デレデレ第二皇子「確かに過去に惨事が起こったとしても あまりこだわることはない とは思いますが!」
スイスイ科学大臣「もう少し議論が必要と思われるので 二人は退出するように!」
フリフリ魔女「分かりました チュウチュウ礼拝堂に行こう!」
スイスイ科学大臣「しかし、これから999年間もの未来に 魔女が復活したら、さらなる悲劇が 起こると考えざるを得ないと!」
デレデレ第二皇子「事件が起きた時は起きた時に、裁判で決着すれば良いこと考えるが」
コキコキ皇子「これは、王様の命令で始めた事 でもあるので、命が999年間も維持できる秘宝が本当にあるのか?」
コキコキ皇子「そのことを確証するに足りる証拠を 二人に託したらどうでしょうか?」
スイスイ科学大臣「しかしながら、いろいろな疑惑があるので 追跡カプセルを装着させることを条件を付ける」
コキコキ皇子「なるほど、それが妥当かな!?」
デレデレ第二皇子「わしもその方が安心してお金も出せる!」
コキコキ皇子「ちよとの間退室してもらったが、 呼んで!」
コキコキ皇子「こちらにおいでください!」

〇大聖堂
らんらん皇女「あら、お二人どうしたの?」
フリフリ魔女「これはこれはランラン皇女様 お久しぶりです お祈りを捧げようと来ました」
チュウチュウ魔法使い「ランラン皇女様 お会い出来て嬉しい! また、いろいろ魔法のこと教えて!」
らんらん皇女「あらチュウチュウ魔法使いも! 大きくなって!」
らんらん皇女「困ったことがあったら 相談に乗ってあげるわよ」
フリフリ魔女「有難うございます」

〇西洋の城
コキコキ皇子「お二人を呼んでください」
コキコキ皇子「これで決定しましたのでよろしく! ペラペラ蝶と一緒にその秘宝とやらを 探して王様に献上する事」
フリフリ魔女「ほんとに有難うございます 必ず見つけますわ!」
チュウチュウ魔法使い「私も冒険に行ける?」
コキコキ皇子「しかし、魔法は限定されます このペラペラ蝶がお伴しますので 指示に従ってください」
フリフリ魔女「お祈りが通じたのね よかった!」
コキコキ皇子「では、気をつけて」
コキコキ皇子「私ペラペラと申しますよろしゆうに!」
チュウチュウ魔法使い「まぁ可愛い よろしくね」

〇ステンドグラス
コキコキ皇子「これから秘密の場所の入り口に!」
フリフリ魔女「ワクワクしちゃう!」
チュウチュウ魔法使い「おば様そうはしゃがないの!」
チュウチュウ魔法使い(ペラペラ蝶 そうよこれからが大変なのよ!)

次のエピソード:エピソード2

コメント

  • 登場人物それぞれのネーミングがなんともポップでいいですね! フリフリ魔女様の手腕はどうであれ、999年生きているという事に凄まじいエネルギーを感じました。

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