ゴールデンウィーク旅行(その2)(脚本)
〇ホテルの部屋
旅行2日目。
江川和樹「昨夜のうちに学校から出た宿題を済ませておいてよかったね」
江川和美「そうね」
江川和樹「そろそろお父さんたちも起きる頃じゃないかな?」
江川和美「きっとね」
やがて、ドアが小さくノックされた。
ドアの方へと向かう和美。
江川和樹「お父さんたちかな?」
江川和美「今からバイキング形式の朝食を摂りに行くから、行かないかだって」
江川和樹「そうだね。行こうか」
〇ホテルのレストラン
一行は、ホテルのレストランで朝食を堪能した。
江川勝「バイキング形式の朝食も悪くないね」
江川るり子「そうね」
江川和樹「新入生合宿の時も、バイキング形式で食事が出たこともあったよ」
江川和美「覚えてるわ」
江川勝「思えば、お前たちが小さい頃にバイキングとかに連れてったの、今でも覚えてるさ」
江川和美「保育園でのクリスマス会でのバイキングも楽しかったわ」
思い出話に花を咲かせる一同。
〇ショッピングモールの一階
朝食を食べ終えた面々は、ショッピングモールへと向かった。
江川るり子「凄く大きなショッピングモールね!」
江川勝「だろ?」
江川和美「何でも好きなもの買っていいの?」
江川勝「そりゃお前たちの誕生日期間だもの」
江川和樹「ありがとう!思いっきりショッピングモールの中をいろいろ散策してみようかな」
江川るり子「迷子にならないでね」
江川勝「逐一連絡してくれよ」
和樹と和美はさっそく出かけた。
〇ゲームセンター
江川和樹「最初はここに行こうよ」
江川和美「ゲームセンターね」
二人は、クレーンゲームに挑戦した。
江川和樹「成功したよ!」
江川和美「すごいわ!私もよ!」
二人がゲットしたのは、アクセサリーだった。
江川和美「これ、父さんたちへのプレゼントにしない?」
江川和樹「そうだね。感謝の気持ちを込めて、さりげなく渡そうよ」
二人は、そのあと、昼食を食べるべく、両親と合流することにした。
〇ショッピングモールの一階
敵幹部「いるないるな、今回は誰を狙おうか」
ダークカンパニーの敵幹部が、さりげなく忍び込んでいたのである。
江川和美「私、連絡するわね」
江川和樹「そうだね」
二人は両親に連絡を入れた。
江川和美「「1階のフードコート近くにいるわ。ハンバーガー店でランチにして、午後は映画を見たいわ」っと」
江川和樹「僕も連絡を入れたよ」
敵幹部「さて、獲物を見つけるか」
男性客「畜生、バイトの面接、うまくいかなかったぜ!」
敵幹部「その憎しみを、相手にぶつけるがいい」
突如、ダークカンパニーに操られた男性客が暴れだしたのだ!
江川和樹「事件が起きたぞ!」
江川和美「とにかく、ここで変身するのは危険ね!別の場所へ行きましょう!」
〇大きい施設の階段
江川和樹「誰もいないみたいだ。変身するよ!」
江川和美「オッケー!」
〇幻想空間
早速、スマホを片手に変身する二人!
