カレーライスな女(脚本)
〇ファミリーレストランの店内
店員「こちらがカレーライスになります」
客「なりますって何よ 「カレーライスです」でしょ?」
客「まったく・・・ 日本語がなってないわね!」
!?「正確に言えば」
!?「このテーブル周辺は カレーライスが支配する空間になります」
!?「よね」
客「ナニ言ってんのよアンタ!」
客「そもそもアンタ誰!?」
!?「私はカレーライス」
店員(カレーライスのご注文?)
!?「もとは違う名前だったけど 今はもうカレーライスの支配を受けて」
!?「私自身もカレーライスになってしまった」
店員(カレーを食べたいわけじゃないの?)
!?「そしてあなたも」
!?「すでにカレーライスになっている」
客「アンタ、さっきからナニ言って・・・」
!?「彼女はカレーライスになりました」
!?「貴女もカレーライスになります」
!?「そして私は」
カレーライス「すでにカレーライスになっています」
カレーライス「さあ」
カレーライス「めしあがれ」
1000字以内でこの世界観、スゴすぎます!
飲食店でカレーライスを見たら、このお話がフラッシュバックして吹く自信あります!
昼飯はハヤシだったからセーフ!
不穏なラストに息を飲みました!
流石です。
もう、最初のカレー問答から面白い。
好き。