マジキャット

三玉亞実

第9話 ネコ三姉妹、現る!!(脚本)

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〇女の子の一人部屋
  ジリリリリリリリ・・・
  パキーン・・・
  ひまり「朝だ〜!」
  ひまり「今日は待ちに待ったみんなと遊園地に行く日!楽しみ〜!」

〇明るいリビング
  ひな「モグモグ・・・」
  ガチャバタン!
  ドタドタドタドタドタ!!
  ひな「起きたな・・・」
  ひまり「おはよう!いってきまーーーす!」
  ドタドタ!バタン!
  ひな「・・・なんでドレス?」

〇遊園地の広場
  ひまり「まだかな♪まだかな〜♪」
  あおい「お待たせ〜!」
  ひまり「あおいちゃん、にゃっほー!」
  あおい「相変わらず、あなたの私服は派手ね」
  ひまり「だって、遊園地だよ?!これぐらい気合い入れなきゃ!世界観に浸れないよ!」
  あおい「某夢の国じゃないんだから。ここはごく普通のありふれた遊園地だよ」
  ひまり「あっ!ひかりちゃんと、めぐちゃんだ!おーーーーーい!!」
  ひかり「おう」
  めぐみ「皆さん、ごきげんようです〜!」
  あおい「あれ?めぐみ、その服・・・」
  めぐみ「ふふふ!気づいちゃいました?
  私の姉の服を借りてきました〜!」
  ひまり「そっか!めぐちゃんのお姉さん、服役中だから洋服借り放題だったね!」
  めぐみ「懲役50000年ですから、たぶん一生出て来ないので、問題ないと思います〜!」
  あおい「ほんとあんたの姉、何をしたんだか・・・」
  ひかり「それはそうと早くポップコーン買いに行かないと。売り切れるぞ」
  ひまり「あっ!そうだった!」
  めぐみ「ダッシュで行きましょう!」
  あおい「あっ!ちょっと・・・」
  あおい「もう子どもなんだから・・・」
  あおい「あれ?ネコマタさ・・・」
  ニャト「よし、ここにマジキャットがいるわけね」
  ニャイス「見つけたら皆殺し」
  ニャッフル「ねぇねぇ、任務よりも遊ぼうよ〜!ここ、すっごく楽しそうだよ!」
  ニャイス「私、ソフトクリーム食べたい」
  ニャト「いいわね!ちょっと遊んでから探しましょう!」
  ニャッフル「いえーい!姉ちゃん、大好き〜!」
  ニャイス「愛してる」
  あおい「・・・」
  ネコマタ「にゃっほー!」
  あおい「また来た。何匹いるのよ・・・」
  ネコマタ「にゃんのこと?私は一匹だけだけど・・・」
  あおい「いや、あなたに似た猫が何匹も見かけたから・・・」
  ネコマタ「・・・喋ってた?」
  あおい「うん。人の目も気にせず」
  ネコマタ「・・・他の子はどこ?」
  あおい「ポップコーン買いに行ったけど・・・」
  ネコマタ「今すぐに行きましょ!このままだと、あぶにゃいわ!」
  あおい「わ、わかった・・・」

〇暗い廊下
  幽霊「まだかな♪まだかな♪」
  幽霊「俺、地獄のハバネロ味がいいな!」
  幽霊「チャレンジャーだね〜!
  僕ちんは、天国のリンゴ味にするよ!」
  ひまり「すごーーい!お化けがいっぱいだぁ!」
  めぐみ「このゴーストポップコーンは、幽霊でも食べれますから、特にお彼岸の時に大人気なんですよ〜!」
  ひかり「ホラー嫌いは卒倒するな」
  ???「ぎにゃああああああ!!!!」
  ひまり「ん?なんだろ?」
  ニャト「にゃああああああ!!!ニャンなのここ〜!!」
  ニャイス「帰りたい」
  ニャッフル「うわ〜〜〜〜ん!助けて〜〜〜!!」
  幽霊「マテ〜〜〜〜!!!」
  ひまり「・・・見た?」
  めぐみ「・・・見ました」
  ひかり「ネコマタが三匹に分裂したな」
  きっとあの幽霊の仕業に違いない!
  助けに行こう!
  ひかり「おー」
  めぐみ「お〜!」
  つづく

次のエピソード:第10話 なんかこっちの方が魔法少女っぽいね

コメント

  • さりげなく放り込まれる懲役50000年ww会話の中の小ネタに噴き出してしまいますね。前回からの会話スタイルにも全く違和感なく楽しませてもらってます!

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