「いくよ!レッツ、ジャスティスチェンジ!」
江川和樹「イェイ!」
江川和美「ウフフッ♡」
江川和美「チュッ♡」
ジャスティスボーイ「ジャスティスボーイ、見参!」
ジャスティスガール「ジャスティスガール、見参!」
「ジャスティスツインズが今宵、悪を成敗する!」
〇ショッピングモールの一階
敵幹部「いいぞ、思う存分と暴れるがいい」
暴れる男性客。
「そうは問屋が卸さない!」
敵幹部「お前たちがジャスティスツインズか!いつも我々の邪魔ばかりして!」
ジャスティスガール「邪魔ばかりしてるのはあなたの方よ!」
ジャスティスボーイ「人の弱みに付け込んで操ろうだなんて言語道断だよ!」
敵幹部「黙れ!私は人々を洗脳して世界を支配するためのことをしているのだ!」
ジャスティスガール「そんな勝手なことが許されると思うの!?」
ジャスティスボーイ「こうなったら、スマホをスキャンするしかないな!」
急いでジャスティスボーイは、スマホをかざした。
ジャスティスガール「何かわかったの?」
ジャスティスボーイ「ああ!バイトの面接が失敗して自暴自棄になってたそうだ!」
ジャスティスガール「よく聞いて!希望を捨てちゃダメなの!きっと物事はうまくいくわ!」
ジャスティスボーイ「一度の失敗をいつまでも引きずっていちゃ、何も変わらない!気持ちを切り替えるんだ!」
二人は、そういうと、スマホをかざし、こう叫んだ。
「ジャスティスヒーリングアターック!」
男性客「そうか、ありがとう......」
男は浄化された。
「事件解決!」
敵幹部「お前たち、これで済んだと思ったら大間違いだぞ!!!!」
急いで変身を解く二人。
「和美、和樹ー!」
江川和樹「お父さんたちだ!」
江川和美「何とかばれずにすんだわね」
江川るり子「今来たわ」
江川勝「こっちは、ウィンドーショッピングを楽しんでたさ。そろそろ昼食にしよう」
江川和美「ハンバーガー店に行きたいわ」
江川和樹「そこでランチにして、午後は映画を見ようよ」
江川勝「そうかい。じゃあそうしよう」
一行は、食事を摂ることにした。
〇映画館の入場口
昼食後、江川家は映画観賞をすることにした。
江川勝「ちょうど見たい映画があった。一緒に見ないか」
江川るり子「そうするわ」
両親は、ドキュメンタリー映画を見ることにした。
江川和樹「僕らは、アニメ映画だね」
江川和美「あの新作でしょ?去年は受験で見れなかったら、思いっきり楽しむわ」
一行は受付へと入っていった。
〇映画館のロビー
映画館のスタッフ「ご注文をどうぞ」
「ポップコーンのペアセットで、ドリンクは二つともソーダをお願いします」
映画館のスタッフ「ご注文をどうぞ」
江川るり子「私はホットドッグセットで、ドリンクはミルクでお願いします」
江川勝「それならこっちは、サンドイッチセットをお願いします。ドリンクはコーヒーをお願いします」
違うスクリーンで映画を楽しむことにした江川家。
〇映画館の入場口
映画終了後。
江川和美「いい映画だったわね」
江川和樹「そうだね」
江川勝「それはよかったな」
江川るり子「いい思い出ができたわね」
すると、館内放送が流れた。
間もなく、1F中央広場にて、ゴールデンウィークスペシャルイベントが開かれます。ぜひご参加ください。
江川和樹「行ってみようか」
江川和美「そうね」
〇ショッピングモールの一階
中央広場では、イベントが開かれていた。
アイドル「皆さーん、今日は楽しんでいってくださーい!」
「ハーイ!!!」
大いに盛り上がるショーだった。
〇ホテルの受付
夕方、一行はホテルに戻った。
受付「江川様ですね?」
江川勝「はい」
受付「では、鍵をお渡しします」
部屋の鍵を受け取り、一行は部屋へと向かった。
江川勝「少ししたら、夕食にしよう。レストランでの食事だ」
江川るり子「いいわね。ディナーもバイキング形式だから、いい思い出になるわね」
〇ホテルのレストラン
夕食の時間になった。
江川勝「あ、そうだ!昼間に事件があったが、大丈夫だったか?」
江川るり子「ケガしなかった?」
江川和美「私は無事だったわ。男の人が暴れた事件でしょう?」
江川るり子「そうなの。あの二人がすぐに解決したけどね」
江川和樹「そうだね。僕らは安全な場所にいたから、助かったよ」
江川るり子「それはよかったわ」
何とかごまかした、二人だった。
〇ホテルの部屋
寝る前のこと。
江川和樹「何とか宿題全部終わらせたね」
江川和美「そうね。寝る前にやっておいて正解だったわ」
江川和樹「明日も早いから、そろそろ寝ようか」
江川和美「そうね」
ゴールデンウィーク旅行は、まだまだ続く!