第2話揺れ動く心(脚本)
〇おしゃれなリビングダイニング
???「不倫密告掲示板へようこそ」
???「まず最初に簡単なこの掲示板の使い方についてご説明します」
???「この掲示板では結婚しているあなたの旦那さんあるいは奥さんが不倫をしているかどうかを調べることができます」
???「通常であれば不倫をしているかどうかの情報を提供してくれたアカウントに対し、」
???「情報をもらったアカウントが新しい情報を提供しなければいけませんが」
???「このサイトに登録してくれた初めてのユーザー様はたった一回だけ情報の提供をせずに情報を受け取ることができます」
???「1回目以降は情報の提供をしていただきます」
???「なおその情報が嘘のものであると発覚した場合ペナルティが課せられます」
深雪「こんなサイトで旦那が不倫してるかどうかなんて分かるのかしら?」
そう言いながらもその掲示板に登録する。
深雪「最初の一回は情報の提供しなくていいって書いてあったし試しに一回行ってみようかしら」
深雪「さて掲示板に登録したはいいけど何の情報を 手に入れれば?」
深雪「そうだ!」
試しに夫の名前である上崎幸四郎と検索窓に入力し検索をかける。
まさか自分の夫の名前をこの掲示板に入力したところで何も出てこないだろうと思っていた。
情報提供者であるアカウントが(3)つ見つかりました。
当たり前だが同姓同名の赤の他人の人たちが検索でヒットする。
その中から本当の自分の夫のことについて情報を提供しているアカウントを探す。
私は衝撃の光景を目にしてしまう。
深雪「見つけた・・・」
同姓同名とかではなく本当に私の夫についての情報が提供されていた。
???「この情報でよろしいですか?」
私は、はいを選択する。
???「では情報を開示いたします」
???「上崎幸四郎は隣の家の奥さんと不倫関係にある」
その文面の下にはパパと隣の奥さんが楽しそうに手をつないで歩いている写真がこれみよがしに添付されている。
それにその写真に写っているパパが着ている服は私がハタチの誕生日にあげた服だった。
深雪「嘘・・・」
深雪「何!これ・・・」
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