被告人を無期異世界転生に処す

わらやま

エピソード12 強大(脚本)

被告人を無期異世界転生に処す

わらやま

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〇地下の避難所
女王 擬態「『纏火武装!!』(てんかむそう)」
熊井総理大臣「な、なんだ・・・」
熊井総理大臣「なんなんだその姿は!?」
ヒュメリ女王「言ったじゃろう、切り札じゃよ」
ヒュメリ女王「といってもこの力は本来ワシのものではないのじゃがな」

〇幻想空間
  7年前
ヒュメリ女王「な、なんじゃあココは!?」
ヒュメリ女王「急に城にあらわれた黒い渦に飛び込んでみたら」
ヒュメリ女王「ココはどこじゃ!?」
コトワリ「異なる世界に旅立んとする者よ」
ヒュメリ女王「なんじゃあ貴様は!?」
コトワリ「私はコトワリ。 世界の外に漂いし者」
コトワリ「旅人に対して福音を与えし者」
ヒュメリ女王「異なる世界・・・!? 福音・・・!?」
ヒュメリ女王「ワケがわからぬぞ」
コトワリ「其方が通りしはゲートと呼ばれるモノ」
コトワリ「異なる世界と繋がりし扉」
ヒュメリ女王「なぬ!?」
コトワリ「福音は」
コトワリ「一つは言語という縛りからの解放」
コトワリ「そして、もう一つは・・・」
コトワリ「特殊能力の譲渡」
ヒュメリ女王「ほぅ・・・」
コトワリ「旅人よ 其方は異なる世界で何を成したい?」
ヒュメリ女王「ふむぅ・・・ ワシはナツレの女王じゃが」
ヒュメリ女王「本当にそんな世界があるんじゃったら」
ヒュメリ女王「ワシが最強であることを証明したいのう」
コトワリ「その魂の叫び・・・ たしかに受け取った」
コトワリ「そなたに授ける能力は・・・」

〇地下の避難所
ヒュメリ女王「この能力、『纏火武装』というワケじゃ」
熊井総理大臣「ま、まさかそんな・・・」
熊井総理大臣「転生者が能力を得るなんて・・・」
熊井総理大臣「くそぉぉぉ」
ヒュメリ女王「はっはっは」
ヒュメリ女王「らいとのべるとかいう書物では、能力を得るのが当たり前とあったぞぉ」
ヒュメリ女王「勉強不足だったのぅ」
ヒュメリ女王「万が一を思って会合の場を全てこちらにした甲斐があったというものじゃ」
ヒュメリ女王「もう一度言おう熊井・・・」
ヒュメリ女王「惜しかったのう・・・」
熊井総理大臣「撃て!!撃て!!」
ヒュメリ女王「無駄じゃわい」
自衛隊員「銃弾が奴に届くまでに燃え尽きてしまいます!!」
熊井総理大臣「そ、そんな・・・」
ヒュメリ女王「はっはっは」
ヒュメリ女王「そろそろ終いにするか」
ヒュメリ女王「フンッ」
「ぐぁぁぁぁぁぁぁぁ」

〇地下室
羽原 貞治「本当に戻ってこれた・・・」
安藤 竜二「急ぐぞ!!こうしている間にもオヤジが!!」
羽原 貞治「なんだ!!今の音は!!」
安藤 竜二「まさか女王が!?」
安藤 竜二「『牙竜転生』」
安藤 竜の姿「行くぞ!!羽原!!乗れ!!」
羽原 貞治「おう!!」

〇地下の避難所
ヒュメリ女王「はっはっは」
ヒュメリ女王「他愛もないのぅ」
自衛隊員「・・・」
熊井総理大臣「ぐっ・・・」
ヒュメリ女王「虫の息じゃのう熊井よ」
ヒュメリ女王「今楽にしてやるわい」
安藤 竜の姿「な、なんだぁアイツは!?」
熊井総理大臣「り、竜・・・!?」
安藤 竜の姿「熊井・・・」
熊井総理大臣「だ、誰だ!?増援か!?」
安藤 竜の姿「アンタには色々と聞きたい事があるが、どうやらそれどころじゃあないようだ」
羽原 貞治「こいつは一体・・・!?」
ヒュメリ女王「なんじゃなんじゃゾロゾロと」
ヒュメリ女王「その姿・・・貴様ら転生者か!?」
ヒュメリ女王「ジェドは!!ジェドはどうした!?」
安藤 竜の姿「テメェ・・・女王だな!?」
羽原 貞治「コイツが・・・!?」
安藤 竜の姿「知ってる姿ではない・・・ おそらく何らかの能力だ・・・!!」
安藤 竜の姿「・・・やるしかないっ!!」
安藤 竜の姿「ココで倒すぞぞ羽原!!」
羽原 貞治「ああ!!」
羽原 貞治「藍炎!!」

