天然は武器(脚本)
〇湖畔
サリフ「とりあえず、落ち着いてくれヌシよ」
パラディシア「我が名はパラディシアだ・・・パラちゃんでもいいぞ!」
サリフ「はぇ?いや、名前変わってない?たしか、パラゴン・・・」
パラディシア「女体になったら”パラディシア”という名前にしようと決めていたのだ。 使える日がくるとは、誠に嬉しい限りだ」
サリフ「((喜んでて、呼ばないと機嫌を損ねそうだ)) えー、では改めてパラディシア殿よ、私はサリフと申します」
サリフ「伝説のオアシスを求めてここまでやってまいりましたが、少々貴方に誤解を与えたようだ」
パラディシア「『我を』求めに!? ま、まったくなんでもストレートだなお主は!」
パラディシア「あっ、違うなサ、サリフだったか。 やだ我ったらいきなり呼び捨てしちゃった!!」
サリフ「・・・((滅茶苦茶やりにくい!!!!))」
サリフ「私の事はお好きなようにお呼びください」
サリフ「ただ、オアシスを求めたのは、水源が必要でありパラディシア殿を探していたわけではありません」
サリフ「オアシスとパラディシア殿が同義という認識はなく、愛を囁いたつもりもありません」
パラディシア「そ、そんな、我は・・・嬉しかったのに・・・!!」
サリフ「空気が歪んだ!! 真っ向から否定するのはまずかったか・・・!!」
「うわぁぁああん!!」
〇湖畔
パラゴン「もうサリフなんか知らんもん!! 人間のチャラ男なんかお呼びじゃないもん!!」
サリフ「姿が水龍に戻った!?」
サリフ「すまない、いや、傷つけるつもりでは決してっ・・・!!」
パラゴン「うるさいうるさい!! もう我の領域から出ていけ!!」
サリフ「待ってくれ!! どうか話を聞いてくれ!!パラディシア殿!!」
パラゴン「今は”パラゴン”だバカタレぇ!!」
サリフ「くそ、ややこしい!!」
サリフ「ここは本当に美しい!! オアシスそのものが貴方ならば、貴方の心が美しいのだろう」
サリフ「どうか自分の都合だけで貴方を否定した私を許してほしい!! 私の言葉は真実だ。トカゲの青さは美しく、宝石にも劣らなかった」
サリフ「オアシスの木々は健やかで、水面は光を浴びて美しく、こんなに澄んだ空間は生まれて初めてで感動した」
サリフ「どうか、私を受入れてはくれないか。 貴方(の領域)を傷つけない事をお約束する。私はここが好きだ」
サリフ「パラゴン殿、どうか許していただ・・・」
パラディシア「パラディシアだぉ/// 愛の台詞に免じて許す」
サリフ「あ、ありがたい。恩に着ります」
サリフ「やっぱやりづらいー!!!!」
キバ「バゥ・・・」
サリフの天然タラシスキルに複雑な眼差しを送るキバであった
キャラクターが可愛いですね🤗パラゴン、パラディシア...うーん、ややこしいです💦