エピソード7 VSベジドラゴン(カルカンとシーバ編)(脚本)
〇秘密のアジト
〇可愛い部屋
綾(あや)「朝だ、7時だ! 起きて出発しろー!」
綾(あや)「しゅっぱーつ、しゅっぱーつ、 さっさとしゅっぱーつ、しばくぞ!」
綾(あや)「ヒイイッ!? 銃で目覚ましを止めるな!」
綾(あや)「わたしが霊じゃなかったら、 死んでたよ・・・」
綾(あや)「ん?」
綾(あや)「ってオーイ! 銀の弾丸を仕込むな!」
綾(あや)「成仏する〜」
〇おしゃれなリビングダイニング
優子(ゆうこ)「日本人の朝食といえば、 やっぱ和食だよね」
珠美(たまみ)「だね・・・」
綾(あや)「二度寝しやがってー! すでに9時だぞ!」
〇白いバスルーム
シャコシャコ・・・
綾(あや)「早く早くー・・・」
〇おしゃれなキッチン(物無し)
優子(ゆうこ)「タマちゃんはおにぎりの具、何派?」
珠美(たまみ)「ウメかな・・・ 外はノリで包んで・・・」
優子(ゆうこ)「それもいいね〜 わたしはシャケ」
綾(あや)「どれでもいいわ! おにぎり作ってる場合か!」
〇秘密のアジト
優子(ゆうこ)「さて、お弁当も用意したことだし、 魔界へと行こう!」
珠美(たまみ)「行こう・・・」
綾(あや)「お弁当ってピクニック気分かよ・・・」
優子(ゆうこ)「テレポートの魔法も組み込まれていて、 マジックウォッチは便利だね」
優子(ゆうこ)「行き先に“悪魔カルカンの城”と、 入力して・・・」
出発!
〇秘密のアジト
綾(あや)「あれ〜・・・?」
綾(あや)「わたしは一緒に行けないのかよ つまんないの・・・」
「綾様ですよね? お迎えに参りました」
綾(あや)「ギャアッ!?」
綾(あや)「突然、後ろから声を掛けないでよ! ビックリするじゃない・・・」
綾(あや)「んで、アンタ誰・・・」
綾(あや)「・・・・・・」
綾(あや)「悪魔だ━━━ッ!!」
天使「誰が悪魔ですか失礼な! “天使”ですよ“天使”」
綾(あや)「て・・・天使ー!?」
綾(あや)「どう見てもイメージと違うんだけど・・・」
天使「あぁ、もしかしてこの肌の色の事ですか よく勘違いされるんですよね」
天使「分かりやすく説明しましょう・・・」
〇雲の上
天使「“天国”はどこにあるかご存じですか?」
綾(あや)「えっと・・・雲の上とか?」
天使「正解です」
天使「雲の上ということは太陽に近く、 また日差しをさえぎるものがない」
天使「なのでこれは・・・」
綾(あや)「これは・・・」
〇海水浴場
天使「ただの日焼けです」
綾(あや)「日焼けか〜!」
綾(あや)「明確なロジックに裏打ちされて、 疑いようがないね」
天使「ついでに言うと魔界は薄暗いので、 悪魔は逆に白かったりします」
綾(あや)「へぇ〜! やっぱり風のうわさは、 安易に信じてはいけないんだね」
綾(あや)(あれ? カルカンも悪魔だけど、 色黒じゃなかったっけ?)
