胸がチクチク(脚本)
〇教室
チクチクと胸が痛い
それでも私は恋が好き
先生が見てない隙に──
隣に座る彼に視線を移す
あの人は、うつらうつらと夢の中
私(昨日も寝るのが遅かったのかな?)
私にとってそれは嬉しい出来事だ
私(だって、あの人の顔を見れるんだもん)
〇教室
あぁ、胸の痛みを感じる──
チクチク、チクチク
これは恋──
恋の痛み
私は自分で作ったお守りを──
磁石の入ったお守りを胸に当てる
あの人の心が、私の心に近づきますように
チクチク、チクチク
実感──
私は恋をしているのだと
〇水玉2
胸が痛い──
なのに、こんなにも幸せだなんて──
〇教室
いつの間にか、彼は眠りから覚めていた。
拍子に目と目とが合う。
私(恥ずかしい・・・)
あぁ、やっぱりこれは恋だ──
あの人にも胸を刺す痛みを
知って欲しいな・・・
〇大きな木のある校舎
このチクチクを、あの人に伝えたい
〇月夜
23:59
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恋心も一歩間違えばこのように暴走しかねないという悪い例ですね。もうそれが恋する気持ちではないと気付けなかったのは彼女の罪ですね。
じわじわと作中に膨らんでいく狂気感、読んでいてぞわぞわしますね。しかもラストが、、、恋する乙女って恐ろしいものですねー(違)