〇地下の避難所
ヒュメリ女王「ほう・・・やるのう・・・」
羽原 貞治「藍炎!!」
ヒュメリ女王「ぬっ」
ヒュメリ女王「カァァァァ」
羽原 貞治「くそ、俺の藍炎が・・・」
安藤 竜の姿「どけ羽原」
安藤 竜の姿「牙竜咆哮!!」
ヒュメリ女王「ぐふっ」
ヒュメリ女王「カァァァァ!!」
安藤 竜の姿「これでも駄目か・・・」
ヒュメリ女王「お主らなかなかやるのう」
ヒュメリ女王「フンッ」
羽原 貞治「あ、藍炎!!」
羽原 貞治「だ、駄目だ!! 防ぎ・・・きれないっ!!」
「ぎゃあああ」
安藤 竜の姿「くっ、やはり女王は強い・・・」
羽原 貞治「安藤!!あの技を試そう!!」
安藤 竜の姿「だ、だが、アレは命中させるのが難しい一発限りの大技だぞ!!」
羽原 貞治「でも、奴に有効な技はアレしかないっ!!」
羽原 貞治「俺が何とか隙を作るっ!!」
羽原 貞治「行くぞ女王!!」
羽原 貞治「黄炎!!黄炎!!黄炎!!」
ヒュメリ女王「なんじゃあ!?不発かぁ!?」
ヒュメリ女王「雑魚が!!燃え尽きろ!!」
羽原 貞治「藍炎!!」
羽原 貞治「ぐっ」
ヒュメリ女王「さっきの攻防でその程度の技では抑えきれん事は分かっとっただろうに」
ヒュメリ女王「無駄な足掻きよ!!死期が延びるだけじゃわ!!」
羽原 貞治「ハァハァ・・・そろそろだ!!」
ヒュメリ女王「ぬぉっ、足元が!!」
羽原 貞治「今だ安藤!!」
安藤 竜の姿(奴には生半可な威力の技は通じない・・・)
安藤 竜の姿(だから、牙竜咆哮の威力を凝縮・・・ 一点に集中し)
安藤 竜の姿(放つ)
安藤 竜の姿「くらえ!!『牙竜点征』」
ヒュメリ女王「ぬおおおおぅ」
安藤 竜の姿「ハァハァ・・・どうだ!?」
ヒュメリ女王「・・・ぐふっ」
ヒュメリ女王「今のは・・・効いたぞ・・・」
羽原 貞治「くそっ、生きてるっ!!」
安藤 竜の姿「牙竜点征でも駄目だなんて・・・」
羽原 貞治「いや、諦めるな安藤!!なんとかもっと考えて・・・」
ヒュメリ女王「おっ!?」
幹部 ラミィ「女王・・・ですよね?」
幹部 ザブラ「・・・」
ヒュメリ女王「わっはっは!! 遅いぞラミィ、ザブラ」
羽原 貞治「あいつらは・・・」
安藤 竜の姿「ああ・・・残る幹部の2人だ・・・」
安藤 竜の姿「あいつらも合流された以上勝ち目はない」
安藤 竜の姿「もう・・・オシマイだ・・・」
ヒュメリ女王「ワシらを謀った奴らに惨たらしい死を授けるぞ!!」
幹部 ラミィ「いくわよザブラ・・・」
幹部 ザブラ「・・・ああ」
ヒュメリ女王「やってしまえ!!」
ヒュメリ女王「・・・」
ヒュメリ女王「はぁっ?」
女王 擬態「な、なぜじゃ・・・!?」
安藤 竜の姿「ど、どういうことだ!?」
羽原 貞治「な、仲間割れ・・・!?」
幹部 ザブラ「君たち!!今だ!!」
安藤 竜の姿「わ、ワケがわからねぇがぶち込むぞ!!」
安藤 竜の姿「牙竜咆哮!!」
羽原 貞治「黄炎!!」
女王 擬態「ギャァァァァァ」
羽原 貞治「や、やった・・・」
羽原 貞治「女王を倒した・・・」
羽原 貞治「やったぞー!!」
安藤 竜の姿「ハァハァ・・・」
安藤 竜の姿(ついにやったよ母さん・・・)
熊井総理大臣「・・・」
安藤 竜の姿「・・・」
羽原 貞治「あれ!?安藤と熊井がいない!?」
羽原 貞治「いや、それより・・・」
羽原 貞治「アンタらは一体・・・!?」
羽原 貞治「どういうことだ!? 女王の仲間じゃないのか!?」
幹部 ラミィ「あんたから話しなさいザブラ・・・」
幹部 ラミィ「いや・・・豊」
羽原 貞治「は!?」
幹部 ラミィ「『メタモルフォーゼ』」
羽原 豊「貞治・・・」
羽原 豊「久しぶりだな」
羽原 貞治「あ、兄貴!?」
羽原 貞治「ど、どういうことなんだ!?」

次のエピソード:エピソード13 虚実

コメント

  • お兄ちゃん!!!!!
    となると、ラミィは何者⁉︎

    いや、そもそもあのゲートを通ると女王すら能力が貰えるというチート展開からの怒涛の流れ…この続きが30日まで読めないのが悔しいです!!!!!

  • ええええええっ!?
    急に仲間割れしだしたと思ったらお兄さん? これはまさか…… どゆこと?

  • 怒濤の展開で一気に来ましたね。2人だけで女王に勝つのは厳しいと思いましたが… 後は謎の解明…だけなのか、もう一波乱二波乱あるのか…

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