エピソード6(脚本)
〇住宅街の道
菊一文字隆介?「なっ、手を繋ご?」
遊垣悠斗「いいのか?」
菊一文字隆介?「アツアツデートを見せつけて恵留さんを嫉妬させましょう」
絵瑠譜恵留(エルフエル)「ふ、複雑です」
いわば恋の複雑骨折というやつか
菊一文字隆介?「わ〜、悠斗くんの手あたたかい」
遊垣悠斗「そんなに強く握るな、隆介ったら悪ふざけが過ぎるぞ」
菊一文字隆介?「え〜いいじゃん 減るものじゃなし」
遊垣悠斗「女のお前を好きになったらどうしてくれる?」
菊一文字隆介?「責任は持つよ〜?」
絵瑠譜恵留(エルフエル)「なんかイチャラブしてて、私どうしたらいいかワカリマセン」
貧乳な胸を押し当ててくる隆介に僕の理性はどうにかなりそうであり
遊垣悠斗「今21時だから日付超えそうなギリギリに変わるのか」
菊一文字隆介?「悠斗が恵留に結ばれるなら毎回この姿で挑むけど?」
遊垣悠斗「調子狂うんだよなぁ 隆介とは思えないほど可愛いし」
菊一文字隆介?「いっそキスでもするか?」
遊垣悠斗「ええっ(ドン引き)」
そう言いながら身体を寄せてキスをしようとしてくる隆介。
絵瑠譜恵留(エルフエル)「やめてください、悠斗くんは渡しません」
菊一文字隆介?「言えたじゃねえか」
絵瑠譜恵留(エルフエル)「私をからかうのもいいかげんにしてください 悠斗くんのことはお、男の人として好きです」
遊垣悠斗「マジか」
菊一文字隆介?「なあ男同士の話、しようじゃねえか? 恵留ちゃん抜きでよぉ」
何を考えているかわからない隆介(女体化)とまだまだやり取りをすることになるのであった
〇住宅街
菊一文字隆介?「あまり女性化の薬を乱用すると身も心も女の子になっちまうらしい」
遊垣悠斗「大変じゃないか」
菊一文字隆介?「でも、悠斗が良いって言うなら俺気にしないよ?」
遊垣悠斗「何で?そんなことを」
菊一文字隆介?「だってさ〜、本格的に悠斗が誰かと付き合って結婚したら疎遠になるんじゃね?」
遊垣悠斗「んなことねえよ」
菊一文字隆介?「そうなる前に俺、いや私が悠斗を手に入れれば離れないで済むじゃん」
遊垣悠斗「どうしたいんだよお前、なんか変だぞ?」
菊一文字隆介?「薬を飲んだからかな? なんかとても男性と接したい気分」
遊垣悠斗「隆介、お前壊れてんぞ」
菊一文字隆介?「悠斗くん、冗談でもそんなこと言わないで。 私愛してるから」
遊垣悠斗「泣くなってばおい」
菊一文字隆介?「うええ〜ん、グスッ。 悠斗くんのこと好きだよ? 好きなのにわかってくれないの?」
遊垣悠斗「オイオイ、完全に薬の効果に囚われてるぞ」
菊一文字隆介?「何よ、恵留って女。 犯罪者でもないのに姿を隠して。 どういう神経してるのかしら」
遊垣悠斗「恵留ちゃんを悪く言うのはやめてくれ。 ホントに今日の隆介どうした?」
菊一文字隆介?「親友じゃさ、越えられない壁ってあるよね でも女の子になっちまえばそんな壁越えられるって思ったんだ」
遊垣悠斗「そ、そんな・・・ そこまでお前、オレのこと好きだったのかよ」
菊一文字隆介?「女の子に生まれてたら悠斗がいいなって思うくらいには好き」
遊垣悠斗「どうしたらいいんだ? 責任取ろうか?」
菊一文字隆介?「じゃあキスしてよ」
遊垣悠斗「心の準備が」
菊一文字隆介?「いくよ?」
元男とは思えない柔らかで首元から優しい甘い匂いがする唇の味がした。ファーストキスを親友に奪われるなんて
菊一文字隆介?「恥ずかしいけど定期的にこの姿で会ってくれない? 妹も連れていくから」
遊垣悠斗「お前妹いたんだな。 そういえば1、2回顔会わしたことは あるっけ」
夜も深くなってきて隆介はこの姿を親に見られないように夜の公園で変身が解けるまで一緒にいて欲しいと言った。
午前0:30、ピッタリに隆介の変身は解けて女物の服を着た滑稽な姿に思わず乾いた笑いしか出なかった。
〇住宅街の道
朝の住宅街。日曜日なので学校のないオレらは気まぐれに歩いていた
菊一文字未華子「はぁ〜、兄貴。あの秘伝の薬使ったの?」
菊一文字隆介?「今も使ってるじゃん。今日は7:00に使ったから10時までは持つわ」
遊垣悠斗「えっと未華子さんでしたっけ」
菊一文字未華子「はい、私バカ兄貴の妹をやらされてる未華子っていいます そりゃ兄貴が女の子になった場合惚れるのもムリは無いけど」
遊垣悠斗「隆介は何で僕に気があるんでしょうね」
菊一文字未華子「それはわからないかな。 っつか私の制服着て来るなよ バカ兄貴」
菊一文字隆介?「いいじゃん ほ〜れこのスカート かわいいでしょ」
菊一文字未華子「あ〜めんどくさい兄貴を持ったもんだ」
菊一文字隆介?「姉妹仲良く一緒に食べてもいいんだぜ? 未華子、いい彼氏できないし 悠斗をターゲットにしようぜ」
菊一文字未華子「1発殴ろうかな、コイツ」
菊一文字隆介?「そっか、この姿だったら未華子と一緒に風呂入れるね」
菊一文字未華子「中身男って知ってるからムリだっつーの。 いや、生えてはいないのかって そういう問題じゃね〜」
菊一文字隆介?「次は恵留ちゃん誘って海が見える場所でデートしたいよね? なんか本当に悠斗に惚れてきたかも」
菊一文字未華子「ヤベーなこの兄貴」
遊垣悠斗「うんやばい」
隆介の提案によって海が見える場所で恵留さんと女体化した隆介と3人で会うことになった。