ゴリラと流れ星と願い事

ぐらっぱ

第七話 ゴリラと皆と総集編(脚本)

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ぐらっぱ

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〇黒
  きっかけは流星群の夜・・・

〇星
  キミ達の願い、叶えてあげる
  どんな願いでも叶えてあげるよ
  さぁ、キミ達は何を願う?

〇黒
  突如現れたそれは
  自らを『彷徨える流れ星』と言い
  皆の願いを叶えると言った。
  しかしその願いには
  代償が必要だった。

〇草原
  ある者はヅラをアフロにされ

〇密林の中
  またある者は人間からゴリラに変えられ

〇花模様
  そしてこの私は命の次に大事な書、
  『夢と希望とロマンの書』を取られ
  力を奪われてしまった。

〇歯車
  元に戻る為には世界に散らばったという
  7つのタマコロガシを集め
  王を召喚しないといけないという。
  様々な困難が待ち受けているだろう。
  だが・・・

〇幻想
  私はそんなものに負けはしない。
  何故なら最強の勇者だから。
  それに、私には仲間もいる。
  アフロの使い手、アフロ。
  そしてゴリラ。
  力強い仲間達だ。
  岩山で出会った妖精から力を授かり
  私達は旅を続ける。
  そう
  伝説の秘宝を求め・・・
  ──Fin──
「って何終わってんだよっ」

〇黒

〇暗い洞窟
ケンタ「はっ!? 夢だったのか・・・」
マサル「しっかりしろよ」
ケンタ「あれは夢だったのか 壮大な物語だったな・・・」
マサル「なんだぁ? エロ本探しの夢か?」
ケンタ「違う!! 伝説の秘宝を求める夢だ」
マサル「ケンタにとっては ある意味エロ本は秘宝じゃないのか?」
ケンタ「確かに!」
「はっはっは」
「・・・」
ケンタ「なぁ・・・ 今は夢じゃないよな?」
マサル「ああ、現実だ」
ケンタ「ぼくたちって今・・・」
「落ちてるー!?」

〇ジャングル

〇黒
(なんでこんな事になったんだっけ・・・)
(そうだ、ユキジんちに来たら・・・)
(ああ、意識が遠のく・・・)
(何か見えるような これは・・・ 走馬灯なのか?)

〇高い屋上
  それとも夢?
  ・・・いや走馬灯?
  色々あったなぁ・・・
  ああ、これはあの時だ
  俺、守谷勝(もりやまさる)が
  隣のクラスの英恵ちゃんに告白をした時
「す、すす好きです! 付き合ってくださいぃ!!」
英恵「いや、無理!」
  即答で振られたんだ
英恵「だってあなた・・・ ゴリラじゃん!!」
  「ゴリラだから」
  というよくわからない理由で、だ
  言われた意味が分からず
  自分の姿を見てみたんだ
  すると・・・
マサル「ゴリラじゃん!!」
  何故か俺はゴリラになっていた

〇教室
  しかもゴリラなのに
  先生もクラスメイトも
  自然に接してくるし・・・
  この時は何が起きているのか
  さっぱりわからなくて
  そうだ・・・
  そこで幼馴染のケンタが来たんだった
  何故か女子になって

〇学校の廊下
ケンタ「流れ星に祈ったんだ お前も同じだろ?」
マサル「なぁ、その流れ星ってなんなんだ? 俺達に何が起きている?」
  3ヶ月前の流星群の夜
  ケンタは流れ星に祈った
  って言ってたな
  『彷徨える流れ星』と名乗った
  その流れ星に祈ったから
  俺もケンタもこんな姿に・・・
  俺は記憶ないんだけどな
ケンタ「しかも他のやつら ぼくが女子である事に違和感なく 昔からそうだったように接してきて」
  他のみんなはこの異常に気付かない
  それが衝撃だったなあ
ケンタ「でもマサルは違う ぼくが女子になってる事を おかしいと気付いてくれた」
マサル「もしかしてその流れ星に祈った者同士だと この異常に気付けるとか?」
  流れ星の影響、
  姿を変えられたと気付くのは
  流れ星に祈った者だけ
  これは予想だけど
  きっとそうだろうと確信したんだ
  そうそう、願い事には
  代償も必要なんだった

〇可愛い部屋
  ケンタはエロ切り抜き本と引き換え
  女子になってしまった
  願い事は『女子に詳しくなりたい』
  だったが女子自身になり
  部屋まで女子仕様にされた

〇草原
  担任もカツラと引き換えに
  アフロになってしまったが
  髪が欲しいって願っただけなのに
  アフロにされてたんだよなあ

〇密林の中
  俺んちもジャングルになってたっけ
  スマホはバナナだし
  自転車は猪だし・・・
  そうだ、影響は願った本人だけじゃない
  周りの人達も・・・
隣のおばちゃん「やぁねえ 貰ったのはラフレシアよ すごく大きいお花がもうすぐ咲くわ」
  隣のおばちゃんにお裾分けした花が
  何故かラフレシアになっていたし
  なんとかしないと・・・
  この時そう思ったんだった

〇神殿の広間
  それからやっと流れ星に会えたんだった
  けど・・・
彷徨える流れ星「そうです ワタシがみんなのアイドル 彷徨える流れ星でーす」
  流れ星は可憐なちびっ子だった

〇シンプルなワンルーム
マサル「ゴリラから人間に戻してくれ」
彷徨える流れ星「それは最初に伝えた通り キャンセルには全員の同意が必要ですー なのでー」
  願い事をキャンセルするには
  その日流れ星に願った人達7人全員が
  願いをキャンセルする必要があるんだ
  そう聞いた俺達は
  残り4人を探す事にしたんだ

〇綺麗な一戸建て
  手がかりを探す為に
  友人のユキジに協力してもらおうと
  家に向かって・・・
  あれ?
  どうなったんだっけ

〇暗い洞窟
マサル(ユキジんちに来たら・・・ どうなったんだっけか)
ケンタ「マサルぅぅぅ! 寝るなぁ」
マサル「はっ!? 夢だったのか・・・」
ケンタ「しっかりしろよ」
マサル「すまんすまん」
「はっはっは」
「・・・」
「やっぱり落ちてるのは 夢じゃなーい!!」
ケンタ「いや、もしかしたら今が夢かもしれない もう一度寝てみよう」
マサル「落ち着け! 寝ても覚めても今が現実だ! 現実逃避するなぁー!!」

〇動物
  総集編なのに大ピンチ!?
  何故か落下している2人は
  一体何が起きていたのか
  彼らの友人、ユキジには
  果たして会えるのか
  そして2人の運命は・・・
  第八話へ続く・・・!
彷徨える流れ星「第八話の前に挿入歌+人物紹介回があるよ よかったら見てねぇー」

次のエピソード:〜ゴリラの歌と人物紹介〜

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