※シーバのイタズラによって黒いだけで、元は白い(エピソード3参照)
〇秘密のアジト
綾(あや)「それで天使がわたしに、 なんの用でしょう?」
天使「イヤ、迎えに来たって言ったでしょ!」
天使「あなたは死んだんですから、 天国へと行きますよ」
綾(あや)「・・・・・・」
綾(あや)「断る!」
天使「ドーンじゃないわ! 却下!」
綾(あや)「いや〜乗車券を買う手持ちが、 今は無くて・・・」
天使「天国へは片道チケットだけど、 乗車賃はかからないの!」
天使「こっちは忙しいんだから、 あなたと漫才してる暇は無いんです」
天使「つべこべ言わずに行きますよ」
綾(あや)「はい・・・」
綾(あや)「コンビ名は「アンフェタミン」なんて、 どうかな?」
天使「それは覚○剤の成分名だろ! 違う天国にイクきか!」
綾(あや)「ハイ! 質問質問!」
天使「もう何〜・・・ ダラダラと会話が続いて、 読者が飽きてる頃だというのに・・・」
綾(あや)「友達がわたしを生き返らせようと、 計画してるんだけど、」
綾(あや)「天国からでも復活は可能でしょうか?」
天使「ハイ? 復活?」
天使「天国から元の体へと舞い戻った、 そのような事例は聞いたことが無いですね」
綾(あや)「えぇ〜・・・」
綾(あや)「じゃあ、やっぱ行かない!」
天使「ダ メ だ つってんの! こうなったら強引にでも連れてくぞ!」
綾(あや)「やめろ〜腕を離せ〜! 死んだら天国行きなんて誰が決めた〜!」
綾(あや)「否定する〜! わたしはこの不条理を否定する〜!」
天使「その人様の作品からコッソリと、 拝借するスタイルやめろ!」
綾(あや)「チクショウ、どうやっても天国行きは、 覆らないか・・・」
綾(あや)「ちなみに天国へはどの位で、 たどり着くのでしょう? 1日とか?」
天使「あのね、空を飛んで直通ですよ・・・」
天使「1分です」
綾(あや)「1分!?」
〇空
わたしに残されたタイムリミットは、
たった1分なの━━━ッ!?
〇闇の要塞
〇巨大な城門
カルカン「さぁ、ベジドラゴンを狩りに出発するぞ!」
シーバ「朝から元気だなー 寝みぃ・・・」
カルカン「お肉、お肉、おいしいお肉♪」
カルカン「んで、ベジドラゴンはどこにいるんだ?」
シーバ「場所を知らねーで行こうとすんな!」
〇谷
カルカン「ほう・・・」
〇岩山の崖
カルカン「あれがベジドラゴンか・・・ デカいな」
カルカン「幅20メートルはある谷間を、 完全に塞いでいるぞ」
シーバ「図体はデケーが性格は温厚だから楽勝だよ」
シーバ「んじゃ、行てら〜」
〇谷
・・・ァ ァ ァァアアア゙ア゙
カルカン「ンギャ━━━━━ッ!!」
シーバ「よっと・・・」
シーバ「ダセー、頭から着地するなんて」
カルカン「突然押されて、きれいに着地できるかー!」
カルカン「ハァ、気を取り直して・・・」
カルカン「いざ、お肉頂だい・・・」
カルカン「トリャア━━━━━ッ!!」
カルカン「オワッ!? 剣が折れたぞ!」
シーバ「へぇ、ずいぶんと硬いウロコに覆われて・・・」
シーバ「ん・・・?」
カルカン「プププ〜 折れた刃物も避けられないなんてダセー」
「テメーッ! なんだよッ!」
〇モヤモヤ
ベジドラゴン「グルル・・・」
カルカン「お・・・おい、目を覚ましたぞ」
シーバ「だからヤツはおとなしいから、 攻撃してこないって・・・」
〇岩山の崖
「ウワアアアッ!!」
〇空
話が違うじゃないかアァァァ ァ ・・・
〇谷
ベジドラゴン「フン・・・」
「ヒエー・・・」
〇山の中
優子(ゆうこ)「あれがベジドラゴンかー・・・ 先に誰かが戦ってたけど、」
優子(ゆうこ)「あんなに強いのわたし達だけで、 倒せるのかなぁ?」
珠美(たまみ)「作戦通りにいけば多分ね・・・」
主人公が白骨化&爆破&犬のトイレetc…という、本家もビックリな不条理を否定できるのか!?😂楽しみです😂
(イジりありがとうございます😂)
今度はストレンジャー・ダディから拝借しちゃって…エルナさんに言いつけますね☺なんかスチルの綾の表情が滑らか豊かになった気が…気のせい?
天使の色黒理由サイコーや!
こういう無茶苦茶なようでロジカルなネタが大好き
で…本当にこれ次回…南無阿弥陀仏の出番あるんですかねぇ!?